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公開番号
2025121095
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024016313
出願日
2024-02-06
発明の名称
電流センサ
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01R
15/20 20060101AFI20250812BHJP(測定;試験)
要約
【課題】導体の外部に発生した磁場の影響を受けずに、導体を流れる電流を検出できる電流センサを提供する。
【解決手段】電流センサ1は、導体2の第1分岐部21と近接して配置され、検出対象電流Isの第1分岐部21に流れる第1分流Is1に起因して発生する磁界を集磁する第1磁性体111と、導体2の第2分岐部22と近接して配置され、検出対象電流Isの第2分岐部22に流れる第2分流Is2に起因して発生する磁界を集磁する第2磁性体112と、第1分岐部21と第2分岐部22の間の空間20の内部に配置され、第1磁性体111に集磁された磁界を検出する第1磁気センサ121と、空間20の内部に配置され、第2磁性体112に集磁された磁界を検出する第2磁気センサ122を備える。電流センサ1は、第1磁気センサ121の出力と第2磁気センサ122の出力との差分により、検出対象電流Isを検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
導体に流れる検出対象電流を検出する電流センサであって、
前記導体が、空間によって第1分岐部と第2分岐部に分岐された領域を含み、
前記第1分岐部と近接して配置され、前記検出対象電流の前記第1分岐部に流れる第1分流に起因して発生する磁界を集磁する第1磁性体と、
前記第2分岐部と近接して配置され、前記検出対象電流の前記第2分岐部に流れる第2分流に起因して発生する磁界を集磁する第2磁性体と、
前記空間の内部に配置され、前記第1磁性体に集磁された磁界を検出する第1磁気センサと、
前記空間の内部に配置され、前記第2磁性体に集磁された磁界を検出する第2磁気センサと
を備え、
前記第1磁気センサの出力と前記第2磁気センサの出力との差分により、前記検出対象電流を検出する、電流センサ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1分流と前記第2分流が同じ大きさになるように前記空間が形成されている、請求項1に記載の電流センサ。
【請求項3】
前記第1磁性体および前記第2磁性体が前記空間の内部に配置されている、請求項1に記載の電流センサ。
【請求項4】
前記第1分岐部から離隔した位置において、前記検出対象電流の流れる第1方向に垂直な第2方向と平行に延伸する前記第1磁性体の端部に対向させて、前記第1磁気センサが配置され、
前記第2分岐部から離隔した位置において、前記第2方向と平行に延伸する前記第2磁性体の端部に対向させて、前記第2磁気センサが配置されている、
請求項1に記載の電流センサ。
【請求項5】
前記第1磁性体の前記第1磁気センサに対向する前記端部が、前記第1方向と前記第2方向のそれぞれに垂直な第3方向と平行に前記第1磁気センサに向かって突出する部分を含み、
前記第2磁性体の前記第2磁気センサに対向する前記端部が、前記第3方向と平行に前記第2磁気センサに向かって突出する部分を含む、
請求項4に記載の電流センサ。
【請求項6】
前記第1磁性体と前記第2磁性体のそれぞれが、前記第1方向と前記第2方向のそれぞれに垂直な第3方向において対向する2つの前記端部を含み、
前記第1磁気センサが、前記第1磁性体の2つの前記端部の間に配置され、
前記第2磁気センサが、前記第2磁性体の2つの前記端部の間に配置されている、
請求項4に記載の電流センサ。
【請求項7】
前記第1磁性体の2つの前記端部のそれぞれが、前記第3方向と平行に前記第1磁気センサに向かって突出する部分を含み、
前記第2磁性体の2つの前記端部のそれぞれが、前記第3方向と平行に前記第2磁気センサに向かって突出する部分を含む、
請求項6に記載の電流センサ。
【請求項8】
前記第1磁性体と前記第2磁性体の前記第2方向に沿った間隔を第1間隔D1とし、
前記第1磁性体および前記第2磁性体の2つの前記端部の前記突出する部分の先端の前記第3方向に沿った間隔を第2間隔D2としたとき、
D1>D2の関係を満たす、
請求項7に記載の電流センサ。
【請求項9】
前記第1磁気センサの出力と前記第2磁気センサの出力との差分を用いて前記検出対象電流を算出する演算素子を更に備える、請求項1に記載の電流センサ。
【請求項10】
