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公開番号2025122493
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024018024
出願日2024-02-08
発明の名称蓄電装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/367 20210101AFI20250814BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】呼吸膜の損傷を抑制することが可能な蓄電装置を提供すること。
【解決手段】蓄電装置1は、複数の第1蓄電スタック110と、複数の第2蓄電スタック120と、第1ジャンクションボックス310と、第2ジャンクションボックス320と、ケースと、呼吸膜700と、を備える。ケース500は、側壁514aを有する。側壁514aは、対向領域Rを有する。対向領域Rは、第2方向における1ジャンクションボックス310の外端部と第1方向に対向する部位a1から、第2方向における2ジャンクションボックス320の外端部と第1方向に対向する部位a2に至るように延びている。呼吸膜700は、対向領域Rに設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に沿って並ぶように配置された複数の第1蓄電スタックと、
前記第1方向及び上下方向との双方と直交する第2方向に前記複数の第1蓄電スタックと対向し、かつ、前記第1方向に沿って並ぶように配置された複数の第2蓄電スタックと、
前記複数の第1蓄電スタックのうち前記第1方向における最も外側に配置された前記第1蓄電スタックと前記第1方向に対向する位置に配置された第1ジャンクションボックスと、
前記第1方向に前記第2蓄電スタックと対向し、かつ、前記第2方向に前記第1ジャンクションボックスと間隔を置いて対向する位置に配置された第2ジャンクションボックスと、
前記複数の第1蓄電スタック、前記複数の第2蓄電スタック、前記第1ジャンクションボックス及び前記第2ジャンクションボックスを収容するケースと、
前記ケースに設けられており、前記ケース内と前記ケース外との間の気体の通過を許容することによって前記ケース内の圧力を調整する呼吸膜と、を備え、
前記ケースは、前記第1ジャンクションボックス及び前記第2ジャンクションボックスを基準として前記第1蓄電スタック及び前記第2蓄電スタックが配置された側と反対側に形成された側壁を有し、
前記側壁は、前記第1ジャンクションボックス及び前記第2ジャンクションボックスと対向する対向領域を有し、
前記対向領域は、前記第2方向における前記第1ジャンクションボックスの外端部と前記第1方向に対向する部位から、前記第2方向における前記第2ジャンクションボックスの外端部と前記第1方向に対向する部位に至るように延びており、
前記呼吸膜は、前記対向領域に設けられている、蓄電装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記対向領域は、前記第1ジャンクションボックスと前記第2ジャンクションボックスとの間のボックス間空間と対向する中間部を含み、
前記呼吸膜は、前記中間部に設けられている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記対向領域は、
前記第1ジャンクションボックスと対向する第1対向部と、
前記第2ジャンクションボックスと対向する第2対向部と、を含み、
前記呼吸膜は、前記第1対向部又は前記第2対向部に設けられている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記第2ジャンクションボックスの外形は、前記第1ジャンクションボックスの外形よりも大きく、
前記呼吸膜は、前記第2対向部に設けられている、請求項3に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記対向領域は、
前記第1ジャンクションボックスと対向する第1対向部と、
前記第2ジャンクションボックスと対向する第2対向部と、を含み、
前記呼吸膜は、
前記第1対向部に設けられた第1呼吸部と、
前記第2対向部に設けられた第2呼吸部と、を有する、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記第1ジャンクションボックスは、前記第2ジャンクションボックスに向かって突出する第1突出部を有し、
前記第2ジャンクションボックスは、前記第1ジャンクションボックスに向かって突出する第2突出部を有する、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記第2方向における前記呼吸膜の長さは、前記第2方向における前記第1ジャンクションボックス及び前記第2ジャンクションボックス間の長さより大きい、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項8】
前記ケースに設けられており、前記ケース内の圧力を開放する圧力開放弁をさらに備え、
前記ケースは、前記第1蓄電スタック、前記第2蓄電スタック、前記第1ジャンクションボックス及び前記第2ジャンクションボックスを覆うアッパーカバーを含み、
前記圧力開放弁は、前記アッパーカバーのうち前記第1ジャンクションボックスと前記第2ジャンクションボックスとの間のボックス間空間の上方の部位に設けられている、請求項1に記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特表2022-516519号公報には、複数の単電池と、複数の単電池を収容する電池トレイと、電池トレイに接続されたカバー板と、を備える動力電池パックが開示されている。電池トレイの側壁には、排気孔に取り付けられた電池パック防爆弁が取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-516519号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特表2022-516519号公報に記載されるような蓄電装置において、ケース内の圧力を調整するために、ケース内とケース外との間の気体の通過を許容する呼吸膜をケースに設けることが考えられる。
【0005】
一方、いずれかの蓄電スタックからガスが排出された場合、そのガスが呼吸膜に接触することによって呼吸膜が損傷する懸念がある。
【0006】
本開示の目的は、呼吸膜の損傷を抑制することが可能な蓄電装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一局面に従った蓄電装置は、第1方向に沿って並ぶように配置された複数の第1蓄電スタックと、前記第1方向及び上下方向との双方と直交する第2方向に前記複数の第1蓄電スタックと対向し、かつ、前記第1方向に沿って並ぶように配置された複数の第2蓄電スタックと、前記複数の第1蓄電スタックのうち前記第1方向における最も外側に配置された前記第1蓄電スタックと前記第1方向に対向する位置に配置された第1ジャンクションボックスと、前記第1方向に前記第2蓄電スタックと対向し、かつ、前記第2方向に前記第1ジャンクションボックスと間隔を置いて対向する位置に配置された第2ジャンクションボックスと、前記複数の第1蓄電スタック、前記複数の第2蓄電スタック、前記第1ジャンクションボックス及び前記第2ジャンクションボックスを収容するケースと、前記ケースに設けられており、前記ケース内と前記ケース外との間の気体の通過を許容することによって前記ケース内の圧力を調整する呼吸膜と、を備え、前記ケースは、前記第1ジャンクションボックス及び前記第2ジャンクションボックスを基準として前記第1蓄電スタック及び前記第2蓄電スタックが配置された側と反対側に形成された側壁を有し、前記側壁は、前記第1ジャンクションボックス及び前記第2ジャンクションボックスと対向する対向領域を有し、前記対向領域は、前記第2方向における前記第1ジャンクションボックスの外端部と前記第1方向に対向する部位から、前記第2方向における前記第2ジャンクションボックスの外端部と前記第1方向に対向する部位に至るように延びており、前記呼吸膜は、前記対向領域に設けられている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、呼吸膜の損傷を抑制することが可能な蓄電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態における蓄電装置を概略的に示す斜視図である。
図1に示される蓄電装置からアッパーカバー及び被覆板が取り外された状態を概略的に示す斜視図である。
図1におけるIII-III線での断面図である。
蓄電装置からアッパーカバー及び被覆板が取り外された状態を概略的に示す平面図である。
図4における部分拡大図である。
図4におけるVI-VI線での断面図である。
蓄電装置の変形例を概略的に示す図である。
蓄電装置の変形例を概略的に示す図である。
蓄電装置の変形例を概略的に示す図である。
アッパーカバーの変形例を概略的に示す図である。
図10におけるXI-XI線での断面図である。
アッパーカバーの変形例を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一又はそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(【0011】以降は省略されています)

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