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公開番号2025124206
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020096
出願日2024-02-14
発明の名称半導体パッケージ
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01L 23/12 20060101AFI20250819BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】パッケージサイズを小型化しつつ溶融しためっき等の侵入を抑制可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体パッケージは、半導体パッケージであって、基板と、半導体素子と、ボンディングワイヤと、封止樹脂とを備える。基板は、基材と、第1導体パターン、第2導体パターン及び第3導体パターンと、第1導体層と、第1絶縁層とを有する。基材は、基材の厚さ方向である第1方向において、第1主面と第1主面の反対面である第2主面とを有する。基材には、第1方向に沿って基材を貫通する第1貫通穴が形成されている。第1導体パターン及び第2導体パターンは、第1主面上に配置されている。第1導体パターンは、第1ランドを有する。第2導体パターンは、第2ランドを有する。第3導体パターンは、第2主面上に配置されている。第1導体層は、第1貫通穴の内壁面上に配置されて第1導体パターンと第3導体パターンとを接続している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
半導体パッケージであって、
基板と、
半導体素子と、
ボンディングワイヤと、
封止樹脂とを備え、
前記基板は、基材と、第1導体パターン、第2導体パターン及び第3導体パターンと、第1導体層と、第1絶縁層とを有し、
前記基材は、前記基材の厚さ方向である第1方向において、第1主面と前記第1主面の反対面である第2主面とを有し、
前記基材には、前記第1方向に沿って前記基材を貫通する第1貫通穴が形成され、
前記第1導体パターン及び前記第2導体パターンは、前記第1主面上に配置され、
前記第1導体パターンは、第1ランドを有し、
前記第2導体パターンは、第2ランドを有し、
前記第3導体パターンは、前記第2主面上に配置され、
前記第1導体層は、前記第1貫通穴の内壁面上に配置されて前記第1導体パターンと前記第3導体パターンとを接続し、
前記半導体素子は、前記第2ランド上に配置され、
前記ボンディングワイヤは、一方端において前記半導体素子に接続されているとともに他方端において前記第1ランドに接続され、
前記第1絶縁層は、前記第1導体層と前記第1ランドとの間において、前記第1導体パターン上に配置され、
前記封止樹脂は、前記半導体素子を覆うように前記基板上に配置され、
前記第1絶縁層は、平面視において前記封止樹脂の外周縁よりも内側にある、半導体パッケージ。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記基材は、前記第1方向に垂直な第2方向における端面である第1側面と、前記第1方向及び前記第2方向の双方に垂直な第3方向における端面である第2側面とを有し、
前記第1貫通穴は、前記第1側面と前記第2側面とが連なる前記基材の角部に形成されている、請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項3】
前記基材は、前記第1側面の反対面である第3側面を有し、
前記第3側面は、前記半導体パッケージの実装面をなしている、請求項2に記載の半導体パッケージ。
【請求項4】
前記基板は、第2絶縁層を有し、
前記基材には、前記厚さ方向に沿って前記基材を貫通する第2貫通穴が形成され、
前記基材は、第4導体パターンと、第2導体層とを有し、
前記第4導体パターンは、前記第2主面上に配置され、
前記第2導体層は、前記第2貫通穴の内壁面上に配置されて前記第2導体パターンと前記第4導体パターンとを接続し、
前記第2絶縁層は、前記第2導体層と前記第2ランドとの間において、前記第2導体パターン上に配置され、
前記第2絶縁層は、平面視において前記封止樹脂の外周縁よりも内側にある、請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項5】
前記基材は、前記第1方向に垂直な第2方向における端面である第1側面と、前記第1方向及び前記第2方向の双方に垂直な第3方向における端面である第2側面と、前記第1側面の反対面である第3側面と、前記第2側面の反対面である第4側面とを有し、
前記第2貫通穴は、前記第1側面と前記第4側面とが連なる前記基材の角部に形成されている、請求項4に記載の半導体パッケージ。
【請求項6】
前記第3側面は、前記半導体パッケージの実装面をなしている、請求項5に記載の半導体パッケージ。
【請求項7】
前記基板は、めっき層を有し、
前記めっき層の構成材料は、スズ又はスズ合金であり、
前記めっき層は、前記第1導体パターン上、前記第3導体パターン上及び前記第1導体層上に配置されている、請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項8】
前記第1導体パターンの表面は、前記第1方向において、前記基板のうちで前記第2主面から最も離れた位置にある、請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項9】