前記演算素子が前記空間の内部に配置されている、請求項9に記載の電流センサ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電流センサに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
導体を流れる電流を検出するために、電流により発生する磁界を磁気センサで検出する方法が用いられている。例えば、導体に形成した空間の内部に配置した磁気センサにより検出した磁界を用いて、導体に流れる電流を検出する電流センサが提案されている(特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-184269号公報
【0004】
[概要]
導体に形成した空間の内部の磁界は微小なため、磁気センサには高い感度が必要とされる。しかし、高感度の磁気センサは、検出できる磁界の範囲が狭いため、導体の外部に発生した強い磁界(以下にいて「外乱磁場」とも称する。)が生じると出力が飽和する。その結果、磁気センサが、導体に流れる電流により発生する磁界を正確に検出できなくなる。
【0005】
本開示は、導体の外部に発生した磁場の影響を受けずに、導体を流れる電流を検出できる電流センサを提供することを目的とする。
【0006】
本開示の一態様は、導体の第1分岐部と近接して配置され、検出対象電流の第1分岐部に流れる第1分流に起因して発生する磁界を集磁する第1磁性体と、導体の第2分岐部と近接して配置され、検出対象電流の第2分岐部に流れる第2分流に起因して発生する磁界を集磁する第2磁性体と、空間の内部に配置され、第1磁性体に集磁された磁界を検出する第1磁気センサと、空間の内部に配置され、第2磁性体に集磁された磁界を検出する第2磁気センサを備える電流センサである。電流センサは、第1磁気センサの出力と第2磁気センサの出力との差分により、検出対象電流を検出する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る電流センサの構造を示す模式的な平面図である。
図2は、図1のII-II方向に沿った模式的な断面図である。
図3は、空間の内部の垂直磁場の例を示すグラフである。
図4は、第1方向に平行な外乱磁場の例を示す模式図である。
図5は、第3方向に平行な外乱磁場の例を示す模式図である。
図6は、実施形態に係る電流センサの集磁体の構造の例を示す模式的な断面図である。
図7は、実施形態に係る電流センサの集磁体の構造の他の例を示す模式的な断面図である。
図8は、導体の空間のサイズの例を示す模式的な断面図である。
図9は、実施形態に係る電流センサの集磁体の形状の他の例を示す模式的な平面図である。
図10は、導体の空間の形状の他の例を示す模式的な平面図である。
図11は、実施形態に係る電流センサの構造の他の例を示す模式的な断面図である。
図12は、実施形態に係る電流センサの磁気シールドの例を示す模式的な平面図である。
図13は、図12のXIII-XIII方向に沿った模式的な断面図である。
図14は、実施形態の第1の変形例に係る電流センサの構造の例を示す模式的な断面図である。
図15は、実施形態の第1の変形例に係る電流センサの構造の他の例を示す模式的な断面図である。
図16は、検出対象電流が流れる導体の第1分岐部と第2分岐部の他の例を示す模式的な断面図である。
図17は、実施形態の第2の変形例に係る電流センサの構造の例を示す模式的な断面図である。
図18は、実施形態の第2の変形例に係る電流センサの構造の他の例を示す模式的な断面図である。
【0008】
[詳細な説明]
次に、図面を参照して実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各部の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係又は比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0009】
また、以下に示す実施形態は、技術的思想を具体化するための装置又は方法を例示するものであって、構成部品の形状、構造、配置などを下記のものに特定するものでない。この実施形態は、特許請求の範囲において種々の変更を加えることができる。
【0010】
図1に示す本発明の実施形態に係る電流センサ1は、導体2に流れる電流を検出する。導体2は、空間20によって第1分岐部21と第2分岐部22に分岐された領域を含む。図2に示すように、空間20は、導体2の第1面201から第1面201の反対側を向く第2面202まで導体2を貫通している。言い換えると、第1分岐部21と第2分岐部22は、導体2に設けられた空間20を介して対向する。
(【0011】以降は省略されています)
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