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公開番号2025121648
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024017222
出願日2024-02-07
発明の名称カーボンブラック組成物、着色剤、インキ、及び、カーボンブラック組成物の製造方法
出願人DIC株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C09D 17/00 20060101AFI20250813BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】貯蔵安定性、及び、耐レトルト性が良好なカーボンブラック組成物、着色剤、インキ、及び、カーボンブラック組成物の製造方法の提供。
【解決手段】カーボンブラックと、銅フタロシアニンスルホン酸誘導体とを含有し、前記銅フタロシアニンスルホン酸誘導体が、下記一般式(1)で表される化合物を含み、前記一般式(1)で表される化合物において、n=1である化合物(SN1)とn=2である化合物(SN2)のモル比(SN2/SN1)が0.40未満である、カーボンブラック組成物。一般式(1)中、Mはカチオン種を表し、nは1又は2を表す。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
カーボンブラックと、銅フタロシアニンスルホン酸誘導体とを含有し、
前記銅フタロシアニンスルホン酸誘導体が、下記一般式(1)で表される化合物を含み、
前記一般式(1)で表される化合物において、n=1である化合物(SN1)とn=2である化合物(SN2)のモル比(SN2/SN1)が0.40未満である、カーボンブラック組成物。
TIFF
2025121648000004.tif
72
170
[一般式(1)中、Mはカチオン種を表し、nは1又は2を表す。]
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
銅フタロシアニンスルホン酸誘導体の含有量は、カーボンブラック100質量部に対して、0.01~2.0質量部である、請求項1に記載のカーボンブラック組成物。
【請求項3】
前記カーボンブラックが、鉄元素により表面処理されたカーボンブラックである、請求項1に記載のカーボンブラック組成物。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のカーボンブラック組成物を含有する、着色剤。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のカーボンブラック組成物を含有する、インキ。
【請求項6】
請求項1又は2に記載のカーボンブラック組成物の製造方法であって、
カーボンブラックと銅フタロシアニンスルホン酸誘導体とを混合する混合工程を含む、カーボンブラック組成物の製造方法。
【請求項7】
前記混合工程において、さらに、水を混合する、請求項6に記載のカーボンブラック組成物の製造方法。
【請求項8】
前記混合工程の前に、カーボンブラックの乾燥物と、銅フタロシアニンスルホン酸誘導体の乾燥物とを準備する準備工程を含み、
前記混合工程を、前記カーボンブラックの乾燥物と、前記銅フタロシアニンスルホン酸誘導体の乾燥物とを混合することにより行う、請求項6に記載のカーボンブラック組成物の製造方法。
【請求項9】
前記混合工程の前に、カーボンブラック及び銅フタロシアニンスルホン酸誘導体のそれぞれに、塩基性化合物及び水を混合することにより、カーボンブラックのスラリーと、銅フタロシアニンスルホン酸誘導体のスラリーとを得るスラリー化工程を含み、
前記混合工程を、前記カーボンブラックのスラリーと前記銅フタロシアニンスルホン酸誘導体のスラリーとを混合することにより行う、請求項6に記載のカーボンブラック組成物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カーボンブラック組成物、着色剤、インキ、及び、カーボンブラック組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、インキに黒色を付与する着色剤として、カーボンブラックが用いられている。
例えば、特許文献1には、水中でカーボンブラック(a)を分散剤(c)を用いて事前粉砕した後、次亜塩素酸塩溶液(b)を用いて液相酸化することを特徴とする表面処理カーボンブラックの製造方法が開示されている。この製造方法により、沈殿が少なく、高収率で分散体を得ることができ、かつ、該分散体が長期保存安定性の点においても良好であるカーボンブラックが得られると開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-84597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された製造方法で製造したカーボンブラックをインキに使用したとき、インキの貯蔵安定性、及び、耐レトルト性において改善の余地がある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、貯蔵安定性、及び、耐レトルト性が良好なカーボンブラック組成物、着色剤、インキ、及び、カーボンブラック組成物の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下の態様を有する。
[1]カーボンブラックと、銅フタロシアニンスルホン酸誘導体とを含有し、
前記銅フタロシアニンスルホン酸誘導体が、下記一般式(1)で表される化合物を含み、
前記一般式(1)で表される化合物において、n=1である化合物(SN1)とn=2である化合物(SN2)のモル比(SN2/SN1)が0.40未満である、カーボンブラック組成物。
【0007】
TIFF
2025121648000001.tif
72
170
[一般式(1)中、Mはカチオン種を表し、nは1又は2を表す。]
[2]銅フタロシアニンスルホン酸誘導体の含有量は、カーボンブラック100質量部に対して、0.01~2.0質量部である、[1]に記載のカーボンブラック組成物。
[3]前記カーボンブラックが、鉄元素により表面処理されたカーボンブラックである、[1]又は[2]に記載のカーボンブラック組成物。
【0008】
[4][1]~[3]のいずれか一項に記載のカーボンブラック組成物を含有する、着色剤。
[5][1]~[3]のいずれか一項に記載のカーボンブラック組成物を含有する、インキ。
【0009】
[6][1]~[3]のいずれか一項に記載のカーボンブラック組成物の製造方法であって、
カーボンブラックと銅フタロシアニンスルホン酸誘導体とを混合する混合工程を含む、カーボンブラック組成物の製造方法。
[7]前記混合工程において、さらに、水を混合する、[6]に記載のカーボンブラック組成物の製造方法。
[8]前記混合工程の前に、カーボンブラックの乾燥物と、銅フタロシアニンスルホン酸誘導体の乾燥物とを準備する準備工程を含み、
前記混合工程を、前記カーボンブラックの乾燥物と、前記銅フタロシアニンスルホン酸誘導体の乾燥物とを混合することにより行う、[6]に記載のカーボンブラック組成物の製造方法。
[9]前記混合工程の前に、カーボンブラック及び銅フタロシアニンスルホン酸誘導体のそれぞれに、塩基性化合物及び水を混合することにより、カーボンブラックのスラリーと、銅フタロシアニンスルホン酸誘導体のスラリーとを得るスラリー化工程を含み、
前記混合工程を、前記カーボンブラックのスラリーと前記銅フタロシアニンスルホン酸誘導体のスラリーとを混合することにより行う、[6]に記載のカーボンブラック組成物の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、貯蔵安定性、及び、耐レトルト性が良好なカーボンブラック組成物、着色剤、インキ、及び、カーボンブラック組成物の製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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