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公開番号
2025120867
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-18
出願番号
2024015998
出願日
2024-02-05
発明の名称
ハイブリッド車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60W
10/08 20060101AFI20250808BHJP(車両一般)
要約
【課題】チャージモード期間中における排気ガス特性の悪化の抑制とバッテリの充電状態の回復機能の低下の抑制との均衡を図れる、ハイブリッド車両を提供する。
【解決手段】ハイブリッド車両10は、エンジン12と、エンジン12と一対の駆動輪14との間の動力伝達経路PTに動力伝達可能に連結された第2電動機MG2と、第2電動機MG2に対して電力を授受するバッテリ52と、を備える。ハイブリッド車両10は、チャージモード期間中にバッテリ52に蓄電された電力により第2電動機MG2から第2電動機駆動力(=アシスト力)Fmg2を出力する場合には、バッテリ52の放電量Woutを上限値Woutup_chgに制限する。これにより、チャージモード期間中における排気ガス特性の悪化の抑制とバッテリ52の充電状態値SOCの回復機能の低下の抑制との均衡が図られる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンと、前記エンジンと一対の駆動輪との間の動力伝達経路に動力伝達可能に連結された電動機と、前記電動機に対して電力を授受するバッテリと、を備えるハイブリッド車両であって、
前記エンジンの動力を用いて前記バッテリに充電する所定のチャージモード期間中に前記バッテリに蓄電された電力により前記電動機からアシスト力を出力させる場合には、前記バッテリから出力される放電量に対する所定の上限放電量への制限、前記ハイブリッド車両の走行用駆動力に対する所定の上限駆動力への制限、及び前記走行用駆動力の上昇レートに対する所定の上限レートへの制限の少なくとも一つを設ける
ことを特徴とするハイブリッド車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
エンジンと、そのエンジンと一対の駆動輪との間の動力伝達経路に動力伝達可能に連結された電動機と、その電動機に対して電力を授受するバッテリと、を備えるハイブリッド車両に関する。
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【背景技術】
【0002】
エンジンと、そのエンジンと一対の駆動輪との間の動力伝達経路に動力伝達可能に連結された電動機と、その電動機に対して電力を授受するバッテリと、を備えるハイブリッド車両が知られている。例えば、特許文献1に記載のものがそれである。特許文献1に記載のハイブリッド車両では、車両の加速時において、抑制されたエンジンの回転速度に応じたエンジンパワー(=エンジンの駆動力)による走行用駆動力の不足分をバッテリパワー(=バッテリに蓄電された電力)を用いた走行用駆動力で補填することで、所謂ラバーバンドフィールを抑制して加速感を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-66316号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、エンジンパワーを用いてバッテリに充電するチャージモード期間中にバッテリパワーが走行用駆動力に用いられると、バッテリパワーが走行用駆動力に用いられることでバッテリの充電状態の回復機能が低下してしまう。一方、チャージモード期間中にバッテリパワーが走行用駆動力に用いられないと、車両の加速時に必要とされるエンジンパワーが大きくなって排気ガス中に含まれる有害物質が増加して排気ガス特性が悪化しまう。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、チャージモード期間中における排気ガス特性の悪化の抑制とバッテリの充電状態の回復機能の低下の抑制との均衡を図れる、ハイブリッド車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨とするところは、エンジンと、前記エンジンと一対の駆動輪との間の動力伝達経路に動力伝達可能に連結された電動機と、前記電動機に対して電力を授受するバッテリと、を備えるハイブリッド車両であって、前記エンジンの動力を用いて前記バッテリに充電する所定のチャージモード期間中に前記バッテリに蓄電された電力により前記電動機からアシスト力を出力させる場合には、前記バッテリから出力される放電量に対する所定の上限放電量への制限、前記ハイブリッド車両の走行用駆動力に対する所定の上限駆動力への制限、及び前記走行用駆動力の上昇レートに対する所定の上限レートへの制限の少なくとも一つを設けることにある。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、前記エンジンの動力を用いて前記バッテリに充電する所定のチャージモード期間中に前記バッテリに蓄電された電力により前記電動機からアシスト力が出力される場合には、前記バッテリから出力される放電量に対する所定の上限放電量への制限、前記ハイブリッド車両の走行用駆動力に対する所定の上限駆動力への制限、及び前記走行用駆動力の上昇レートに対する所定の上限レートへの制限の少なくとも一つが設けられる。これらの制限により、チャージモード期間中における排気ガス特性の悪化の抑制とバッテリの充電状態の回復機能の低下の抑制との均衡が図られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施例1に係るハイブリッド車両の概略構成図である。
図1に示す電子制御装置の制御作動を説明するフローチャートの一例である。
本発明の実施例2に係るハイブリッド車両の電子制御装置の制御作動を説明するフローチャートの一例である。
チャージモード期間及び非チャージモード期間における、走行用駆動力の上限値についての説明図である。
チャージモード期間及び非チャージモード期間における、エンジン駆動力及びアシスト力について説明するタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の各実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、各実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明の実施例1に係るハイブリッド車両10(以下、単に「車両10」と記す。)の概略構成図である。なお、図1において丸括弧内に記された符号は、後述する実施例2についてのものである。車両10は、例えば走行用の動力源としてエンジン12及び第2電動機MG2を備えるハイブリッド車両である。車両10は、エンジン12と一対の駆動輪14との間の動力伝達経路PTに、エンジン12側から順にエンジン連結軸22、動力分割機構34、入力軸26、自動変速機18、出力軸28、デフ40、及び一対の車軸30を備え、これらは周知の構成である。また、車両10は、油圧制御回路44、インバータ50、バッテリ52、及び電子制御装置90を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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