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公開番号2025123474
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2025104756,2021143199
出願日2025-06-20,2021-09-02
発明の名称光スイッチ
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人
主分類G02B 26/02 20060101AFI20250815BHJP(光学)
要約【課題】オンとオフとを高速に切り替えることができる光スイッチを提供する。
【解決手段】第1及び第2のワイヤグリッド偏光子11及び12には、第1の方向に伸び
、第2の方向に所定の間隔を設けて配列された複数の金属ワイヤ11b及び12bが設け
られている。第3及び第4のワイヤグリッド偏光子13及び14には、第2の方向に伸び
、第1の方向に所定の間隔を設けて配列された複数の金属ワイヤ13b及び14bが設け
られている。スライド駆動部16及び17は、スライド制御部15による制御に基づいて
、第2のワイヤグリッド偏光子12を第2の方向にスライドさせ、第4のワイヤグリッド
偏光子14を第1の方向にスライドさせる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の透明基板上に、前記第1の透明基板の面に沿った第1の方向に伸びており、前記
第1の方向と直交し、前記第1の透明基板の面に沿った第2の方向に所定の間隔を設けて
配列された複数の第1の金属ワイヤが設けられた、前記第2の方向の偏光光を選択的に透過する第1のワイヤグリッド偏光子と、
前記第1のワイヤグリッド偏光子と対向するように配置されており、第2の透明基板上
に、前記第2の透明基板の面に沿った前記第1の方向に伸びており、前記第1の方向と直
交し、前記第2の透明基板の面に沿った前記第2の方向に所定の間隔を設けて配列された
複数の第2の金属ワイヤが設けられた、前記第2の方向の偏光光を選択的に透過する第2のワイヤグリッド偏光子と、
前記第1のワイヤグリッド偏光子への入射光が前記第1及び第2のワイヤグリッド偏光
子を透過し、前記第2のワイヤグリッド偏光子からの射出光が入射するように配置されて
おり、第3の透明基板上に、前記第3の透明基板の面に沿った前記第2の方向に伸びてお
り、前記第2の方向と直交し、前記第3の透明基板の面に沿った前記第1の方向に所定の
間隔を設けて配列された複数の第3の金属ワイヤが設けられた、前記第1の方向の偏光光を選択的に透過する第3のワイヤグリッド偏光
子と、
前記第3のワイヤグリッド偏光子と対向するように配置されており、第4の透明基板上
に、前記第4の透明基板の面に沿った前記第2の方向に伸びており、前記第2の方向と直
交し、前記第4の透明基板の面に沿った前記第1の方向に所定の間隔を設けて配列された
複数の第4の金属ワイヤが設けられた、前記第1の方向の偏光光を選択的に透過する第4のワイヤグリッド偏光子と、
前記第1または第2のワイヤグリッド偏光子を前記第2の方向にスライドさせ、前記第
3または第4のワイヤグリッド偏光子を前記第1の方向にスライドさせるスライド駆動部
と、
前記複数の第2の金属ワイヤにおける各第2の金属ワイヤを、前記複数の第1の金属ワ
イヤにおける隣り合う2本の第1の金属ワイヤの間隔の中央に位置させ、かつ、前記複数
の第4の金属ワイヤにおける各第4の金属ワイヤを、前記複数の第3の金属ワイヤにおけ
る隣り合う2本の第3の金属ワイヤの間隔の中央に位置させることにより、前記第1のワ
イヤグリッド偏光子への入射光における所定の波長帯の光を前記第4のワイヤグリッド偏
光子から射出させないオフ状態と、前記複数の第1の金属ワイヤにおける各第1の金属ワ
イヤと前記各第2の金属ワイヤとを対向させ、かつ、前記複数の第3の金属ワイヤにおけ
る各第3の金属ワイヤと前記各第4の金属ワイヤとを対向させることにより、前記第1の
ワイヤグリッド偏光子への入射光における前記所定の波長帯の光を前記第4のワイヤグリ
ッド偏光子から射出させるオン状態とを切り替えるように、前記スライド駆動部によって
、前記第1または第2のワイヤグリッド偏光子と、前記第3または第4のワイヤグリッド
偏光子をスライドさせるよう制御するスライド制御部と、
を備える光スイッチ。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記第3及び第4のワイヤグリッド偏光子を回転させる回転駆動部と、
