TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025122891
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018616
出願日
2024-02-09
発明の名称
管理システム、管理方法、および管理プログラム
出願人
株式会社日立製作所
代理人
藤央弁理士法人
主分類
G06F
9/50 20060101AFI20250815BHJP(計算;計数)
要約
【課題】ワークロード向けの物理構成のチューニングを、データソースのサイズとコストを用いて自動化すること。
【解決手段】管理サーバは、管理システムを利用するコストおよびストレージに構築するデータベースのデータサイズの組み合わせである構築条件ごとに、管理システムに実装されるインスタンスを規定するインスタンス情報と、データベースを構成するブロックのブロック数およびブロックサイズを規定するデータベース構成と、を記憶するリソース情報テーブルを有し、管理サーバは、コストおよびデータサイズの組み合わせである構築条件を取得し、リソース情報から、取得された構築条件に類似する構築条件のインスタンス情報およびデータベース構成であるリソース情報を取得し、取得されたリソース情報をストレージにマウントする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
管理サーバと、ストレージと、を有する管理システムであって、
前記管理サーバは、前記管理システムを利用するコストおよび前記ストレージに構築するデータベースのデータサイズの組み合わせである構築条件ごとに、前記管理システムに実装されるインスタンスを規定するインスタンス情報と、前記データベースを構成するブロックのブロック数およびブロックサイズを規定するデータベース構成と、を記憶するリソース情報テーブルを有し、
前記管理サーバは、
コストおよびデータサイズの組み合わせである構築条件を取得する第1取得処理と、
前記リソース情報テーブルから、前記第1取得処理によって取得された構築条件に類似する構築条件のインスタンス情報およびデータベース構成であるリソース情報を取得するリソース計算処理と、
前記リソース計算処理によって取得された前記リソース情報を前記ストレージにマウントするリソース追加処理と、
を実行することを特徴とする管理システム。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の管理システムであって、
前記管理サーバは、第1コスト情報テーブルと第2コスト情報テーブルとを有し、
前記第1コスト情報テーブルは、1ブロックあたりの第1コストごとにブロックサイズを記憶し、
前記第2コスト情報テーブルは、インスタンスを実行する仮想プロセッサのコア数およびメモリのサイズを規定したインスタンスタイプごとに第2コストを記憶し、
前記リソース計算処理では、前記管理サーバは、前記リソース情報に前記類似する構築条件のインスタンス情報およびデータベース構成が存在しない場合、前記取得された構築条件のデータサイズに基づいて、特定のデータベース構成を設定し、前記特定のデータベース構成に該当する特定の第1コストを前記第1コスト情報テーブルから抽出して、前記特定の第1コストから前記取得された構築条件のコストを減算した残額予算を算出し、前記残額予算以下で、かつ、前記第2コストが最大となる特定のインスタンスタイプおよび特定の第2コストを前記第2コスト情報テーブルから取得し、前記第2コストに基づいて前記残額予算を更新し、前記特定のインスタンスタイプを含む特定のインスタンス情報と、前記特定のデータベース構成と、前記特定の第1コスト、前記特定の第2コストおよび前記残額予算からなるコスト情報と、を出力する、
ことを特徴とする管理システム。
【請求項3】
請求項1に記載の管理システムであって、
前記管理サーバは、
前記リソース情報に類似する他のリソース情報を前記リソース情報テーブルから検索し、検索結果に基づいて、前記リソース情報におけるDBパラメタを設定するDBパラメタ計算処理と、
を実行することを特徴とする管理システム。
【請求項4】
請求項1に記載の管理システムであって、
前記管理サーバは、
前記リソース情報の状態と前記リソース情報に対する要求性能とを取得する第2取得処理と、
前記第2取得処理によって取得された前記リソース情報の状態および前記要求性能に基づいて、前記リソース情報を更新するリソース更新処理と、
を実行することを特徴とする管理システム。
【請求項5】
管理サーバと、ストレージと、を有する管理システムが実行する管理方法であって、
