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公開番号
2025123110
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018985
出願日
2024-02-09
発明の名称
親子バーナ並びに加熱調理器
出願人
リンナイ株式会社
代理人
弁理士法人青莪
主分類
F23D
14/06 20060101AFI20250815BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】子バーナとこれを囲う親バーナとで構成される親子バーナであって、子バーナは、子バーナボディ41から加熱調理器の天板上で水平方向にのびる子バーナ流入管45を備え、親バーナボディ51の下方位置で加熱調理器の天板上に露出するバーナホルダ461に子バーナノズル46が取り付けられるものにおいて、親バーナボディ51からの輻射熱によるノズルホルダ461及び子バーナ流入管45の過度の温度上昇を抑制できるようにする。
【解決手段】親バーナボディ51の外面に、ノズルホルダ461の直上部から周方向に離れた部分に位置させて、親バーナボディ51の熱を外部に放出する放熱部57を設ける。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
加熱調理器に設けられる親子バーナであって、子バーナと子バーナを囲う親バーナとで構成され、
子バーナは、加熱調理器の天板上に露出する子バーナボディと、子バーナボディ上に、子バーナボディとの間に子バーナ分布室を画成するように載置される、子バーナ分布室内の混合気を噴出する複数の子バーナ炎孔が形成された子バーナキャップと、子バーナボディからガスコンロの天板上で水平方向にのびる子バーナ流入管とを備え、子バーナ流入管の上流端の開口に臨ませて設ける子バーナノズルの先端のノズル孔から噴出する燃料ガスと一次空気との混合気が子バーナ流入管部を介して子バーナ分布室に供給されるようにし、
親バーナは、加熱調理器の天板上に露出する、子バーナボディを囲う環状の親バーナボディと、親バーナボディ上に、親バーナボディとの間に親バーナ分布室を画成するように載置される、親バーナ分布室内の混合気を噴出する複数の親バーナ炎孔が形成された環状の親バーナキャップと、親バーナボディから加熱調理器の天板の下方にのびる親バーナ流入管とを備え、親バーナ流入管の上流端の開口に臨ませて設ける親バーナノズルの先端のノズル孔から噴出する燃料ガスと一次空気との混合気が親バーナ流入管を介して親バーナ分布室に供給されるようにし、
子バーナノズルは、親バーナボディの下方位置で加熱調理器の天板上に露出するノズルホルダに取り付けられるものにおいて、
親バーナボディの外面に、ノズルホルダの直上部から周方向に離れた部分に位置させて、親バーナボディの熱を外部に放出する放熱部が設けられることを特徴とする親子バーナ。
続きを表示(約 120 文字)
【請求項2】
前記放熱部は、前記親バーナボディの外面に突設したフィンで構成されることを特徴とする請求項1記載の親子バーナ。
【請求項3】
請求項1又は2記載の親子バーナを具備することを特徴とする加熱調理器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱調理器に設けられる、子バーナと子バーナを囲う親バーナとで構成される親子バーナ並びにこの親子バーナを具備する加熱調理器に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の親子バーナとして特許文献1に記載のものが知られている。このものにおいて、子バーナは、加熱調理器の天板上に露出する子バーナボディと、子バーナボディ上に、子バーナボディとの間に子バーナ分布室を画成するように載置される、子バーナ分布室内の混合気を噴出する複数の子バーナ炎孔が形成された子バーナキャップと、子バーナボディから加熱調理器の天板上で水平方向にのびる子バーナ流入管とを備え、子バーナ流入管の上流端の開口に臨ませて設ける子バーナノズルの先端のノズル孔から噴出する燃料ガスと一次空気との混合気が子バーナ流入管を介して子バーナ分布室に供給されるようにしている。また、親バーナは、加熱調理器の天板上に露出する、子バーナボディを囲う環状の親バーナボディと、親バーナボディ上に、親バーナボディとの間に親バーナ分布室を画成するように載置される、親バーナ分布室内の混合気を噴出する複数の親バーナ炎孔が形成された環状の親バーナキャップと、親バーナボディから加熱調理器の天板の下方にのびる親バーナ流入管とを備え、親バーナ流入管の上流端の開口に臨ませて設ける親バーナノズルの先端のノズル孔から噴出する燃料ガスと一次空気との混合気が親バーナ流入管を介して親バーナ分布室に供給されるようにしている。
【0003】
ところで、一般的な親子バーナでは、子バーナ流入管を、親バーナ流入管と同様に、加熱調理器の天板の下方にのびるものとしている。然し、これでは、上部に加熱調理器を組み込んだキャビネットの扉を親子バーナの最小火力時(子バーナのみを弱火で燃焼させる時)に素早く開いた場合、キャビネット内が負圧になることで、この負圧が子バーナ流入管の上流端の開口に作用して、子バーナの火炎が子バーナ分布室内に引き込まれて、失火してしまうことがある。