前記回転駆動部によって前記第3及び第4のワイヤグリッド偏光子を回転させるよう制
御する回転制御部と、
をさらに備える請求項1に記載の光スイッチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光スイッチに関する。
続きを表示(約 3,900 文字)【背景技術】
【0002】
各種の技術分野において、光によってオンとオフとを切り替える光スイッチが用いられ
ている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6256966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オンとオフとを高速に切り替えることができる光スイッチが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、第1の透明基板上に、前記第1の透明基板の面に沿った第1の方向に伸びて
おり、前記第1の方向と直交し、前記第1の透明基板の面に沿った第2の方向に所定の間
隔を設けて配列された複数の第1の金属ワイヤが設けられた第1のワイヤグリッド偏光子
と、前記第1のワイヤグリッド偏光子と対向するように配置されており、第2の透明基板
上に、前記第2の透明基板の面に沿った前記第1の方向に伸びており、前記第1の方向と
直交し、前記第2の透明基板の面に沿った前記第2の方向に所定の間隔を設けて配列され
た複数の第2の金属ワイヤが設けられた第2のワイヤグリッド偏光子と、前記第1のワイ
ヤグリッド偏光子への入射光が前記第1及び第2のワイヤグリッド偏光子を透過し、前記
第2のワイヤグリッド偏光子からの射出光が入射するように配置されており、第3の透明
基板上に、前記第3の透明基板の面に沿った前記第2の方向に伸びており、前記第2の方
向と直交し、前記第3の透明基板の面に沿った前記第1の方向に所定の間隔を設けて配列
された複数の第3の金属ワイヤが設けられた第3のワイヤグリッド偏光子と、前記第3の
ワイヤグリッド偏光子と対向するように配置されており、第4の透明基板上に、前記第4
の透明基板の面に沿った前記第2の方向に伸びており、前記第2の方向と直交し、前記第
4の透明基板の面に沿った前記第1の方向に所定の間隔を設けて配列された複数の第4の
金属ワイヤが設けられた第4のワイヤグリッド偏光子と、前記第1または第2のワイヤグ
リッド偏光子を前記第2の方向にスライドさせ、前記第3または第4のワイヤグリッド偏
光子を前記第1の方向にスライドさせるスライド駆動部と、前記複数の第2の金属ワイヤ
における各第2の金属ワイヤを、前記複数の第1の金属ワイヤにおける隣り合う2本の第
1の金属ワイヤの間隔の中央に位置させ、かつ、前記複数の第4の金属ワイヤにおける各
第4の金属ワイヤを、前記複数の第3の金属ワイヤにおける隣り合う2本の第3の金属ワ
イヤの間隔の中央に位置させることにより、前記第1のワイヤグリッド偏光子への入射光
における所定の波長帯の光を前記第4のワイヤグリッド偏光子から射出させないオフ状態
と、前記複数の第1の金属ワイヤにおける各第1の金属ワイヤと前記各第2の金属ワイヤ
とを対向させ、かつ、前記複数の第3の金属ワイヤにおける各第3の金属ワイヤと前記各
第4の金属ワイヤとを対向させることにより、前記第1のワイヤグリッド偏光子への入射
光における前記所定の波長帯の光を前記第4のワイヤグリッド偏光子から射出させるオン
状態とを切り替えるように、前記スライド駆動部によって、前記第1または第2のワイヤ
グリッド偏光子と、前記第3または第4のワイヤグリッド偏光子をスライドさせるよう制
御するスライド制御部とを備える光スイッチを提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の光スイッチによれば、オンとオフとを高速に切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態の光スイッチの構成を示す図である。
一実施形態の光スイッチにおける第1及び第2のワイヤグリッド偏光子を示す斜視図である。
一実施形態の光スイッチにおける第3及び第4のワイヤグリッド偏光子を示す斜視図である。
第1及び第2のワイヤグリッド偏光子の作用を示す図である。
第1及び第2のワイヤグリッド偏光子が状態1であるときの、金属ワイヤの位置関係と第2のワイヤグリッド偏光子からの射出光の状態を示す図である。
