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公開番号2025123540
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2025106669,2022137110
出願日2025-06-24,2022-08-30
発明の名称雪環境試験装置及び雪環境試験方法
出願人エスペック株式会社
代理人弁理士法人三協国際特許事務所
主分類G01N 17/00 20060101AFI20250815BHJP(測定;試験)
要約【課題】所望の雪質の雪を降らせる雪環境を再現するための手間を軽減する。
【解決手段】雪環境試験装置は、二流体ノズルによって構成された噴射器14と、室内温度を設定する温度設定部30aと、試験室内を冷却する空調機12と、空調機12を制御する温度制御部30eと、噴射器14への供給水の流量を設定する水流量設定部30bと、噴射器14に所定温度の水を供給する水供給部18と、雪質を選定する雪質選定部30dと、試験室内の温度、噴射器14への供給水の流量、噴射器14に供給する空気圧力及び雪質を関連付けた情報が記憶された関連情報記憶部30fと、噴射器14に供給される空気圧力を、関連情報記憶部30fに記憶された情報を用いて得られた圧力に調整する圧力調整部30gと、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
試験室内に雪環境を作り出すための雪環境試験装置であって、
二流体ノズルによって構成され、水及び空気を噴射するように構成された噴射器と、
前記試験室内の温度を設定する温度設定部と、
前記試験室内を冷却するための空調機と、
前記試験室内の温度が前記温度設定部で設定された温度になるように前記空調機を制御する温度制御部と、
前記噴射器に供給される水の流量を設定する水流量設定部と、
前記水流量設定部によって設定された流量の水を供給する水供給部と、
前記噴射器に所定の圧力の空気を供給する空気供給部と、
雪質として、乾雪、湿雪又はみぞれを選定する雪質選定部と、
前記試験室内の温度と、前記噴射器に供給する水の流量と、前記噴射器に供給する水の温度と、乾雪、湿雪又はみぞれを表す雪質と、を関連付けた情報が記憶された関連情報記憶部と、
前記雪質選定部で選定された雪質となるように、前記噴射器に供給される水の温度を、前記関連情報記憶部に記憶された情報を用いて得られた温度に調整する水温調整部と、
を備えている雪環境試験装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記試験室内に気流を生じさせる送風機と、
前記送風機を制御する送風制御部と、を備えている請求項1に記載の雪環境試験装置。
【請求項3】
試験室内に雪環境を作り出す雪環境試験方法であって、
前記試験室内の温度を設定し、
雪質選定部により、雪質として乾雪、湿雪又はみぞれを選定し、
二流体ノズルによって構成された噴射器に供給される水の流量を水流量設定部により設定し、
前記試験室内の温度が前記設定された温度になるように空調機を制御し、
前記試験室内の温度と、前記噴射器に供給する水の流量と、前記噴射器に供給する水の温度と、乾雪、湿雪又はみぞれを表す雪質と、を関連付けており関連情報記憶部に記憶された情報を用いて、選定された雪質となるような前記噴射器に供給する水の温度を導出し、
導出された温度を有し且つ前記水流量設定部によって設定された流量の水を前記噴射器に供給するとともに、所定の圧力を有する空気を前記噴射器に供給し、前記噴射器から水及び空気を噴射する、雪環境試験方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、雪環境試験装置及び雪環境試験方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、下記特許文献1に開示されているように、試験室内において雪環境を再現する雪環境試験装置が知られている。この雪環境試験装置では、水及び空気を噴射する二流体ノズルが用いられており、二流体ノズルでは、微細な水滴を噴射できることから、粉雪を作ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭56-17548号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
雪環境を再現するには、試験室内を0℃以下の温度環境に調整する必要があるが、雪質は試験室内の温度等の影響を受けるため、所望の雪質を得るには、試験室内において実際にある程度の量の雪を降らせてみて、雪質を確認しつつ試験室内の温度を変化させる等の調整が必要になる。このため、所望の雪質の雪を降らせる雪環境を再現するには、条件の調整に手間がかかる。
【0005】
そこで、本発明は、前記従来技術を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、所望の雪質の雪を降らせる雪環境を再現するための手間を軽減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る雪環境試験装置は、試験室内に雪環境を作り出すための雪環境試験装置であって、二流体ノズルによって構成され、水及び空気を噴射するように構成された噴射器と、前記試験室内の温度を設定する温度設定部と、前記試験室内を冷却するための空調機と、前記試験室内の温度が前記温度設定部で設定された温度になるように前記空調機を制御する温度制御部と、前記噴射器に供給される水の流量を設定する水流量設定部と、前記水流量設定部によって設定された流量の水を供給する水供給部と、前記噴射器に所定の圧力の空気を供給する空気供給部と、雪質として、乾雪、湿雪又はみぞれを選定する雪質選定部と、前記試験室内の温度と、前記噴射器に供給する水の流量と、前記噴射器に供給する水の温度と、乾雪、湿雪又はみぞれを表す雪質と、を関連付けた情報が記憶された関連情報記憶部と、前記雪質選定部で選定された雪質となるように、前記噴射器に供給される水の温度を、前記関連情報記憶部に記憶された情報を用いて得られた温度に調整する水温調整部と、を備えている。
【0007】
本発明の雪環境試験装置では、試験室内の温度が設定された温度になるように温度制御部が空調機を制御する。水温調整部は、噴射器に供給される水の温度を、雪質選定部によって選定された雪質と関連情報記憶部に記憶された情報とを用いて得られた水温に調整する。これにより、調整された温度を有し水流量設定部で設定された流量の水と、所定圧力の空気とが噴射器に供給される。したがって、雪質選定部によって選定された雪質の雪環境を得ることができ、そのような雪環境に供試体を晒すことができる。
【0008】
すなわち、雪質(乾雪、湿雪、みぞれを表す)は、試験室内の温度、二流体ノズルからなる噴射器に供給される水流量及び水温の影響を受けて変わるため、所望の雪質が得られるかどうかは、雪を実際に降らせてみないと分からない。これに対し、本発明では、3つの条件と、乾雪、湿雪又はみぞれを表す雪質とを関連付けた情報が記憶された関連情報記憶部が設けられており、この情報を用いて、設定された試験室温度下で且つ所定圧力の空気圧下で且つ設定された水流量の下において、噴射器に供給する水の温度が調整されるため、所望の雪質の雪環境を得ることができる。したがって、所望の雪質を得るための手間を軽減することができる。なお、関連情報記憶部に記憶された情報は、これら3つの条件を調整した上で雪を降らせて雪質を確認するという予備試験によって得ることができる。
【0009】
前記雪環境試験装置は、前記試験室内に気流を生じさせる送風機と、前記送風機を制御する送風制御部と、を備えていてもよい。
【0010】
この態様では、試験室内において生ずる気流の流速が変更可能なため、噴射器から噴射された水滴が供試体に到達するまでの時間を変更することができる。このため、供試体に到達するときの雪質を、さらに空気の流速によっても調整可能となる。したがって、供試体への着雪量や付着する雪質の変更が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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