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公開番号
2025125755
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024021895
出願日
2024-02-16
発明の名称
容器構造体
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
35/02 20060101AFI20250821BHJP(測定;試験)
要約
【課題】アレイプレートに形成されたスポットアレイに対して給液や排液を行った時に生じる容器外への液飛散と容器外からの液混入を防止する。
【解決手段】生体由来物質を含むスポットアレイが形成された上面を有するアレイプレートに装着されたときに、該アレイプレートを底板として液体を貯留することができる容器が形成されるように構成された容器構造体であって、前記アレイプレートに装着されたときに、前記容器の側壁を形成する堤部と、該アレイプレートに対向する前記容器の天板を形成する対向部と、前記スポットアレイが形成された領域外に給液または排液の経路を構成するアクセス部と、を有する容器構造体。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
生体由来物質を含むスポットアレイが形成された上面を有するアレイプレートに装着され、
該アレイプレートを底板として液体を貯留することができる容器が形成されるように構成された容器構造体であって、
前記アレイプレートに装着されたときに、前記容器の側壁を形成する堤部と、
該アレイプレートに対向する前記容器の天板を形成する対向部と、
前記スポットアレイが形成された領域の外に給液または排液の経路を構成するアクセス部と、
を有する容器構造体。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記対向部は、その外周縁部が前記堤部の上端面に接触して固定されている、請求項1に記載の容器構造体。
【請求項3】
前記対向部は、その外周縁部が全周にわたり前記堤部に接触することで固定されている、請求項2に記載の容器構造体。
【請求項4】
前記対向部は、前記堤部と一体化されている、請求項1に記載の容器構造体。
【請求項5】
前記アクセス部は、前記対向部の一部または堤部の一部に設けられている、請求項1に記載の容器構造体。
【請求項6】
前記アクセス部の前記アレイプレートへの投影形状の位置は、前記スポットアレイと重ならない、請求項1に記載の容器構造体。
【請求項7】
前記アクセス部は、前記容器内の圧力を調整することができるように構成されている、請求項1に記載の容器構造体。
【請求項8】
前記アクセス部は、開口と該開口を塞ぐ開口蓋とを含み、該開口蓋は可撓性のダイヤフラムを含んで構成されるか、または、弾性的に支持されているか、の少なくともいずれかである、請求項7に記載の容器構造体。
【請求項9】
前記アクセス部は、前記容器の長手方向に関して、前記スポットアレイが形成された領域の外に位置する、請求項1に記載の容器構造体。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の容器構造体と前記アレイプレートとにより構成された容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、検体分析装置においてアレイプレートに液状検体や薬液などの液体を供給して保持するために用いる容器構造体に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
基板上にタンパク質、ペプチド、核酸等の物質をスポット状に多数固定したプロテインアレイ、ペプチドアレイ、DNAアレイ等のアレイプレートが知られている。検体の分析にアレイプレートを用いることで、アレイプレートに固定された多数の物質と検体中の物質との相互作用を一度に観察することができる。これにより、血液、細胞抽出液、唾液、組織間液等の生体由来の液状検体と多数の物質との相互作用を網羅的に解析することができる。
【0003】
また、アレイプレートを用いた検体分析方法として、興味対象となる相互作用が生じたスポットを選択的に蛍光標識して、光学的情報を得る方法が知られている。蛍光標識された検体を観察する装置としては、共焦点レーザ顕微鏡が知られている。共焦点レーザ顕微鏡は、照射光学系、蛍光検出光学系、および2次元走査系を有している。蛍光検出光学系は、蛍光プローブによって標識されたスポットからの蛍光の光量を検出する機能を有する。2次元走査系は、アレイプレートあるいは光学系を2次元走査することで、アレイプレート上のスポット領域の蛍光画像を取得する機能を有する。
【0004】
特許文献1では、枠をアレイプレートに固定して液体の貯留を可能にした状態で、ピペットチップが当該枠付きアレイプレートの上方を移動して複数の薬液を順次、給液ないし排液して反応させる反応工程を行っている。そして、反応工程終了後に液保持状態を維持したまま光学走査測定を行ない、スポット領域の蛍光画像を取得する検体評価装置が記載されている。
