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公開番号2025130309
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027410
出願日2024-02-27
発明の名称通信装置、及び通信制御方法
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類H04W 48/16 20090101AFI20250901BHJP(電気通信技術)
要約【課題】移動体において通信端末の間で通信を行っているときに、移動体の外部のアクセスポイントとの接続によって通信端末との通信が遮断されること、又はアクセスポイントとの接続指示により周波数が勝手に変更されることを抑制する。
【解決手段】通信装置1は、無線通信を行う通信ユニット30と、通信ユニット30との通信接続が可能なアクセスポイント200を検出するアクセスポイント検出部11と、通信ユニット30と通信端末50との通信を第1周波数帯により行っているときに、アクセスポイント検出部11により検出されているアクセスポイント200の情報を、第1周波数帯による通信接続が可能な第1アクセスポイントと、第2周波数帯による通信接続が可能な第2アクセスポイントと、を区別して表示するアクセスポイント情報画像を、表示装置40に表示する通信制御部12と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
移動体において使用され、
通信対象との間で第1周波数帯又は第2周波数帯による無線通信を行う通信ユニットと、
前記通信ユニットとの通信接続が可能なアクセスポイントを検出するアクセスポイント検出部と、
前記通信ユニットと通信端末との通信、及び前記通信ユニットと前記アクセスポイントとの通信を制御し、前記通信ユニットと前記通信端末との通信を前記第1周波数帯により行っているときに、前記アクセスポイント検出部により検出されている前記アクセスポイントの情報を、前記第1周波数帯による通信接続が可能な第1アクセスポイントと、前記第2周波数帯による通信接続が可能な第2アクセスポイントと、を区別して表示するアクセスポイント情報画像を、前記移動体で使用される表示装置に表示する通信制御部と、
を備える通信装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記通信制御部は、前記通信ユニットと前記通信端末との通信を前記第1周波数帯により行っており、且つ、前移動体の搭乗者による前記通信ユニットと前記アクセスポイントとの接続操作を認識したときに、前記アクセスポイント情報画像を前記表示装置に表示する
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記通信制御部は、前記通信ユニットと前記通信端末との通信を前記第1周波数帯により行っており、且つ、前記移動体の搭乗者による前記通信ユニットと前記アクセスポイントとの接続操作を認識したときに、前記通信ユニットと前記通信端末との前記第1周波数帯による通信を遮断し、
前記アクセスポイント検出部は、前記通信ユニットと前記通信端末との通信が遮断された状態で、前記第1周波数帯と前記第2周波数帯による通信を行って、前記通信ユニットとの通信接続が可能な前記アクセスポイントを検出する
請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記通信制御部は、前記表示装置への前記アクセスポイント情報画像の表示に応じた、前記搭乗者による前記第2アクセスポイントとの接続操作を認識したときに、前記通信ユニットと前記第2アクセスポイントとの前記第2周波数帯による通信を開始すると共に、前記通信ユニットと前記通信端末との前記第1周波数帯による通信を再開する
請求項3に記載の通信装置。
【請求項5】
前記通信制御部は、前記表示装置への前記アクセスポイント情報画像の表示に応じた、前記移動体の搭乗者による前記第1アクセスポイントとの接続操作を認識したときに、前記通信端末との通信が不能となることを報知する通信不能報知を、前記移動体で使用される報知装置から出力する
請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
【請求項6】
前記通信制御部は、前記表示装置への前記アクセスポイント情報画像の表示に応じた、前記移動体の搭乗者による前記第1アクセスポイントとの接続操作を認識したときに、前記第2アクセスポイントとの接続を推奨する推奨周波数帯報知を、前記移動体で使用される報知装置から出力する
請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
【請求項7】
前記通信制御部は、前記アクセスポイント情報画像として、前記第2アクセスポイントの情報のみを表示し、前記第1アクセスポイントの情報を非表示とした画像を、前記表示装置に表示する
請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
【請求項8】
前記通信制御部は、前記アクセスポイント情報画像として、前記第2アクセスポイントの情報を、前記第1アクセスポイントの情報よりも優先的に表示する画像を、前記表示装置に表示する
請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
【請求項9】
前記通信制御部は、前記移動体の搭乗者による前記アクセスポイント情報画像の表示態様の設定操作に応じて、前記アクセスポイント情報画像の表示態様を変更する
請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
【請求項10】
