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公開番号2025123688
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019297
出願日2024-02-13
発明の名称木造建築物における梁の連結固定構造
出願人株式会社ダイドーハント,株式会社栗山百造
代理人個人,個人
主分類E04B 1/58 20060101AFI20250818BHJP(建築物)
要約【課題】木造建築物における梁の連結固定構造であり、特に、梁成の大きい梁に関する連結固定構造を提供する。
【解決手段】梁(22)の梁成方向の上半部(22A)と下半部(22B)にそれぞれ対応する上側連結金物(21A)及び下側連結金物(21B)が先行部材(23)に固着されており、先行部材の側面から突出する両連結金物の上側支持板(24A)と下側支持板(24B)に梁の受溝(32)を外嵌させ、梁の下半部に設けた仮止め固定ピン(35)を下側支持板(24B)の支持凹部(27B)に係合して仮止め固定した状態で、梁に設けた上側ピン孔(33A)及び下側ピン孔(33B)に打ち込んだドリフトピン(36)を上側支持板(24A)及び下側支持板(24B)に挿通させるように構成されており、梁には、上側ピン孔と梁端面の間に割裂容易部(37)が形成され、下側ピン孔と梁端面の間に割裂困難部(38)が形成されている。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
木造建築物の先に構築された先行部材に直交するX方向から梁を接続する構成において、先行構造部材に固着された連結金物のX方向に突出する縦板状の支持板に対して、梁の端面に切込み状に形成された受溝を外嵌させた状態で、梁の端部を貫通して水平方向に打ち込まれたドリフトピンを前記支持板の連結孔に挿通して成る構成であり、
前記梁(22)の梁成方向の上半部(22A)と下半部(22B)に関して、上半部に対応する上側連結金物(21A)と、下半部に対応する下側連結金物(21B)が先行部材(23)に固着され、両連結金物はそれぞれ該先行部材の側面からX方向に突出する上側支持板(24A)と下側支持板(24B)を備え、下側支持板(24B)の先端部に上側支持板(24A)の先端を超えてX方向に延びる延長板部(24C)を延設しており、
前記上側支持板(24A)は、上下方向に間隔をあけて複数の上側連結孔(26A)を列設し、前記下側支持板の延長板部(24C)は、上下方向に間隔をあけて複数の下側連結孔(26B)を列設すると共に、該延長板部の上端縁に支持凹部(27B)を形成しており、
前記梁(22)は、前記上側支持板(24A)と下側支持板(24B)に外嵌される受溝(32)と、該梁を水平方向に横断して挿着され前記支持凹部(27B)に係合される仮止め固定ピン(35)と、梁の水平方向に貫設され前記上側連結孔(26A)と下側連結孔(26B)にそれぞれ連通される上側ピン孔(33A)と下側ピン孔(33B)を設けており、
前記仮止め固定ピン(35)を前記支持凹部(27B)に係合することにより梁を先行部材に対して仮止め固定した状態で、前記上側ピン孔(33A)及び下側ピン孔(33B)に打ち込まれたドリフトピン(36)を前記上側連結孔(26A)及び下側連結孔(26B)に挿通することにより先行部材と梁が連結固定され、
前記梁(22)は、前記上側ピン孔(33A)と梁の端面(22a)の間に割裂容易部(37)を形成し、前記下側ピン孔(33B)と梁の端面(22a)の間に割裂困難部(38)を形成して成ることを特徴とする木造建築物における梁の連結固定構造。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記上側支持板(24A)に設けられた上側連結孔(26A)と前記梁(22)に設けられた上側ピン孔(33A)は、それぞれ上下方向に間隔をあけて列設された複数の孔により構成されると共に、複数の孔に複数のドリフトピン(36)が打ち込まれ、
前記下側支持板の延長板部(24C)に設けられた下側連結孔(26B)と前記梁(22)に設けられた下側ピン孔(33B)は、それぞれ上下方向に間隔をあけて列設された複数の孔により構成されると共に、複数の孔に複数のドリフトピン(36)が打ち込まれており、
前記複数の上側ピン孔(33A)のうち梁の端面(22a)に最も遠い上側ピン孔の中心と該端面の間の距離L1に対して、前記複数の下側ピン孔(33B)のうち梁の端面(22a)に最も近い下側ピン孔の中心と該端面の間の距離L2がL1<L2に形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の木造建築物における梁の連結固定構造。
【請求項3】
前記距離L1に対して、仮止め固定ピン(35)の中心と梁の端面(22a)の間の距離L3がL1<L3に形成されて成ることを特徴とする請求項2に記載の木造建築物における梁の連結固定構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、木造建築物における柱や梁等の先に構築された先行部材に梁を接続するための連結固定構造に関し、特に、梁成の大きい梁を先行部材に対して好適に連結固定可能とするものに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、木造建築物の柱に直交するX方向から梁を接続する仕口部において、柱に固着された連結金物の柱側面からX方向に突出する縦板状の支持板に対して、梁の端面に切込み状に形成された受溝を外嵌させた状態で、梁の端部を貫通して水平方向に打ち込まれたドリフトピンを前記支持板の連結孔に挿通することにより、梁を柱に連結固定するものが公知である。
【0003】
図1ないし図4は、本出願人らが提供している連結金物1を使用することにより、梁2を柱3に対して直交するX方向から連結固定する方法を示している。この場合、梁2は、梁成Hを約240mm~約300mmとしており、通常の梁2が使用された木造住宅における仕口部を示している。
【0004】
先ず、図1及び図2に示すように、柱3の所定部位に連結金物1が取付固着される。連結金物1は、X方向に縦板状の支持板4と筒状の固着部5を連設しており、金物成、つまり、支持板4の上下寸法は、例えば約220mmである。固着部5は、上下方向に間隔をあけて複数本が設けられ、図例の場合、3本の固着部5が設けられている。
【0005】
前記支持板4は、複数の連結孔6を上下方向に間隔をあけて列設し、上縁部に支持凹部7を形成している。そして、前記固着部5は、水平方向に貫通する固着孔8を設けている。
【0006】
前記連結金物1を取付固着するため、柱3は、柱側面3aから有底の受孔9を穿設すると共に、該受孔9を横断するピン孔10を貫設している。
【0007】
そこで、図2に示すように、前記連結金物1は、前記固着部5を前記受孔9に挿入した状態で、前記ピン孔10に打ち込んだドリフトピン11を前記固着孔8に挿通させることにより、柱1に取付固着され、この状態で、柱側面3aからX方向に支持板4を突出させている。
【0008】
これに対して、梁2は、図2に示すように、前記支持板4に外嵌させられる受溝12を梁端面2aに切込み状に形成すると共に、該受溝12を含んで梁2を水平方向に貫通する孔により、受溝12を前記支持板4に外嵌させたとき、前記連通孔6に連通するピン孔13と、前記支持凹部7に連通する仮止め固定孔14を形成している。
【0009】
図4は、梁2を柱3に連結固定する方法を示している。図4(A)に示すように、予め梁2は、仮止め固定孔14に仮止め固定ピン15が挿着されており、該仮止め固定ピン15を連結金物1における支持板4の上方に臨ませた状態で、受溝12を支持板4に外嵌させ、梁端面2aを柱側面3aに沿わせて下降させられる。
【0010】
これにより、図4(B)に示すように、仮止め固定ピン15が支持板4の支持凹部7に係合することにより、梁2を仮止め状態で固定支持する。この状態で、支持板4の連結孔6と梁2のピン孔13が連通させられる。
(【0011】以降は省略されています)

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