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公開番号2025127380
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024024093
出願日2024-02-20
発明の名称冷凍空気調和機器
出願人日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社,パナソニック株式会社,株式会社富士通ゼネラル
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類F24F 1/22 20110101AFI20250825BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】本発明は、室外機にて漏洩した冷媒を室外機の設置場所に応じて的確に検知することができる冷凍空気調和機器を提供する。
【解決手段】本発明の空気調和機(100)は、室内空気と冷媒との熱交換を行う室内機(102)と、室外空気と冷媒との熱交換を行う室外機(101)とを備え、前記冷媒は、可燃性を有し、前記室外機(101)は、前記室外機(101)の筐体(1)を構成する底ベース(底板(1d))よりも下方に冷媒検知センサ(S)を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
冷媒を使い、室外空気、水、ブライン又は2次冷媒と熱交換を行う室外機を備え、
前記冷媒は、可燃性を有し、
前記室外機は、前記室外機の筐体の底面を構成する底ベースよりも下方に冷媒検知センサを配置することができる冷凍空気調和機器。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記冷媒検知センサは、前記室外機の前記底ベースと、前記室外機の下方に位置する床面との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の冷凍空気調和機器。
【請求項3】
前記冷媒検知センサは、前記室外機の前記底ベースと、前記室外機の下方に位置する床面との間における配置位置が調整可能なように、前記室外機の制御基板に対して有線又は無線によって接続されていることを特徴とする請求項2に記載の冷凍空気調和機器。
【請求項4】
前記冷媒検知センサは、前記配置位置にて着脱可能に支持されていることを特徴とする請求項3に記載の冷凍空気調和機器。
【請求項5】
前記冷媒検知センサと前記制御基板とは、信号ケーブルにて接続されていることを特徴とする請求項3に記載の冷凍空気調和機器。
【請求項6】
前記信号ケーブルの長さは、2m以内であることを特徴とする請求項5に記載の冷凍空気調和機器。
【請求項7】
前記室外機は、前記制御基板に電気的に接続された中継端子部を前記筐体の外側に有し、
前記冷媒検知センサに一端が接続される前記信号ケーブルの他端は、前記中継端子部に対して電気的にかつ着脱自在に接続されていることを特徴とする請求項5に記載の冷凍空気調和機器。
【請求項8】
前記冷媒検知センサは、冷媒検知信号を無線送信する送信器を備え、前記制御基板は、前記冷媒検知センサから無線送信された冷媒検知信号を、受信器を介して無線通信にて取得することを特徴とする請求項3に記載の冷凍空気調和機器。
【請求項9】
前記冷媒検知センサの設置条件の表示部を室外機の前記筐体の外側に有していることを特徴とする請求項1に記載の冷凍空気調和機器。
【請求項10】
前記制御基板には、空気調和機を統括制御する制御部が規定され、
前記制御部は、前記冷媒検知センサから出力された冷媒検知信号に基づいて、室内機の警報表示部に冷媒検知情報を出力する手順を実行することを特徴とする請求項3に記載の冷凍空気調和機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷凍空気調和機器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
冷媒の低GWP(Global Warming Potential)化及び低ОDP(Ozone Depletion Potential)化の両方が求められている昨今の空気調和機においては、強燃性の冷媒(R290:プロパン)を使用したものが実用化されている。
従来、室内機の筐体内や、筐体に形成した所定の開口部に冷媒検知センサを設けた空気調和機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような空気調和機によれば、室内機で漏洩した冷媒を冷媒検知センサにて検出することによってその安全対策を講じることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-83083号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、空気調和機での冷媒の漏洩は、室内機以外に室外機においても生じ得る。したがって、空気調和機においては室外機側で生じた冷媒の漏洩に対してもその安全対策を講じる必要がある。
しかしながら、室外機は、室内に配置される室内機と異なって様々な設置環境に接し得る。例えば、室外機が狭い空間に配置されると、漏洩した冷媒は空間に滞留し易く、その濃度が高まって着火し易くなる。また、空気よりも重い可燃性冷媒の移動特性を考慮すると、室外機が狭小ベランダに設置される場合や、室外機の近傍に荷物が置かれる場合、室外機が高所に設置される場合などのように、室外機の設置場所に応じた空気調和機の安全対策を講じる必要がある。すなわち、空気調和機においては、室外機にて漏洩した冷媒を室外機の設置場所に応じて的確に検知することができるものが望まれている。
【0005】
本発明の課題は、室外機にて漏洩した冷媒を室外機の設置場所に応じて的確に検知することができる冷凍空気調和機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の冷凍空気調和機器は、冷媒を使い、室外空気、水、ブライン又は2次冷媒と熱交換を行う室外機を備え、前記冷媒は、可燃性を有し、前記室外機は、前記室外機の筐体の底面を構成する底ベースよりも下方に冷媒検知センサを配置することができる構成となっている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の冷凍空気調和機器によれば、室外機にて漏洩した冷媒を室外機の設置場所に応じて的確に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る空気調和機(冷凍空気調和機器)の構成説明図である。
室外機の筐体を構成する前面板と天板と筐体側面のカバー部材とを外した様子を示す斜視図である。
室外機の制御部が実行する手順を示すフローチャートである。
室外機の第1変形例の構成説明図である。
室外機の第2変形例の構成説明図である。
室外機の第3変形例の構成説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の冷凍空気調和機器を実施するための形態(実施形態)について適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
冷凍空気調和機器としての本実施形態の空気調和機は、室外機の底ベースよりも下方に冷媒検知センサを有している。すなわち、本実施形態の空気調和機は、室外機の底ベースよりも下方に設定される冷媒検知センサの配置位置が、室外機の設置場所に応じて調節できるように構成されている。以下では、空気調和機の全体構成について説明した後に、冷媒検知センサについてさらに詳しく説明する。
【0010】
図1は、本実施形態に係る空気調和機100の構成説明図である。
図1に示すように、空気調和機100は、屋外に設置される室外機101と、屋内に設置される室内機102とを備えている。本実施形態の空気調和機100は、可燃性冷媒の一例としてR290(プロパン)を使用した圧縮式の冷凍サイクルを有して構成されている。なお、室外機にR290を使用した圧縮式の冷凍サイクルとしては、温水や冷水と熱交換するチラー、給湯器、2次回路を有する冷凍機などもあり、図1の構成に限定されるものではない。ただし、本発明の空気調和機における冷媒としては、R290に限定されるものではなく、例えば、R170(エタン)、R1270(プロピレン)、R600a(イソブタン)などの各単一の炭化水素系(HC)冷媒やこれらのHC混合冷媒が挙げられる。また、冷媒は、HFO-1234yf、R-32等のフッ素系冷媒等であってもよい。または、これらの冷媒の混合冷媒であってもよい。可燃性冷媒には、微燃性または強燃性の冷媒が含まれる。さらに、本実施の形態では、冷媒として、空気より比重の大きい冷媒が好適に用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

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