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公開番号2025125636
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024021685
出願日2024-02-16
発明の名称ネブライザ
出願人株式会社島津製作所
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B05B 7/08 20060101AFI20250821BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】簡素な構成で噴出口から略均一に噴霧可能なネブライザを提供する。
【解決手段】ネブライザは、ガスを噴出する噴出口22hが設けられたノズル部20と、先端部を有し、先端部が噴出口22hから突出するように配置されたキャピラリと、を備え、噴出口22hを規定する部分のノズル部の内周面220には、噴出口22hの径方向の内側に向けて突出する複数の突起部221が、周方向に並んで配置されており、複数の突起部221は、内接円Cを規定するように設けられており、内接円Cの内側をキャピラリが通過している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ガスを噴出する噴出口が設けられたノズル部と、
先端部を有し、前記先端部が前記噴出口から突出するように配置されたキャピラリと、を備え、
前記噴出口を規定する部分の前記ノズル部の内周面には、前記噴出口の径方向の内側に向けて突出する複数の突起部が、周方向に並んで配置されており、
前記複数の突起部は、内接円を規定するように設けられており、
前記内接円の内側を前記キャピラリが通過している、ネブライザ。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記複数の突起部は、3つ以上である、請求項1に記載のネブライザ。
【請求項3】
前記複数の突起部は、所定の間隔で周方向に並んで配置されている、請求項1に記載のネブライザ。
【請求項4】
前記周方向に隣り合う突起部の間隔は、前記キャピラリの外径よりも小さい、請求項1に記載のネブライザ。
【請求項5】
前記噴出口を規定する部分の前記ノズル部の前記内周面は、前記内接円の外側に向けて膨出する複数の膨出部を有し、
前記複数の膨出部は、前記周方向に並んで配置されており、
前記周方向に互いに隣り合う膨出部の間に、前記突起部が位置している、請求項1から4のいずれか1項に記載のネブライザ。
【請求項6】
ガスを噴出する噴出口が設けられたノズル部と、
先端部を有し、前記先端部が前記噴出口から突出するように配置されたキャピラリと、を備え、
前記噴出口を規定する部分の前記ノズル部の内周面は、前記噴出口の軸方向から見た場合に円形に設けられており、
前記キャピラリは、複数の角部を有する外形形状を有し、
前記軸方向から見た場合に、前記複数の角部が前記円形の内側に位置している、ネブライザ。
【請求項7】
前記キャピラリは、液体試料が流れる流路を含み、
前記軸方向から見た場合に、前記流路を規定する前記キャピラリの内周面の形状と、前記キャピラリの外形形状とが相似形状を有している、請求項6に記載のネブライザ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ネブライザに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来のイオン源用のネブライザとして、米国特許出願公開第2021/0398789号明細書(特許文献1)には、ガスが通る筒体の先端に、ネブライザの出口を構成するネブライザ出口部が取り付けられた構成が開示されている。
【0003】
当該ネブライザ出口部は、一例として、複数のパーツで形成されている。具体的には、ネブライザ出口部は、入口端を構成する入口側部材と、出口端を構成する出口側部材とを含んでいる。当該入口側部材は、筒体の先端に取り付けられ、出口側部材は、入口側部材の下流に取り付けられる。
【0004】
入口側部材には、軸方向に沿って貫通する第1チャンネルと第2チャンネルとが設けられている。第1チャンネルは、ネブライザ出口部の中心軸に沿って設けられており、当該第1チャンネルはキャピラリが通過する。第2チャンネルは、上記筒体の内部に連通しており、筒体内に導入されたガスが流れる流路となっている。
【0005】
出口側部材は、出口に向かうにつれて先細る形状を有している。出口側部材の内表面と入口側部材の先端との間には上記第2チャンネルに連通する空間が広がっている。出口側部材の先端には、出口開口が設けられている。当該出口開口にはキャピラリの先端側が通過しており、出口開口を規定する出口側部材の内周面とキャピラリの先端との間には隙間が設けられている。当該隙間から上記ガスが噴出される。
【0006】
また、ネブライザ出口部は、他の例として、単一の部材で形成されている。この場合においては、軸方向に平行な断面において、出口開口の上流側には略V字状の空間が設けられるとともに、出口開口の中心軸と同軸に設けられ、キャピラリが通過する第1チャンネルと、上記V字状の空間に連通する第2チャンネルが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
米国特許出願公開第2021/0398789号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1において、上述のように、ネブライザ出口部が複数のパーツで構成される場合には、複数のパーツを同軸で取り付ける必要があるため、各パーツにおいて精度が要求され、加工が難しくなる。また、上述のように、ネブライザ出口部が単一で形成される場合には、複雑な形状を有する空間部および第1チャンネル、第2チャンネルを設けるために、積層造形プロセスを採用する必要がある。このため、エンドミル、放電加工等の汎用的な工具での作成が困難となる。
【0009】
さらに、上記特許文献1の構成においては、当該ネブライザ出口部よりも上流側に離れて位置する第1チャンネルによってキャピラリのおおよその位置が決定される。このため、キャピラリが出口開口の中心から偏心して配置されることが懸念される。この場合には、出口開口から吹き出されるガスによってキャピラリから噴霧される液滴の噴霧形状に偏りが生じてしまう。
【0010】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、簡素な構成で噴出口から略均一に噴霧可能なネブライザを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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