第1及び第2のワイヤグリッド偏光子が状態2であるときの、金属ワイヤの位置関係と第2のワイヤグリッド偏光子からの射出光の状態を示す図である。
第1及び第2のワイヤグリッド偏光子が状態1と状態2であるときの波長と横偏光の割合との関係を示す特性図である。
第1及び第2のワイヤグリッド偏光子と、第3及び第4のワイヤグリッド偏光子が状態1であるときの、金属ワイヤの位置関係と第4のワイヤグリッド偏光子からの射出光の状態を示す図である。
第1及び第2のワイヤグリッド偏光子と、第3及び第4のワイヤグリッド偏光子が状態2であるときの、金属ワイヤの位置関係と第4のワイヤグリッド偏光子からの射出光の状態を示す図である。
一実施形態の光スイッチによる可視光のオフ状態とオン状態とを示す、波長と透過光の割合との関係を示す特性図である。
一実施形態の光スイッチを発展させた構成を示す図である。
図9において、第1及び第2のワイヤグリッド偏光子と、第3及び第4のワイヤグリッド偏光子が状態1であり、第3及び第4のワイヤグリッド偏光子が、第1及び第2のワイヤグリッド偏光子に対して90度回転させた状態にあるときの金属ワイヤの位置関係と第4のワイヤグリッド偏光子からの射出光の状態を示す図である。
図9において、第1及び第2のワイヤグリッド偏光子と、第3及び第4のワイヤグリッド偏光子が状態1であり、第3及び第4のワイヤグリッド偏光子が、第1及び第2のワイヤグリッド偏光子に対して0度に回転させた状態にあるときの金属ワイヤの位置関係と第4のワイヤグリッド偏光子からの射出光の状態を示す図である。
第3及び第4のワイヤグリッド偏光子の回転角と第4のワイヤグリッド偏光子からの射出光として射出される透過光の割合との関係を示す特性図である。
一実施形態の偏光器の構成を示す図である。
一実施形態の光学フィルタの構成を示す図である。
図13において、第1及び第2のワイヤグリッド偏光子を状態1と状態2との間で連続的に変化させることを示す図である。
図13において、第1及び第2のワイヤグリッド偏光子と第3及び第4のワイヤグリッド偏光子を状態1と状態2との間で連続的に変化させたときの、波長と透過光の割合との関係を示す特性図である。
一実施形態の窓が取り付けられている家屋を示す図である。
一実施形態の窓の構成を示す図である。
一実施形態のヘッドマウントディスプレイの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、各実施形態の光スイッチ、偏光器、光学フィルタ、窓、ヘッドマウントディスプ
レイについて、添付図面を参照して説明する。
<光スイッチ>
図1~図11は、オンとオフとを高速に切り替えることができる光スイッチを開示する
。図1は、一実施形態の光スイッチ101を示す。光スイッチ101は、第1~第4のワ
イヤグリッド偏光子11~14を備える。第1のワイヤグリッド偏光子11と第2のワイ
ヤグリッド偏光子12とは互いに接触しない程度に近接して配置されており、第1のペア
のワイヤグリッド偏光子を構成している。第3のワイヤグリッド偏光子13と第4のワイ
ヤグリッド偏光子14とは互いに接触しない程度に近接して配置されており、第2のペア
のワイヤグリッド偏光子を構成している。
【0009】
第1のワイヤグリッド偏光子11及び第2のワイヤグリッド偏光子12は、それぞれ、
ガラス基板等の透明基板11a及び12a上に、アルミニウム等の複数本の金属ワイヤ1
1b及び12bを所定の間隔を設けて蒸着等によって形成したものである。透明基板11
aを第1の透明基板とすれば、透明基板12aは第2の透明基板であり、金属ワイヤ11
bを第1の金属ワイヤとすれば、金属ワイヤ12bは第2の金属ワイヤである。第1のワ
イヤグリッド偏光子11の金属ワイヤ11bと第2のワイヤグリッド偏光子12の金属ワ
イヤ12bとを近接させるために、第1のワイヤグリッド偏光子11及び第2のワイヤグ
リッド偏光子12は金属ワイヤ11b及び12bが設けられている面を対向させて配置さ
れている。
【0010】
図2の斜視図に示すように、金属ワイヤ11b及び12bはそれぞれ透明基板11a及
び12aの面に沿ったY方向(第1の方向)に伸びており、透明基板11a及び12aの
面に沿ったX方向(第2の方向)に所定の間隔を設けて配列されている。X方向は水平方
向であり、Y方向はX方向と直交する垂直方向である。
(【0011】以降は省略されています)

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