【0005】
特許文献2では、底板と、側面を構成する堤部とを接着することで、薬液が保持部の外部に漏洩することを防止したチャンバースライドが記載されている。このチャンバースライドでは、カバーが堤部に対してスナップ機構で固定され、保持部の保湿および保温を可能にしている。このカバー付きチャンバースライドを構成するすべての部材は外部から光学測定が可能な材料からなるため、これをそのまま蛍光観察に用いることもできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-12426号公報
米国特許出願公開第2013/017143号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の装置構成ではアレイプレートへの給液を行う際に、ピペットチップから液が吐出される際の勢いで液が容器の外に飛散する恐れがあった。また、液種によっては界面活性剤を含有しているためにピペットチップ先端で気泡が生じやすいものがあり、この気泡が破裂する際に液が容器の外に飛散したりする恐れがあった。また、アレイプレートへの給液もしくは排液を行う際にピペットチップ外面に付着した液が、ピペットチップがアレイプレート上方を移動中に滴下して容器内へ混入すること恐れがあった。その場合、給液量にばらつきを生じさせたり、不要となった排液が再び混入したりする恐れがある。さらに、複数のアレイプレートを並べた構成では、前記の飛散や滴下が生じると他のアレイプレートへの混入の恐れがあった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、生体由来物質を含むスポットアレイが形成された上面を有するアレイプレートに装着され、該アレイプレートを底板として液体を貯留することができる容器が形成されるように構成された容器構造体であって、
前記アレイプレートに装着されたときに、前記容器の側壁を形成する堤部と、
該アレイプレートに対向する前記容器の天板を形成する対向部と、
前記スポットアレイが形成されたアレイ領域の外に給液または排液の経路を構成するアクセス部と、
を有する容器構造体を提供し、それにより上に述べた課題を解決する。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る容器構造体によれば、容器の側壁を形成する堤部と容器の天板を形成する対向部を有することで、給液時に生じる容器外への液の飛散を低減することができる。また、スポットアレイが形成された領域の外にアクセス部を有することで、給液もしくは排液時に不要な液がアレイプレート内のアクセス部以外の場所に混入することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の容器構造体の第1の実施形態を示す。図1(a)は容器構造体とアレイプレートから構成される容器の外観を示す斜視図、図1(b)は分解斜視図である。
本発明の容器構造体の第1の実施形態を示す。図2(a)は容器構造体とアレイプレートから構成される容器を上から見た平面図である。図2(b)は容器を構成する容器構造体を図2(a)の2B-2B線に沿って垂直に切断した断面を示す垂直断面図である。図2(c)は容器を構成する容器構造体を図2(a)の2C-2C線に沿って垂直に切断した断面を示す垂直断面図である。図2(d)は容器を構成する容器構造体を図2(b)の2D-2D線に沿って水平に切断した断面を示す水平断面図である。
本発明の容器構造体の第1の実施形態とアレイプレートから構成される容器へ薬液を給液する一連の動作を示す。図3(a)~図3(e)はいずれも図2(b)に示す断面に相当する断面を示す垂直断面図である。
本発明の容器構造体の第2の実施形態を示す斜視図である。図4(a)は斜視図、図4(b)は図2(b)に示す断面に相当する断面を示す垂直断面図である。
本発明の容器構造体の第3の実施形態を示す。図5(a)は斜視図、図5(b)は分解斜視図である。
本発明の容器構造体の第4の実施形態を示す。図6(a)は図2(b)に示す断面に相当する断面を示す垂直断面図、図6(b)は図2(c)に示す断面に相当する断面を示す垂直断面図である。
本発明の容器構造体の第5の実施形態を示す。同図は図2(b)に示す断面に相当する断面を示す垂直断面図である。
本発明の容器構造体の第6の実施形態を示す。同図は図2(b)に示す断面に相当する断面を示す垂直断面図である。
本発明の容器構造体とアレイプレートから構成される容器を用いる検体分析装置の筐体(外囲器)内部の構造を示す模式図である。図9(a)は装置の前方から見た内部の模式図、図9(b)は装置の上方から見た内部の模式図、図9(c)は装置の側方から見た内部の模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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