【0004】
これに対し、特許文献1に記載のものでは、子バーナ流入管が加熱調理器の天板上に配置されているため、キャビネット内が負圧になっても、この負圧は子バーナ流入管の上流端の開口に作用せず、子バーナの失火は生じない。但し、加熱調理器の天板上に子バーナ流入管を配置する場合は、子バーナノズルも加熱調理器の天板上に配置されることになる。具体的には、加熱調理器の天板上に露出するノズルホルダを設けて、このノズルホルダに子バーナノズルを取り付けることになる。そして、上方から見たときにノズルホルダが目立ったのでは体裁を損なうため、特許文献1に記載のものにおいて、ノズルホルダは、親バーナボディの下方位置で加熱調理器の天板上に露出している。
【0005】
然し、このものでは、ノズルホルダ及び子バーナ流入管が親バーナボディの近傍に配置されることになる。そのため、以下の不具合を生ずることが判明した。即ち、親子バーナを長時間燃焼させると、親バーナボディからの輻射熱でノズルホルダ及び子バーナ流入管の温度が過度に上昇して、ノズルホルダ内で燃料ガスが熱膨張すると共に、子バーナ流入管内で混合気が熱膨張する。そして、ノズルホルダ内での燃料ガスの熱膨張により子バーナ流入管に流入する燃料ガスの密度が低下し、子バーナ流入管内での混合気の熱膨張により、子バーナ炎孔から噴出する混合気の密度が低下することと相俟って、子バーナの燃焼量が燃焼初期時に比し大幅に低下してしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
CN212691761U
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、以上の点に鑑み、ノズルホルダ及び子バーナ流入管の過度の温度上昇を抑制できるようにした親子バーナ並びにこの親子バーナを具備する加熱調理器を提供することを提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本願の第1発明は、加熱調理器に設けられる親子バーナであって、子バーナと子バーナを囲う親バーナとで構成され、子バーナは、加熱調理器の天板上に露出する子バーナボディと、子バーナボディ上に、子バーナボディとの間に子バーナ分布室を画成するように載置される、子バーナ分布室内の混合気を噴出する複数の子バーナ炎孔が形成された子バーナキャップと、子バーナボディからガスコンロの天板上で水平方向にのびる子バーナ流入管とを備え、子バーナ流入管の上流端の開口に臨ませて設ける子バーナノズルの先端のノズル孔から噴出する燃料ガスと一次空気との混合気が子バーナ流入管を介して子バーナ分布室に供給されるようにし、親バーナは、加熱調理器の天板上に露出する、子バーナボディを囲う環状の親バーナボディと、親バーナボディ上に、親バーナボディとの間に親バーナ分布室を画成するように載置される、親バーナ分布室内の混合気を噴出する複数の親バーナ炎孔が形成された環状の親バーナキャップと、親バーナボディから加熱調理器の天板の下方にのびる親バーナ流入管とを備え、親バーナ流入管の上流端の開口に臨ませて設ける親バーナノズルの先端のノズル孔から噴出する燃料ガスと一次空気との混合気が親バーナ流入管を介して親バーナ分布室に供給されるようにし、子バーナノズルは、親バーナボディの下方位置で加熱調理器の天板上に露出するノズルホルダに取り付けられるものにおいて、親バーナボディの外面に、ノズルホルダの直上部から周方向に離れた部分に位置させて、親バーナボディの熱を外部に放出する放熱部が設けられることを特徴とする。
また、本願の第2発明は、加熱調理器であって、上記第1発明の親子バーナを具備することを特徴とする。
【0009】
本発明(第1発明)によれば、親バーナボディの温度上昇が放熱部からの放熱で抑制される。そして、放熱部は、ノズルホルダ及び子バーナ流入管の至近距離に位置する親バーナボディの部分、即ち、ノズルホルダの直上部から周方向に離れているため、放熱部から放出される熱によるノズルホルダ及び子バーナ流入管の加熱も抑制される。従って、親子バーナを長時間燃焼させても、ノズルホルダ及び子バーナ流入管の過度の温度上昇を抑制できる。その結果、ノズルホルダ内での燃料ガスの熱膨張及び子バーナ流入管内での混合気の熱膨張が抑制され、燃焼初期時に対する子バーナの燃焼量の大幅な低下を抑制することができる。
【0010】
尚、放熱性の高い塗料を塗布することで放熱部を構成することも可能である。然し、これでは、コストが高くなると共に、耐久性も十分には得られない。そのため、本発明において、放熱部は、親バーナボディの外面に突設したフィンで構成されることが望ましい。これによれば、低コストで、且つ、耐久性も向上する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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