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公開番号2025128943
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025990
出願日2024-02-22
発明の名称電磁波シールド性シリコーン組成物
出願人信越化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08L 83/07 20060101AFI20250827BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】作業性に優れ高い熱伝導率を有し、かつ電磁波シールド性を有するシリコーン組成物を提供すること。
【解決手段】(A)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合したアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン、(B)アルミニウム粉末、(C)ケイ素原子に結合した水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、(D)ヒドロシリル化反応触媒、及び、片末端3官能の加水分解性メチルポリシロキサンを含有するものであることを特徴とする電磁波シールド性シリコーン組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合したアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン、
(B)アルミニウム粉末、
(C)ケイ素原子に結合した水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(D)ヒドロシリル化反応触媒
及び、
(E)下記一般式(1)
TIFF
2025128943000013.tif
28
84
(式中、R
1
は炭素数1~6のアルキル基であり、aは5~100の正数である。)
で表される片末端3官能の加水分解性メチルポリシロキサン
を含有するものであることを特徴とする電磁波シールド性シリコーン組成物。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記(A)成分を100質量部、
前記(B)成分を、(A)~(E)成分及びその他の成分の合計を100体積%とした場合に50~90体積%となる量、
前記(C)成分を、そのケイ素原子に結合した水素原子が(A)成分のケイ素原子に結合したアルケニル基1モルに対し0.2~2.0モルとなる量、
前記(D)成分を、前記(A)成分に対して白金原子の質量基準で0.1~1,000ppmとなる量、及び
前記(E)成分を、(A)成分および(C)成分の合計100質量部に対して、10~1000質量部
を含有するものであることを特徴とする請求項1に記載の電磁波シールド性シリコーン組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁波シールド性を有するシリコーン組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
無線LAN,スマートフォン、携帯型情報端末、道路情報システム、走行支援システムなど、情報技術の発展に伴い電磁波を利用した電子機器が社会に広く普及している。情報量の増加に伴い、使用される電磁波は高周波領域にシフトしている。
【0003】
一方で、これらの電子機器・技術の普及に伴い、放射される電磁波が他の電子機器に影響を及ぼし誤作動の原因になるといった問題が起こっている。そのため、電子機器には、できる限り電磁波を不所望に放出しないこと、あるいは電磁波をうけても誤作動しないことが求められており、機器に対して電磁波を吸収したり反射したりするシールド性能を付与する技術の開発が行われている。
【0004】
電磁波をシールドする材料の多くは、導電性を有する金属を利用したものである。従来の技術では、金属製のメッシュ(金網など)を熱可塑性樹脂中に介在させ板状・シート状に加工した積層体が一般的である。また、昨今では、金属メッキを基盤上に施したり、金属箔を熱可塑性樹脂間に介在させたり、金属粉を熱可塑性樹脂中に配合させたり、また、金属粉を含有するインクを基板上にパターン塗布させたりといった技術も開発されている(特許文献1)。
【0005】
しかしながら、このような積層体は、煩雑なプロセスを経由して作製され、さらには昨今の小型で複雑な形状のデバイスへの対応が難しいといった問題を抱えている。一方で、流動性に優れるシリコーン中に金属粉末を配合する技術も開発されている。
【0006】
これらの技術では、導電性に優れた金属である金、銀、銅、ニッケルあるいはそれらをコーティング/蒸着した粉末を用いて組成物を作製する。しかしながら、これらの粉末は高価であり、さらにはシリコーン中に高充填するのが難しいため、電磁波が容易に材料中を透過し、十分に電磁波をシールドできないといった問題がある。
【0007】
一方でアルミニウム金属粉末は、比較的安価で軽く、高い熱伝導率を有すると伴に充填性にも優れるため熱伝導性のシリコーン組成物に数多く応用されている(特許文献2,3,4)。
【0008】
これらの組成物は、発熱素子に柔軟に追従して放熱を促し、発熱による素子の劣化や誤作動を防ぐ目的で使用される。しかしながら、これらの技術では、アルミニウム粉末およびそれを配合した組成物の熱伝導性については触れられているものの、電磁波シールド性能については、何ら言及されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2017-045946号公報
特開2010-059237号公報
国際公開2014―115456号公報
特開2018-012809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、作業性に優れ高い熱伝導率を有し、かつ電磁波シールド性を有するシリコーン組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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