前記管理サーバは、前記管理システムを利用するコストおよび前記ストレージに構築するデータベースのデータサイズの組み合わせである構築条件ごとに、前記管理システムに実装されるインスタンスを規定するインスタンス情報と、前記データベースを構成するブロックのブロック数およびブロックサイズを規定するデータベース構成と、を記憶するリソース情報テーブルを有し、
前記管理サーバは、
コストおよびデータサイズの組み合わせである構築条件を取得する第1取得処理と、
前記リソース情報テーブルから、前記第1取得処理によって取得された構築条件に類似する構築条件のインスタンス情報およびデータベース構成であるリソース情報を取得するリソース計算処理と、
前記リソース計算処理によって取得された前記リソース情報を前記ストレージにマウントするリソース追加処理と、
を実行することを特徴とする管理方法。
【請求項6】
管理サーバと、ストレージと、を有する管理システムに実行させる管理プログラムであって、
前記管理サーバは、前記管理システムを利用するコストおよび前記ストレージに構築するデータベースのデータサイズの組み合わせである構築条件ごとに、前記管理システムに実装されるインスタンスを規定するインスタンス情報と、前記データベースを構成するブロックのブロック数およびブロックサイズを規定するデータベース構成と、を記憶するリソース情報テーブルを有し、
前記管理サーバに、
コストおよびデータサイズの組み合わせである構築条件を取得する第1取得処理と、
前記リソース情報テーブルから、前記第1取得処理によって取得された構築条件に類似する構築条件のインスタンス情報およびデータベース構成であるリソース情報を取得するリソース計算処理と、
前記リソース計算処理によって取得された前記リソース情報を前記ストレージにマウントするリソース追加処理と、
を実行させることを特徴とする管理プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理システム、管理方法、および管理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、システム構築において最適なアプリケーション基盤の選定を支援するアプリケーション基盤選定システムを開示する。このアプリケーション基盤選定システムでは、サーバが、個々の基盤用ソフトウェアと当該基盤用ソフトウェアの特性情報とを対応付けて格納したデータベースを備え、構築対象システムのシステム要件の入力に応じて、システム要件を基に必要な複数の基盤用ソフトウェアの種類を決定してその種類を画面出力し、画面出力された種類毎に入力された個々の基盤用ソフトウェアの選定条件に応じてデータベースから該当する1又は複数の基盤用ソフトウェアを抽出し、種類毎に抽出された1又は複数の基盤用ソフトウェアを基に、アプリケーション基盤を構成する全ての組合せを作成し、作成された全ての組合せの各々をアプリケーション基盤候補として決定する手段と、を備える。
【0003】
特許文献2は、展開パターンの構築と最適化に関する通信システムを開示する。この展開パターンの最適化は、先行システムのイベントおよび構成データを集約する。集約されたデータに基づいて、先行システムのメタデータモデルが生成される。新システムの初期展開パターンのコンポーネントが識別される。新システムの目標非機能性要件(NFR)および目標サービスレベルが決定される。メタデータモデルに基づいて、初期展開パターンのコンポーネントと一致する、または類似するコンポーネントを有する先行システムが識別される。先行システムの性能が、NFRおよび目標サービスレベルと比較される。新システムの新展開パターンが生成される。新展開パターンには、初期展開パターンで特定されたコンポーネントの変更が含まれる。新展開パターンを使用して新システムを展開するための推奨事項が生成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-96026号公報
米国特許公開2018-0165385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
データベースクラウドサービスでは、ユーザのサーバ管理負荷を極力少なくするサーバレス化が進んでいる。しかし、ワークロード向けの物理構成のチューニングは依然としてユーザの知識や経験に頼る必要がある。データベースの性能要件に合わせてチューニングして、その推定コストとからバランスをとることに試行錯誤および作業工数が必要になる。
【0006】
しかしながら、特許文献1では、既存の機能リストを見て最適例を選択するにとどまっているため、そのリストの更新は人力となり、自動的な更新については言及されていない。特許文献2は、コストについては言及されていない。
【0007】
