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公開番号
2025126427
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-29
出願番号
2024022601
出願日
2024-02-19
発明の名称
液体吐出ヘッド
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20250822BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】有機膜に対する接着剤の初期接着力が高く、かつ、インクに浸漬させても接着力が低下しにくい液体吐出ヘッド。
【解決手段】液体吐出ヘッドであって、前記液体吐出ヘッドは、液体を吐出するための吐出口と、前記吐出口から吐出される液体に圧力が作用する圧力室と、前記圧力室と連通する流路と、前記流路を形成する基板と、前記流路の壁面の一部を構成し、前記流路内の液体の振動を抑制するための有機膜と、を有し、前記有機膜は、前記基板に接着剤で接着されており、前記有機膜と前記接着剤とは、シロキサン結合を介して結合している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体吐出ヘッドであって、
前記液体吐出ヘッドは、
液体を吐出するための吐出口と、
前記吐出口から吐出される液体に圧力が作用する圧力室と、
前記圧力室と連通する流路と、
前記流路を形成する基板と、
前記流路の壁面の一部を構成し、前記流路内の液体の振動を抑制するための有機膜と、を有し、
前記有機膜は、前記基板に接着剤で接着されており、
前記有機膜と前記接着剤とは、シロキサン結合を介して結合している、ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記液体吐出ヘッドが、前記有機膜と前記接着剤との間に前記シロキサン結合に加えて下記式(1)で表される結合を含有する、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
―C1-X-C2― ・・・(1)
ここで(1)中、Xは、
-CO-NH-、
-CH
2
-CHOH-CH
2
-O-CO-CH
2
-CH
2
-、
-CHOH-CH
2
-N-、
-CH
2
-(CH
2
-O-CH
2
)n-CH
2
-、
-CO-O-、-CO-S-、-O-、及び-NH-CO-O-からなる群から選択される少なくとも一であり、
nは平均付加モル数であり、1~200の整数を表し、
C1及びC2はそれぞれ独立に、炭素原子である。
【請求項3】
前記有機膜が、ポリイミドを含む、請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記有機膜における前記接着剤に接している部分がプラズマ処理されている、請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記有機膜と前記接着剤との接着が、シラン剤を介した結合を含み、
前記シラン剤が、アミノシラン剤を含む、請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記接着剤が、シクロブテン骨格を含む樹脂を含む、請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記接着剤が、ジビニルシロキサン-ビスベンゾシクロブテンを含む、請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記液体吐出ヘッドが、圧力を発生させる吐出素子を備え、
前記吐出素子が、圧電素子である、請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液体吐出ヘッドに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
微細な構造体である流路部材は、例えばインクジェット記録装置の液体吐出ヘッドに使用されている。インクジェット記録装置は、液体を吐出する液体吐出ヘッドのノズルからインクを吐出してメディアに文字や画像を形成する記録装置である。例えば、圧電方式のインクジェット記録装置は、液体を吐出するノズルに連通する圧力室に対向する位置に振動板を介して圧電素子が設置されている。
そして、圧電素子に電圧を印加することで圧電素子及び振動板を変位させ、圧力室の容積が変動することでノズルから液体を吐出する。この振動板の振動が液体流路内の液体を通じて隣接するノズルに伝わる、いわゆるクロストークによって、隣接するノズルからの液体の吐出不良が引き起こされるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/045112号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このため圧電素子に対向するように流路部材内にダンパーを設ける手段がある。このダンパーには耐インク性や接着剤の硬化温度に耐えうる耐熱性、ダンパー膜として機能するのに適した弾性率及び膜厚が必要となる。これら特性を満足する材料としてはポリイミドやLCPなどが挙げられるが、難接着となることが多い。また、このダンパーは記録素子基板と接着する流路部材内に設けられるため、前工程内で接着剤を用いて接着する必要がある。しかしながら、接着剤とダンパー膜との接着信頼性には課題がある。
【0005】
特許文献1では、ポリイミドを一例とする耐熱性樹脂を含むフィルムと、ベンゾシクロブテン(BCB)を一例とする樹脂組成物を用いており、耐熱性樹脂を含むフィルムに対してプラズマ処理等の表面処理を行うことで樹脂組成物との間にエステル結合を発生させ、接着性が向上するとの技術が提示されている。
【0006】
しかしながら、本発明者らが特許文献1に記載のエステル結合を有する部材での接着性を検討したところ、インクに浸漬させた場合にダンパー膜としての有機膜と接着剤の間の結合が経時によって低下することが確認された。したがって、特許文献1の技術を常時インクに接液状態となるインクジェット記録装置に利用するためには密着性が不十分であり、短時間で有機膜と接着剤の間がはがれてしまう恐れがある。
本開示は、有機膜に対する接着剤の初期接着力が高く、かつ、インクに浸漬させても接着力が低下しにくい液体吐出ヘッドに向けたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、液体吐出ヘッドであって、
前記液体吐出ヘッドは、
液体を吐出するための吐出口と、
前記吐出口から吐出される液体に圧力が作用する圧力室と、
前記圧力室と連通する流路と、
前記流路を形成する基板と、
前記流路の壁面の一部を構成し、前記流路内の液体の振動を抑制するための有機膜と、を有し、
前記有機膜は、前記基板に接着剤で接着されており、
前記有機膜と前記接着剤とは、シロキサン結合を介して結合している、液体吐出ヘッドに関する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、有機膜に対する接着剤の初期接着力が高く、かつ、インクに浸漬させても接着力が低下しにくい液体吐出ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
液体吐出ヘッドの模式的断面図。
ダイシェア測定の概略図。
有機膜の形成過程の例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示において、数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX~YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。また、本開示において、例えば「XX、YY及びZZからなる群から選択される少なくとも一つ」のような記載は、XX、YY、ZZ、XXとYYとの組合せ、XXとZZとの組合せ、YYとZZとの組合せ、又はXXとYYとZZとの組合せのいずれかを意味する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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