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公開番号2025163612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-29
出願番号2024067052
出願日2024-04-17
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類C08L 9/00 20060101AFI20251022BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】耐摩耗性能および乗り心地性能の総合性能を向上するタイヤを提供する。
【解決手段】トレッド部を有するタイヤであって、トレッド部はゴム成分、カーボンブラックおよびゴム粉を含有するゴム組成物から構成され、ゴム組成物のゴム成分100質量部に対するカーボンブラックの含有量をC(質量部)とする場合、Cが20超であり、ゴム粉は硫黄元素を含み、ゴム粉の粒径は40メッシュ以上であり、ゴム粉のBET比表面積をB(m²/g)とする場合、Bは0.100以上であり、トレッド部の厚みをT(mm)としたとき、Tは3.0以上であり、ゴム組成物のゴム成分100質量部に対するゴム粉の含有量をA(質量部)とする場合、A/Tが20未満であり、カーボンブラックのBET比表面積をE(m²/g)とする場合、(C×E)/(A×B)が1000超である、タイヤ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部はゴム成分、カーボンブラックおよびゴム粉を含有するゴム組成物から構成され、
前記ゴム組成物のゴム成分１００質量部に対するカーボンブラックの含有量をＣ（質量部）とする場合、Ｃが２０超であり、
前記ゴム粉は硫黄元素を含み、
前記ゴム粉の粒径は４０メッシュ以上であり、
前記ゴム粉のＢＥＴ比表面積をＢ（ｍ
2
／ｇ）とする場合、Ｂは０．１００以上であり、
前記トレッド部の厚みをＴ（ｍｍ）としたとき、Ｔは３．０以上であり、
前記ゴム組成物のゴム成分１００質量部に対するゴム粉の含有量をＡ（質量部）とする場合、
Ａ／Ｔが２０未満であり、
前記カーボンブラックのＢＥＴ比表面積をＥ（ｍ
2
／ｇ）とする場合、
（Ｃ×Ｅ）／（Ａ×Ｂ）が１０００超である、タイヤ。
続きを表示（約 330 文字）【請求項２】
前記Ａ／Ｔが１０未満である、請求項１記載のタイヤ。
【請求項３】
前記（Ｃ×Ｅ）／（Ａ×Ｂ）が２０００超である、請求項１または２に記載のタイヤ。
【請求項４】
前記Ｃと前記Ｔとについて、Ｃ×Ｔが１００超である、請求項１または２に記載のタイヤ。
【請求項５】
前記Ｅ（ｍ
2
／ｇ）が１００超である、請求項１または２に記載のタイヤ。
【請求項６】
前記ゴム成分がイソプレン系ゴムを３０質量％以上含有する、請求項１または２に記載のタイヤ。
【請求項７】
前記ゴム成分がブタジエンゴムを５０質量％以上含有する、請求項１または２に記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
タイヤの耐摩耗性能や乗り心地性能を改善する手法は種々検討されている。例えば、特許文献１には、ゴム成分を所定量含有し、ゴム成分中の総スチレン量が２０質量％未満であり、シリカ、ブタジエンゴムおよび樹脂の含有量を所定の関係としたタイヤ用ゴム組成物によって、高速走行時における耐摩耗性能が良好となることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－７１３７３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
耐摩耗性能および乗り心地性能の総合性能については、さらなる改善の余地がある。
【０００５】
本発明は、耐摩耗性能および乗り心地性能の総合性能を向上するタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部はゴム成分、カーボンブラックおよびゴム粉を含有するゴム組成物から構成され、
前記ゴム組成物のゴム成分１００質量部に対するカーボンブラックの含有量をＣ（質量部）とする場合、Ｃが２０超であり、
前記ゴム粉は硫黄元素を含み、
前記ゴム粉の粒径は４０メッシュ以上であり、
前記ゴム粉のＢＥＴ比表面積をＢ（ｍ
2
／ｇ）とする場合、Ｂは０．１００以上であり、
前記トレッド部の厚みをＴ（ｍｍ）としたとき、Ｔは３．０以上であり、
前記ゴム組成物のゴム成分１００質量部に対するゴム粉の含有量をＡ（質量部）とする場合、
Ａ／Ｔが２０未満であり、
前記カーボンブラックのＢＥＴ比表面積をＥ（ｍ
2
／ｇ）とする場合、
（Ｃ×Ｅ）／（Ａ×Ｂ）が１０００超である、タイヤに関する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、耐摩耗性能および乗り心地性能の総合性能を向上するタイヤが提供される。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の一実施形態に係るタイヤの一部が示された断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の一実施形態であるタイヤについて説明する。本実施形態のタイヤは、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部はゴム成分、カーボンブラックおよびゴム粉を含有するゴム組成物から構成され、前記ゴム組成物のゴム成分１００質量部に対するカーボンブラックの含有量をＣ（質量部）とする場合、Ｃが２０超であり、前記ゴム粉は硫黄元素を含み、前記ゴム粉の粒径は４０メッシュ以上であり、前記ゴム粉のＢＥＴ比表面積をＢ（ｍ
2
／ｇ）とする場合、Ｂは０．１００以上であり、前記トレッド部の厚みをＴ（ｍｍ）としたとき、Ｔは３．０以上であり、前記ゴム組成物のゴム成分１００質量部に対するゴム粉の含有量をＡ（質量部）とする場合、Ａ／Ｔが２０未満であり、前記カーボンブラックのＢＥＴ比表面積をＥ（ｍ
2
／ｇ）とする場合、（Ｃ×Ｅ）／（Ａ×Ｂ）が１０００超である、タイヤ。
【００１０】
理論に拘束されることは意図しないが、本発明において、耐摩耗性能および乗り心地性能の総合性能を向上するタイヤが提供される理由は、例えば、以下のように考えられる。
（【００１１】以降は省略されています）

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