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公開番号2025120423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2025098492,2024147358
出願日2025-06-12,2020-12-14
発明の名称車両用ハンズフリー制御装置、及び車両用ハンズフリー制御方法
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人
主分類H04M 1/00 20060101AFI20250807BHJP(電気通信技術)
要約【課題】車両内における、携帯端末を所持している搭乗者の利便性を向上させる。
【解決手段】通信制御部116は、本車両用ハンズフリー制御装置と運転者の携帯端末との通信可否を検出し、搭乗者検出部113は、車両の車室内を撮影するカメラ20が撮影した映像から、車両に搭乗している搭乗者を識別するとともに、当該搭乗者の搭乗位置を特定する。判断部114は、搭乗者検出部113が識別した搭乗者の携帯端末2が、近距離無線通信で接続可能な状態にあるか否かを判断する。決定部115は、判断部114が近距離無線通信で接続可能な状態にあると判断した携帯端末2が複数存在する場合、当該複数の携帯端末2に対応する複数の搭乗者の搭乗位置に基づいて、近距離無線通信で接続する携帯端末2を決定する。通信制御部116は、決定部115が決定した携帯端末2と本車両用ハンズフリー制御装置とを、近距離無線通信で接続するよう切り替える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両用ハンズフリー制御装置であって、
前記車両用ハンズフリー制御装置と車両の運転者の携帯端末との通信可否を検出する通信制御部と、
前記車両の車室内を撮影し、撮影した映像を前記車両用ハンズフリー制御装置に出力するカメラが撮影した映像から、前記車両に搭乗している搭乗者を識別するとともに、当該搭乗者の搭乗位置を特定する搭乗者検出部と、
前記搭乗者検出部が識別した搭乗者の携帯端末が、近距離無線通信で接続可能な状態にあるか否かを判断する判断部と、
前記判断部が前記近距離無線通信で接続可能な状態にあると判断した携帯端末が複数存在する場合、当該複数の携帯端末に対応する複数の搭乗者の搭乗位置に基づいて、前記近距離無線通信で接続する携帯端末を決定する決定部と、を備え、
前記通信制御部は、前記車両の運転者の携帯端末との通信が否の場合に、前記決定部が決定した携帯端末と本車両用ハンズフリー制御装置とを、前記近距離無線通信させるよう接続を切り替える、
車両用ハンズフリー制御装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記決定部は、前記車両内の搭乗者が着座している座席において優先度が最も高い座席に座っている搭乗者の携帯端末を、前記近距離無線通信で接続する携帯端末に決定する、請求項1に記載の車両用ハンズフリー制御装置。
【請求項3】
前記車両内に配置された複数のマイクと、
前記車両用ハンズフリー装置のハンズフリー通話機能を制御する機能制御部と、をさらに備え、
前記機能制御部は、前記決定部が決定した携帯端末を有する搭乗者が着座している座席の近くに配置されたマイクから前記車両内の音声を収集するよう制御する、請求項1または2に記載の車両用ハンズフリー制御装置。
【請求項4】
車両用ハンズフリー制御装置が実行する車両用ハンズフリー制御方法であって、
前記車両用ハンズフリー制御装置と車両の運転者の携帯端末との通信可否を検出するステップと、
前記車両の車室内を撮影し、撮影した映像を前記車両用ハンズフリー制御装置に出力するカメラが撮影した映像から、前記車両に搭乗している搭乗者を識別するとともに、当該搭乗者の搭乗位置を特定するステップと、
識別された搭乗者の携帯端末が、近距離無線通信で接続可能な状態にあるか否かを判断するステップと、
前記近距離無線通信で接続可能な状態にあると判断された携帯端末が複数存在する場合、当該複数の携帯端末に対応する複数の搭乗者の搭乗位置に基づいて、前記近距離無線通信で接続する携帯端末を決定するステップと、
前記車両の運転者の携帯端末との通信が否の場合に、決定された携帯端末と本車両用ハンズフリー制御装置とを、前記近距離無線通信させるよう接続を切り替えるステップと、
を含む車両用ハンズフリー制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラで撮影された映像が入力される車両用ハンズフリー制御装置、及び車両用ハンズフリー制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
自動車の運転中に、運転者が携帯端末(主に、スマートフォン、フィーチャーフォン)
を手に持って通話等に使用することは法律や条例で禁止されている。この対策として、携
帯端末と、車両側のハンズフリー対応機器を近距離無線通信で接続し、ハンズフリーで通
話や操作を行う方法が利用されている。
【0003】
通常、ハンズフリー用の車両側の機器は、直近の最後に接続していた携帯端末に自動接
続するように設定されている。したがって、前回の運転者と別の運転者が運転する場合は
、自動接続されず、新たな運転者の携帯端末を選択する操作が必要であった。また、新た
な運転者が気付かずに運転していると、ハンズフリー機能が使用できない不便さがあった

【0004】
これに対して、ユーザの顔情報と携帯端末の識別情報を関連付けているテーブルを参照
して、運転席カメラで撮影された運転者の顔を識別することにより、携帯端末との接続を
自動確立する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、この運転席カメ
ラでは、運転者以外の同乗者を含む車室内全体を撮影することはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-042577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、運転者が一時的に降車した場合、車両側のハンズフリー対応機器の接続先が、
運転者の携帯端末から、助手席に座っている同乗者の携帯端末に切り替わると便利である

【0007】
本実施形態はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両内における
、携帯端末を所持している搭乗者の利便性を向上させる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本実施形態のある態様の車両用ハンズフリー制御装置は、車両用ハンズフリー制御装置と車両の運転者の携帯端末との通信可否を検出する通信制御部と、前記車両の車室内を撮影するカメラが撮影した映像から、前記車両に搭乗している搭乗者を識別するとともに、当該搭乗者の搭乗位置を特定する搭乗者検出部と、前記搭乗者検出部が識別した搭乗者の携帯端末が、近距離無線通信で接続可能な状態にあるか否かを判断する判断部と、前記判断部が前記近距離無線通信で接続可能な状態にあると判断した携帯端末が複数存在する場合、当該複数の携帯端末に対応する複数の生体情報で特定される複数の搭乗者の搭乗位置に基づいて、前記近距離無線通信で接続する携帯端末を決定する決定部と、を備え、通信制御部は、前記車両の運転者の携帯端末との通信が否の場合に、前記決定部が決定した携帯端末と本車両用ハンズフリー制御装置とを、前記近距離無線通信させるよう接続を切り替える。
【0009】
本実施形態の別の態様は、車両用ハンズフリー制御装置が実行する方法である。この方法は、車両用ハンズフリー制御装置と車両の運転者の携帯端末との通信可否を検出するステップと、前記車両の車室内を撮影するカメラが撮影した映像から、前記車両に搭乗している搭乗者を識別するとともに、当該搭乗者の搭乗位置を特定するステップと、識別された搭乗者の携帯端末が、近距離無線通信で接続可能な状態にあるか否かを判断するステップと、前記近距離無線通信で接続可能な状態にあると判断された携帯端末が複数存在する場合、当該複数の携帯端末に対応する複数の生体情報で特定される複数の搭乗者の搭乗位置に基づいて、前記近距離無線通信で接続する携帯端末を決定するステップと、前記車両の運転者の携帯端末との通信が否の場合に、決定された携帯端末と本車両用ハンズフリー制御装置とを、前記近距離無線通信させるよう接続を切り替えるステップと、を車両用ハンズフリー制御装置が実行する。
【0010】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本実施形態の表現を装置、方法、システム、記
録媒体、コンピュータプログラム等の間で変換したものもまた、本実施形態の態様として
有効である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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