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公開番号
2025115796
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010445
出願日
2024-01-26
発明の名称
光学異方性体、光学フィルタ
出願人
AGC株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20250731BHJP(光学)
要約
【課題】本発明は、可視光領域における広視野角特性に優れた光学異方性体を提供することを目的とする。
【解決手段】逆波長分散性を示す液晶化合物および近赤外線吸収色素を含む光学異方性膜と、ポジティブCプレートとを備える光学異方性体。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
逆波長分散性を示す液晶化合物および近赤外線吸収色素を含む光学異方性膜と、ポジティブCプレートとを備える光学異方性体。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
水平方向における光学異方性軸を0°としたとき、0°、45°、90°、135°方向をそれぞれ回転軸に設定し、
前記それぞれの回転軸に対し-50°~50°(10°刻み)の角度から、
垂直入射時の光学異方性軸に対して45°を成す角度の直線偏光を入射し測定した際の、
波長範囲450~650nmにおける平均楕円率が0.90以上である、光学異方性体。
【請求項3】
前記光学異方性膜の、垂直方向から直線偏光を入射し測定した際の、波長範囲430~680nmの全領域における楕円率が0.90以上である、請求項1に記載の光学異方性体。
【請求項4】
前記近赤外線吸収色素が、下記式(4)で表される化合物である、請求項1に記載の光学異方性体。
TIFF
2025115796000036.tif
57
166
〔式(4)において、R
41
およびR
42
は、それぞれ独立に、水素原子または置換基を表し、少なくとも一方は電子吸引性基であり、R
41
およびR
42
は結合して環を形成してもよい。R
43
は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、置換ホウ素または金属原子を表し、R
41
と共有結合または配位結合していてもよい。R
L
は、それぞれ独立に、メソゲン基を表す。〕
【請求項5】
前記近赤外線吸収色素が、下記式(3-1A)で表される化合物、下記式(3-1B)で表される化合物、および下記式(3-2)で表される化合物から選ばれる少なくとも一種である、請求項1に記載の光学異方性体。
TIFF
2025115796000037.tif
188
165
TIFF
2025115796000038.tif
76
165
〔式(3-1A)、式(3-1B)、式(3-2)において、R
L
はそれぞれ独立してメソゲン基である。
式(3-1A)において、X
1
はそれぞれ独立して一価の置換基を有してもよい炭素原子または窒素原子である。Y
1
は酸素原子、硫黄原子またはNH基である。
式(3-1B)において、X
2
はそれぞれ独立して硫黄原子または酸素原子である。Y
2
はそれぞれ独立して一価の置換基を有してもよい炭素原子または窒素原子である。
式(3-1A)および式(3-1B)において、R
11
、R
12
は、それぞれ独立して、置換基を有してもよく、炭素-炭素原子間に不飽和結合、酸素原子、脂環もしくは芳香環を含んでもよい、炭素数1~20のアルキル基である。R
13
、R
14
は、それぞれ独立して、水素原子、または炭素数1~12のアルキル基である。
式(3-2)において、R
21
、R
22
は、それぞれ独立して、置換基を有してもよく、炭素-炭素原子間に不飽和結合、酸素原子、脂環もしくは芳香環を含んでもよい、炭素数1~20のアルキル基である。R
23
は、それぞれ独立して、水素原子、または炭素数1~12のアルキル基である。〕
【請求項6】
前記光学異方性膜と前記ポジティブCプレートとの間に接着層を有する、請求項1に記載の光学異方性体。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の光学異方性体を備える光学フィルタ。
【請求項8】
請求項1~6のいずれか1項に記載の光学異方性体を備える画像表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学異方性体、光学フィルタ等に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
屈折率異方性を有する光学異方性膜は、表示装置の光学フィルタなど、種々の用途に適用されている。かかる光学フィルタとしては、たとえば有機EL表示装置に用いられるλ/4板の位相差板や、液晶表示装置の光学補償フィルタが知られている。光学補償フィルタはバックライトからの光が液晶層を通過する際に光学的ずれ(位相差)を補償し、表示装置の視野角拡大を担う機能を有する。これにより斜め方向から視認した際の色味変化や黒表示時の光漏れ等が改善できる。
【0003】
ここで、特許文献1には、ポジティブAプレートおよびポジティブCプレートを含み、逆波長分散性を示す光学フィルタが記載されている。
また、特許文献2には、二枚の位相差膜を貼合した光学フィルタが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6243869号公報
特許第5876440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の技術では、可視光領域における十分な広視野角特性が得られていない。
【0006】
本発明は、可視光領域における広視野角特性に優れた光学異方性体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、下記の光学異方性体等に関する。
〔1〕逆波長分散性を示す液晶化合物および近赤外線吸収色素を含む光学異方性膜と、ポジティブCプレートとを備える光学異方性体。
〔2〕水平方向における光学異方性軸を0°としたとき、0°、45°、90°、135°方向をそれぞれ回転軸に設定し、
前記それぞれの回転軸に対し-50°~50°(10°刻み)の角度から、
垂直入射時の光学異方性軸に対して45°を成す角度の直線偏光を入射し測定した際の、
波長範囲450~650nmにおける平均楕円率が0.90以上である、光学異方性体。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、可視光領域における広視野角特性に優れた光学異方性体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る光学異方性体を示す断面図である。
図2は、光学異方性膜1-1の、主に可視光の波長領域における楕円率を示すグラフである。
図3は、光学異方性膜1-2の、主に可視光の波長領域における楕円率を示すグラフである。
図4は、光学異方性膜1-3の、主に可視光の波長領域における楕円率を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態(以下、本実施形態とも記載する。)について説明する。
本明細書において、式(A1)で示される化合物を化合物(A1)とも記し、他の式で表される場合も同様である。化合物(A1)からなる色素を色素(A1)とも記し、他の式で表される場合も同様である。また、例えば、式(1a)で表される基を基(1a)とも記し、他の式で表される基も同様である。
本明細書において、数値範囲を表す「~」では、上下限を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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