移動体において使用され、通信対象との間で第1周波数帯又は第2周波数帯による無線通信を行う通信ユニットを有する通信装置により実行される通信制御方法であって、
前記通信ユニットとの通信接続が可能なアクセスポイントを検出するアクセスポイント検出ステップと、
前記通信ユニットと通信端末との通信、及び前記通信ユニットと前記アクセスポイントとの通信を制御し、前記通信ユニットと前記通信端末との通信を前記第1周波数帯により行っているときに、前記アクセスポイント検出ステップにより検出されている前記アクセスポイントの情報を、前記第1周波数帯による通信接続が可能な第1アクセスポイントと、前記第2周波数帯による通信接続が可能な第2アクセスポイントと、を区別して表示するアクセスポイント情報画像を、前記移動体で使用される表示装置に表示する通信制御ステップと、
を含む通信制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置、及び通信制御方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車載装置と車外の通信端末が位置するエリアの電波状態を判定し、車載装置と通信端末との相互間で直接通信可能となるチャネル及び周波数を、車載装置と通信端末に通知する無線通信システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-17101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両等の移動体において使用される通信装置が、異なる周波数帯により複数の通信対象との間で同時通信を行う機能を有している場合、通信装置は、例えば、第1周波数帯により通信端末との間で通信を行うと共に、第2周波数帯により移動体の外部のアクセスポイントとの間で通信を行うことができる。しかしながら、通信装置と通信端末との通信が第1周波数帯により行われている状態で、通信装置とアクセスポイントとの通信を同じ周波数帯により行おうとしたときには、周波数帯が重複するため、通信装置と通信端末との通信が遮断されたり、アクセスポイントとの接続指示により周波数が勝手に変更されたりしてしまう、という不都合がある。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、移動体において通信端末との間で通信を行っているときに、アクセスポイントとの接続によって通信端末との通信が遮断されたり、アクセスポイントとの接続指示により周波数が勝手に変更されたりすることを抑制し得る通信装置、及び通信制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するための第1態様として、移動体において使用され、通信対象との間で第1周波数帯又は第2周波数帯による無線通信を行う通信ユニットと、前記通信ユニットとの通信接続が可能なアクセスポイントを検出するアクセスポイント検出部と、前記通信ユニットと通信端末との通信、及び前記通信ユニットと前記アクセスポイントとの通信を制御し、前記通信ユニットと前記通信端末との通信を前記第1周波数帯により行っているときに、前記アクセスポイント検出部により検出されている前記アクセスポイントの情報を、前記第1周波数帯による通信接続が可能な第1アクセスポイントと、前記第2周波数帯による通信接続が可能な第2アクセスポイントと、を区別して表示するアクセスポイント情報画像を、前記移動体で使用される表示装置に表示する通信制御部と、を備える通信装置が挙げられる。
【0006】
上記通信装置において、前記通信制御部は、前記通信ユニットと前記通信端末との通信を前記第1周波数帯により行っており、且つ、前移動体の搭乗者による前記通信ユニットと前記アクセスポイントとの接続操作を認識したときに、前記アクセスポイント情報画像を前記表示装置に表示する構成としてもよい。
【0007】
上記通信装置において、前記通信制御部は、前記通信ユニットと前記通信端末との通信を前記第1周波数帯により行っており、且つ、前記搭乗者による前記通信ユニットと前記アクセスポイントとの接続操作を認識したときに、前記通信ユニットと前記通信端末との前記第1周波数帯による通信を遮断し、前記アクセスポイント検出部は、前記通信ユニットと前記通信端末との通信が遮断された状態で、前記第1周波数帯と前記第2周波数帯による通信を行って、前記通信ユニットとの通信接続が可能な前記アクセスポイントを検出する構成としてもよい。
【0008】
上記通信装置において、前記通信制御部は、前記表示装置への前記アクセスポイント情報画像の表示に応じた、前記移動体の搭乗者による前記第2アクセスポイントとの接続操作を認識したときに、前記通信ユニットと前記第2アクセスポイントとの前記第2周波数帯による通信を開始すると共に、前記通信ユニットと前記通信端末との前記第1周波数帯による通信を再開する構成としてもよい。
【0009】
上記通信装置において、前記通信制御部は、前記表示装置への前記アクセスポイント情報画像の表示に応じた、前記移動体の搭乗者による前記第1アクセスポイントとの接続操作を認識したときに、前記通信端末との通信が不能となることを報知する通信不能報知を、前記移動体で使用される報知装置から出力する構成としてもよい。
【0010】
上記通信装置において、前記通信制御部は、前記表示装置への前記アクセスポイント情報画像の表示に応じた、前記移動体の搭乗者による前記第1アクセスポイントとの接続操作を認識したときに、前記第2アクセスポイントとの接続を推奨する推奨周波数帯報知を、前記移動体で使用される報知装置から出力する構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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