前記第1導体パターンは、第3ランドと、接続部を有し、
前記第3ランドは、前記第1貫通穴の周囲に配置されて前記第1導体層に接続され、
前記接続部は、前記第1ランドと前記第3ランドとを接続し、
前記第1絶縁層は、前記接続部上に配置されている、請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項10】
前記接続部は、
前記接続部は、第1部分と第2部分とを有し、
前記第1部分は、前記第1方向及び前記第1方向に垂直な第2方向の双方に垂直な第3方向に沿って前記第3ランドから延在し、
前記第1部分は、前記第2方向に沿って前記第1部分の前記第3ランドとは反対側の端部から延在して前記第1ランドに接続され、
前記第1絶縁層は、前記第1部分上に配置されている、請求項9に記載の半導体パッケージ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体パッケージに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特開2023-076696号公報(特許文献1)には、半導体パッケージが記載されている。特許文献1に記載の半導体パッケージは、基板と、半導体素子と、ボンディングワイヤと、封止樹脂とを有している。
【0003】
基板は、基材と、第1導体パターン、第2導体パターン、第3導体パターン及び第4導体パターンと、第1導体層及び第2導体層とを有している。基板は、さらに、第1絶縁層及び第2絶縁層を有している。
【0004】
基材は、第1方向において、第1主面と第2主面とを有している。第1方向は、基材の厚さ方向である。第2主面は、第1主面の反対面である。第1導体パターン及び第2導体パターンは、第1主面上に配置されている。第3導体パターン及び第4導体パターンは、第2主面上に配置されている。基材には、第1貫通穴及び第2貫通穴が形成されている。
【0005】
第1貫通穴及び第2貫通穴は、基材を第1方向に沿って貫通している。第1貫通穴及び第2貫通穴は、平面視において(第1方向に沿って見た際に)、第2方向における両端にある。第2方向は、第1方向に垂直な方向である。第1導体層は、第1貫通穴の内壁面上に配置されており、第1導体パターンと第3導体パターンとを接続している。第2導体層は、第2貫通穴の内壁面上に配置されており、第2導体パターンと第4導体パターンとを接続している。
【0006】
第1導体パターン及び第2導体パターンは、それぞれ、第1ランド及び第2ランドを有している。半導体素子は、第2ランド上に配置されている。ボンディングワイヤは、一方端において半導体素子に接続されており、他方端において第1ランドに接続されている。
【0007】
第1絶縁層及び第2絶縁層は、平面視において、第3方向に沿って延在している。第3方向は、第1方向及び第2方向に垂直な方向である。第1絶縁層は第1導体パターンを部分的に覆っており、第2絶縁層は第2導体パターンを部分的に覆っている。但し、第1絶縁層は第1ランドを覆っておらず、第2絶縁層は第2ランドを覆っていない。
【0008】
封止樹脂は、半導体素子及びボンディングワイヤを覆うように、基板上に配置されている。封止樹脂の外周縁は、平面視において、第1絶縁層及び第2絶縁層と重なっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2023-076696号公報 [概要] 第1導体パターン、第3導体パターン及び第1導体層(第2導体パターン、第4導体パターン及び第2導体層)の表面には、めっき層が形成されることがある。めっき層の構成材料は、例えば、スズ又はスズ合金である。特許文献1に記載の半導体パッケージが実装される際、めっき層の構成材料が溶融し、溶融しためっき層の構成材料が封止樹脂と第1導体パターン(第2導体パターン)との界面に沿って、平面視における封止樹脂の外周縁よりも内側に侵入しようとする。特許文献1に記載の半導体パッケージでは、溶融しためっき層の侵入が第1絶縁層(第2絶縁層)により止められる。しかしながら、特許文献1に記載の半導体パッケージでは、パッケージサイズが大型化してしまう。
【0010】
本開示の半導体パッケージは、半導体パッケージであって、基板と、半導体素子と、ボンディングワイヤと、封止樹脂とを備える。基板は、基材と、第1導体パターン、第2導体パターン及び第3導体パターンと、第1導体層と、第1絶縁層とを有する。基材は、基材の厚さ方向である第1方向において、第1主面と第1主面の反対面である第2主面とを有する。基材には、第1方向に沿って基材を貫通する第1貫通穴が形成されている。第1導体パターン及び第2導体パターンは、第1主面上に配置されている。第1導体パターンは、第1ランドを有する。第2導体パターンは、第2ランドを有する。第3導体パターンは、第2主面上に配置されている。第1導体層は、第1貫通穴の内壁面上に配置されて第1導体パターンと第3導体パターンとを接続している。半導体素子は、第2ランド上に配置されている。ボンディングワイヤは、一方端において半導体素子に接続されているとともに、他方端において第1ランドに接続されている。第1絶縁層は、第1導体層と第1ランドとの間において、第1導体パターン上に配置されている。封止樹脂は、半導体素子を覆うように基板上に配置されている。第1絶縁層は、平面視において封止樹脂の外周縁よりも内側にある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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