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公開番号
2025127024
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023490
出願日
2024-02-20
発明の名称
慣性計測装置、および電子機器
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01P
15/08 20060101AFI20250825BHJP(測定;試験)
要約
【課題】加速度バイアスの測定が容易な慣性計測装置を提供すること。
【解決手段】慣性計測装置は、被固定面600に対して、非反転姿勢または非反転姿勢を180°反転した反転姿勢で固定される筐体10と、筐体10に収納された加速度センサー素子30と、を備え、筐体10は、非反転姿勢で被固定面600に接する第1基準面R1と、反転姿勢で被固定面600に接する第2基準面R2と、を有し、第1基準面R1と第2基準面R2とは互いに平行である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被固定面に対して、第1姿勢または前記第1姿勢を180°反転した第2姿勢で固定される筐体と、
前記筐体に収納された加速度センサーと、を備え、
前記筐体は、前記第1姿勢で前記被固定面に接する第1基準面と、前記第2姿勢で前記被固定面に接する第2基準面と、を有し、
前記第1基準面と前記第2基準面とは互いに平行である、
慣性計測装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記筐体は、
前記加速度センサーを収納する本体部と、
前記本体部に設けられ、前記第1基準面を構成する第1面を有する第1突出部と、
前記本体部に設けられ、前記第1基準面を構成する第2面を有する第2突出部と、
前記本体部に設けられ、前記第1基準面を構成する第3面を有する第3突出部と、を有する、
請求項1に記載の慣性計測装置。
【請求項3】
前記筐体は、
前記本体部に設けられ、前記第2基準面を構成する第4面を有する第4突出部と、
前記本体部に設けられ、前記第2基準面を構成する第5面を有する第5突出部と、
前記本体部に設けられ、前記第2基準面を構成する第6面を有する第6突出部と、を有する、
請求項2に記載の慣性計測装置。
【請求項4】
前記第1突出部は、前記本体部から前記第1基準面と交差する第1方向および前記第1基準面と平行な第2方向に突出し、
前記第2突出部は、前記本体部から前記第1方向および前記第2方向に突出し、
前記第3突出部は、前記本体部から前記第1方向および前記第2方向と反対の第3方向に突出する、
請求項2に記載の慣性計測装置。
【請求項5】
前記第4突出部は、前記本体部から前記第2基準面と交差する第4方向および前記第2基準面と平行な第5方向に突出し、
前記第5突出部は、前記第4方向および前記第5方向に突出し、
前記第6突出部は、前記本体部から前記第4方向および前記第5方向と反対の第6方向に突出する、
請求項3に記載の慣性計測装置。
【請求項6】
前記第1突出部は、前記第2基準面を構成する第4面を有し、
前記第2突出部は、前記第2基準面を構成する第5面を有し、
前記第3突出部は、前記第2基準面を構成する第6面を有する、
請求項4に記載の慣性計測装置。
【請求項7】
前記筐体の側面に設けられ、前記加速度センサーに電気的に接続されたコネクター、を備える、
請求項1に記載の慣性計測装置。
【請求項8】
前記第1基準面および前記第2基準面の平行度は、0.2mm以下である、
請求項1に記載の慣性計測装置。
【請求項9】
前記第1基準面の長さをLmm、重力加速度をG、前記加速度センサーの前記重力加速度の方向の出力値に含まれる加速度バイアスの値をBmGとした時、前記第1基準面および前記第2基準面のそれぞれの平行度Pmmは、
G×P/L≦B
を満たす、
請求項1に記載の慣性計測装置。
【請求項10】
請求項1ないし請求項9に記載の慣性計測装置を備える電子機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、慣性計測装置、および電子機器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、慣性センサーである角速度センサーまたは加速度センサーの出力値に含まれるバイアス成分の算出方法が記載されている。この算出方法では、反転機構を使用して、慣性センサーを非反転姿勢および反転姿勢として、各姿勢における出力値に基づきバイアス成分を算出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-103542号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の算出方法では、非反転姿勢と反転姿勢とが、正確に180°反転している必要があり、そのための反転機構には、高い精度が要求される。加えて、ユーザーがバイアス成分を算出する場合、ユーザーが自前で反転機構等の高精度の治具を用意することは難しいため、従来の算出方法は、実効性に課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の一態様に係る慣性計測装置は、被固定面に対して、第1姿勢または前記第1姿勢を180°反転した第2姿勢で固定される筐体と、前記筐体に収納された加速度センサーと、を備え、前記筐体は、前記第1姿勢で前記被固定面に接する第1基準面と、前記第2姿勢で前記被固定面に接する第2基準面と、を有し、前記第1基準面と前記第2基準面とは互いに平行である。
【0006】
本願の一態様に係る電子機器は、上記に記載の慣性計測装置を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
非反転姿勢で固定された実施形態1に係る慣性計測装置の斜視図。
反転姿勢で固定された慣性計測装置の斜視図。
慣性計測装置のブロック図。
非反転姿勢における加速度センサー素子の出力値を示す説明図。
反転姿勢における加速度センサー素子の出力値を示す説明図。
第1基準面の説明図。
第1基準面が被固定面に接した状態で固定された慣性計測装置を示す説明図。
第2基準面の説明図。
第2基準面が被固定面に接した状態で固定された慣性計測装置を示す説明図。
加速度バイアスと角度との関係を示す表。
平行度と角度との関係を示す表。
非反転姿勢で固定された実施形態2に係る慣性計測装置の斜視図。
反転姿勢で固定された慣性計測装置の斜視図。
非反転姿勢で固定された実施形態3に係る慣性計測装置の斜視図。
反転姿勢で固定された慣性計測装置の斜視図。
非反転姿勢で固定された実施形態4に係る慣性計測装置の側面図。
反転姿勢で固定された慣性計測装置の側面図。
非反転姿勢で固定された実施形態4に係る慣性計測装置の他の一例を示す側面図。
反転姿勢で固定された慣性計測装置の他の一例を示す側面図。
実施形態5に係る電子機器の一例を示す斜視図。
実施形態5に係る電子機器の他の一例を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
各図面は、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示されることがある。
各図面において、X軸、Y軸、およびZ軸は、互いに直交する。
以下の説明において、「X軸方向」はX軸に平行な方向、「Y軸方向」はY軸に平行な方向、および「Z軸方向」はZ軸に平行な方向を示すものとする。
以下の説明において、「プラス側」は、XYZの各軸の矢印方向先端側を示し、「マイナス側」は、矢印方向末端側を示すものとする。
以下の説明において、「平面視」は、X軸およびY軸を含む面に対して、Z軸方向から見ることを言うものとする。
【0009】
1.実施形態1
1.1.慣性計測装置
図1および図2は、実施形態1に係る慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)としてのセンサーユニット100を示す。
図1は、非反転姿勢で、被固定面600に固定されたセンサーユニット100の斜視図である。図2は、反転姿勢で、被固定面600に固定されたセンサーユニット100の斜視図である。
【0010】
本実施形態において、センサーユニット100は、スマートフォンなどの携帯機器や自動車などの移動体などの電子機器の被固定面600に固定されて、電子機器の振動、傾き、直線運動などの情報を検出するために用いられる。本実施形態において、センサーユニット100は、加速度センサー素子30を備え、加速度センサー素子30に対応付けられたセンサー座標系における加速度を計測する。本実施形態において、加速度センサー素子30は、加速度センサーの一例である。
(【0011】以降は省略されています)
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