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公開番号
2025128796
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025718
出願日
2024-02-22
発明の名称
非接触受電装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人航栄事務所
主分類
H02J
50/70 20160101AFI20250827BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】送電部に対して受電部が位置ずれした場合であっても、受電効率の向上及び/又は磁気漏洩の低減が可能な非接触受電装置を提供する。
【解決手段】受電装置20は、車体に取り付けられ、車外に設置された送電部11から非接触で伝送される電力を受電可能な受電部21と、受電部21の周囲に設けられたシールド部材22と、シールド部材22とは異なる材料で形成され、シールド部材22の内周部22i及び外周部22оのうち少なくとも一方に重ねて設けられたプレート部材25、27と、を備える。シールド部材22のうちプレート部材25、27が設けられた部分は、送電部11から受電部21に電力が伝送される場合に形状が可変に構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車体に取り付けられ、車外に設置された送電部から非接触で伝送される電力を受電可能な受電部と、
前記受電部の周囲に設けられたシールド部材と、
前記シールド部材とは異なる材料で形成され、前記シールド部材の内周部及び外周部のうち少なくとも一方に重ねて設けられたプレート部材と、を備える非接触受電装置であって、
前記シールド部材のうち前記プレート部材が設けられた部分は、前記送電部から前記受電部に電力が伝送される場合に形状が可変に構成されている、
非接触受電装置。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の非接触受電装置であって、
前記プレート部材は、前記シールド部材の前記内周部に設けられ、且つ前記シールド部材の面のうち前記車体側の面に設けられる第1プレート部材を含み、
前記シールド部材のうち前記第1プレート部材が設けられた部分は、前記送電部から前記受電部に電力が伝送される場合に形状が前記車体側に反り返り可能に構成されている、
非接触受電装置。
【請求項3】
請求項1に記載の非接触受電装置であって、
前記プレート部材は、前記シールド部材の前記外周部に設けられ、且つ前記シールド部材の面のうち前記送電部側の面に設けられる第2プレート部材を含み、
前記シールド部材のうち前記第2プレート部材が設けられた部分は、前記送電部から前記受電部に電力が伝送される場合に形状が前記送電部側に反り返り可能に構成されている、
非接触受電装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の非接触受電装置であって、
前記シールド部材は、金属材料で形成され、
前記プレート部材は、前記シールド部材とは熱膨張率の異なる他の金属材料で形成される、
非接触受電装置。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか1項に記載の非接触受電装置であって、
前記シールド部材の内周部及び外周部のうち少なくとも一方には、複数のスリットが形成されており、
隣り合うスリット間には、前記プレート部材が設けられる、
非接触受電装置。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか1項に記載の非接触受電装置であって、
前記プレート部材は、前記シールド部材の内周部及び外周部に重ねて設けられている、
非接触受電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、非接触受電装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池を搭載するモビリティにおける充給電に関する研究開発が行われている。
【0003】
充給電に関する研究開発として、車両に搭載されたバッテリを非接触で充電する非接触充電に関する研究開発が行われている。例えば、特許文献1~3には、充電ステーション等に設けられた送電コイルから車両に設けられた受電コイルへ非接触で電力を伝送するシステムが記載されている。これらのシステムでは、コイルの周辺への磁界の漏洩を抑制するために、例えば導電性のシールド部材が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-65036号公報
特開2020-167753号公報
特開2018-182877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
送電部に対して受電部が位置ずれした状態で非接触電力伝送が行われる場合、受電部側に設けられたシールド部材で発生する磁気損失により受電効率が低下したり、シールド部材の外周部から磁界が漏洩したりすることがあり、改良の余地があった。
【0006】
本発明は、送電部に対して受電部が位置ずれした場合であっても、受電効率の向上及び/又は磁気漏洩の低減が可能な非接触受電装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
車体に取り付けられ、車外に設置された送電部から非接触で伝送される電力を受電可能な受電部と、
前記受電部の周囲に設けられたシールド部材と、
前記シールド部材とは異なる材料で形成され、前記シールド部材の内周部及び外周部のうち少なくとも一方に重ねて設けられたプレート部材と、を備える非接触受電装置であって、
前記シールド部材のうち前記プレート部材が設けられた部分は、前記送電部から前記受電部に電力が伝送される場合に形状が可変に構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、送電部に対して受電部が位置ずれした場合であっても、受電効率の向上及び/又は磁気漏洩の低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
非接触電力伝送システム1の概略構成を示す図である。
受電部21の中心位置C2が送電部11の中心位置C1に対して右後側にずれて車両Vが停車した状態の概略上面図である。
プレート部材25、27を備えた受電装置20において、受電部21の中心位置C2が送電部11の中心位置C1に対して右後側にずれた状態の概略上面図である。
図3のIV-IV線断面図である。
プレート部材25、27を備えた受電装置20において、受電部21の中心位置C2が送電部11の中心位置C1に対して左後側にずれた状態の概略上面図である。
プレート部材25、27を備えた受電装置20において、受電部21の中心位置C2が送電部11の中心位置C1に対して左前側にずれた状態の概略上面図である。
プレート部材25、27を備えた受電装置20において、受電部21の中心位置C2が送電部11の中心位置C1に対して右前側にずれた状態の概略上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態について、添付図面に基づいて説明する。以下の説明において、前後、左右、上下は、車両の操縦者(運転者)から見た方向にしたがって記載することとし、図面には、車両の前方をFr、後方をRr、左方をL、右方をR、上方をU、下方をD、として示す。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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