本発明は、ワークロード向けの物理構成のチューニングを、データソースのサイズとコストを用いて自動化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願において開示される発明の一側面となる管理システムは、管理サーバと、ストレージと、を有する管理システムであって、前記管理サーバは、前記管理システムを利用するコストおよび前記ストレージに構築するデータベースのデータサイズの組み合わせである構築条件ごとに、前記管理システムに実装されるインスタンスを規定するインスタンス情報と、前記データベースを構成するブロックのブロック数およびブロックサイズを規定するデータベース構成と、を記憶するリソース情報テーブルを有し、前記管理サーバは、コストおよびデータサイズの組み合わせである構築条件を取得する第1取得処理と、前記リソース情報から、前記第1取得処理によって取得された構築条件に類似する構築条件のインスタンス情報およびデータベース構成であるリソース情報を取得するリソース計算処理と、前記リソース計算処理によって取得された前記リソース情報を前記ストレージにマウントするリソース追加処理と、を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の代表的な実施の形態によれば、ワークロード向けの物理構成のチューニングを、データソースのサイズとコストを用いて自動化することができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、管理システムのシステム構成例を示す説明図である。
図2は、コンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
図3は、管理システムの機能的構成例を示すブロック図である。
図4は、管理システムによるDB構築処理手順例を示すフローチャートである。
図5は、図4に示したリソース計算処理(ステップS402)の詳細な処理手順例(前半)を示すフローチャートである。
図6は、図4に示したリソース計算処理(ステップS402)の詳細な処理手順例(後半)を示すフローチャートである。
図7は、クライアントに表示されるクライアント画面の一例を示す説明図である。
図8は、図4に示したリソース追加処理(ステップS403)の詳細な処理手順例を示すフローチャートである。
図9は、図4に示したDBパラメタ計算処理(ステップS404)の詳細な処理手順例を示すフローチャートである。
図10は、管理システムによるDB運用処理手順例を示すフローチャートである。
図11は、図10に示したDBパラメタ更新処理(ステップS1001)の詳細な処理手順例を示すフローチャートである。
図12は、図10に示したリソース更新処理(ステップS1002)の詳細な処理手順例(前半)を示すフローチャートである。
図13は、図10に示したリソース更新処理(ステップS1002)の詳細な処理手順例(後半)を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
裁判のAI化
1か月前
個人
フラワーコートA
17日前
個人
工程設計支援装置
9日前
個人
情報処理システム
1か月前
個人
介護情報提供システム
24日前
個人
携帯情報端末装置
10日前
個人
設計支援システム
1か月前
個人
設計支援システム
1か月前
株式会社サタケ
籾摺・調製設備
1か月前
個人
結婚相手紹介支援システム
6日前
株式会社カクシン
支援装置
1か月前
個人
備蓄品の管理方法
1か月前
個人
アンケート支援システム
19日前
大阪瓦斯株式会社
住宅設備機器
3日前
個人
ジェスチャーパッドのガイド部材
23日前
サクサ株式会社
中継装置
20日前
個人
リテールレボリューションAIタグ
16日前
株式会社寺岡精工
システム
23日前
株式会社アジラ
移動方向推定装置
18日前
株式会社村田製作所
ラック
5日前
アスエネ株式会社
排水量管理方法
1か月前
株式会社ゼロワン
ケア支援システム
9日前
飛鳥興産株式会社
物品買取システム
12日前
株式会社ゼロワン
ケア支援システム
9日前
日本電気株式会社
システム及び方法
1か月前
株式会社アザース
企業連携システム
24日前
キヤノン株式会社
画像形成システム
3日前
株式会社リ・パワー
電力入札システム
20日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
11日前
個人
ユーザインターフェースシステム
10日前
中部電力株式会社
計画システム
3日前
豊田合成株式会社
情報処理装置
2日前
個人
ユーザインターフェースシステム
10日前
個人
会話評価装置
1か月前
株式会社mov
情報処理システム
1か月前
国立大学法人大阪大学
漏洩情報抑制回路
1か月前
続きを見る
他の特許を見る