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公開番号2025130737
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024027977
出願日2024-02-28
発明の名称打ち込み工具
出願人マックス株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類B25B 21/00 20060101AFI20250902BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】ドライバをガイドする機能を阻害することなく、打撃シリンダ内の空気圧を適正に保つことが可能なネジ打ち機を提供する。
【解決手段】ネジ打ち機1Aは、圧縮空気が供給される打撃シリンダ30と、打撃シリンダ30の内部を上下方向に沿って移動する打撃ピストン30aと、打撃ピストン30aに取り付けられるドライバビット2と、打撃シリンダ39の下側に設けられるガイド部12cとを備え、ガイド部12cは、ドライバビット2が通るガイド穴12dと、打撃シリンダ30の内部とネジ打ち機1Aの外部とを連通させる排気穴12eを備え、排気穴12eは、ガイド穴12dの内周面から外側に離間した位置に設けられる。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮空気の空気圧で駆動される打ち込み工具であって、
圧縮空気が供給される打撃シリンダと、
供給された圧縮空気によって前記打撃シリンダの内部を上下方向に沿って移動する打撃ピストンと、
前記打撃ピストンに取り付けられ、上下に移動するドライバと、
前記打撃シリンダの下側に設けられるガイド部とを備え、
前記ガイド部は、前記ドライバが通るガイド穴と、前記打撃シリンダの内部と前記打ち込み工具外部とを連通させる排気穴を有し、
前記排気穴は、前記ガイド穴の内周面から外側に離間した位置に設けられる
打ち込み工具。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
ファスナが供給される射出通路を有した射出通路形成部を備え、
前記射出通路形成部は、前記ガイド部の下方に設けられ、
前記排気穴は、前記射出通路に供給されたファスナの供給位置に対し、ファスナの径方向の外側に設けられる
請求項1に記載の打ち込み工具。
【請求項3】
ファスナが供給される射出通路を有した射出通路形成部を備え、
前記射出通路形成部は、前記ガイド部の下方に設けられ、
前記排気穴は、前記射出通路の径方向の外側に設けられる
請求項1に記載の打ち込み工具。
【請求項4】
前記ガイド部は、複数の前記排気穴を備えた
請求項2に記載の打ち込み工具。
【請求項5】
前記打撃シリンダは、前記打撃ピストンの下側に第1室が形成され、
前記ガイド部は、前記第1室の下側に設けられ、前記第1室と前記打ち込み工具外部とを連通させる
請求項1に記載の打ち込み工具。
【請求項6】
前記ドライバを軸回りに回転可能に支持する回転部材と、
前記回転部材の回転の規制及び規制の解除を行う回転規制部を備えた
請求項1に記載の打ち込み工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ファスナを被打ち込み材に打ち込む打ち込み工具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
打ち込み工具は、圧縮空気を動力源として打撃シリンダを作動させ、ドライバを軸方向に移動させてファスナを被打ち込み材に打ち込む工具である。このような打ち込み工具として、ファスナの一例としてのネジを被打ち込み材に打ち込んだ後、締め込みを行うネジ打ち機が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、例えば、特許文献1には、ファスナの一例としての釘を被打ち込み材に打ち込む釘打ち機についても記載されている。
【0003】
ネジ打ち機、釘打ち機などの打ち込み工具は、打撃シリンダに圧縮空気が供給されると、圧縮空気の空気圧が打撃ピストンの上面に作動することで、打撃ピストンが下方向に移動する。これにより、打ち込み工具は、打撃シリンダに供給される圧縮空気の空気圧で、打撃ピストンがドライバを下方向に移動させて、ファスナを被打ち込み材に打ち込む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-53745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
打撃ピストンが下方向に移動する際、打撃ピストンの下側に形成される打撃シリンダ下室内の空気は、ドライバと、ドライバが通る軸孔や射出路などの隙間から外部に排気される。但し、打撃シリンダ下室内の空気が適切に排気されないと、打撃シリンダ下室内の空気圧が高まり、打撃ピストンが下方向に移動する際の負荷が大きくなって、打撃ピストンが下方向に移動する速度が低下する。
【0006】
また、ブローバックチャンバ(戻し空気室)から打撃シリンダ下室内に供給される圧縮空気の空気圧で、打撃ピストンが上死点位置に復帰する際に、打撃シリンダ下室内の空気が適切に排気されないと、ブローバックチャンバ及び打撃シリンダ下室内の空気圧が高まる可能性がある。この場合、打撃ピストンが上方向に移動する速度が高くなりすぎ、打撃シリンダの上側に設けられるダンパに衝突した打撃ピストンが跳ね返り、打撃ピストンを上死点位置に復帰させることができない可能性がある。
【0007】
なお、ドライバが通る軸孔や射出路などの径を大きくして、ドライバの外周と軸孔や射出路などの内周との間の隙間から、打撃シリンダ下室内の空気を外部へ排気できるようにすることが考えられる。しかし、このような形態では、ドライバと軸孔や射出路などとの間隔が広がる。打ち込み工具は、ドライバが移動する際に、軸孔や射出路などでドライバがガイドされる構成である。このため、ドライバと軸孔や射出路などとの間隔が広がると、ドライバが軸孔や射出路などにガイドされる際に、ドライバの傾きを抑えることができず、軸孔や射出路などによるドライバのガイド性が低くなる。
【0008】
また、軸孔や射出路などの内周面の一部に、外側に向けて凸となる部位を形成して、打撃シリンダ下室内の空気を外部へ排気できるようにすることも考えられる。しかし、軸孔や射出路などの内周面に凹凸が形成されると、ドライバが軸孔や射出路などにガイドされる際に、やはりドライバの傾きを抑えることができず、軸孔や射出路などによるドライバのガイド性が低くなる。
【0009】
このため、適切なエアシーケンスを制御するためには、打撃シリンダ内の空気圧を適正に保つことが必要である。また、ドライバのガイド性を確保することも必要である。
【0010】
本開示は、このような課題を解決するためなされたもので、打撃シリンダ内の空気圧を適正に保つことが可能で、かつ、ドライバのガイド性を確保することが可能な打ち込み工具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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