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公開番号
2025131414
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024029141
出願日
2024-02-28
発明の名称
四路切換弁を有する冷凍装置
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
F25B
41/26 20210101AFI20250902BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】冷凍機油が四路切換弁の冷媒流路に詰まることに起因して四路切換弁の切換動作が阻害されることを抑制する。
【解決手段】冷凍装置100は、圧縮機11と、四路切換弁12と、熱源熱交換器13と、利用熱交換器23と、制御部9と、を備える。圧縮機11は、冷媒Rを圧縮する。四路切換弁12は、第1冷凍サイクルと、第2冷凍サイクルとの切換を行う。第1冷凍サイクルでは、熱源熱交換器13が放熱器として機能するとともに利用熱交換器23が吸熱器として機能する。第2冷凍サイクルでは、熱源熱交換器13が吸熱器として機能するとともに利用熱交換器23が放熱器として機能する。制御部9は、四路切換弁12の切換の前に、四路切換弁12の内部に残留する冷凍機油を四路切換弁12の外部へ排出する油排出動作を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
冷媒(R)を圧縮する圧縮機(11)と、
四路切換弁(12)と、
熱源熱交換器(13)と、
利用熱交換器(23)と、
制御部(9)と、
を備え、
前記四路切換弁は、前記熱源熱交換器が放熱器として機能するとともに前記利用熱交換器が吸熱器として機能する第1冷凍サイクルと、前記熱源熱交換器が吸熱器として機能するとともに前記利用熱交換器が放熱器として機能する第2冷凍サイクルとの切換を行うものであり、
前記制御部は、前記四路切換弁の前記切換の前に、前記四路切換弁の内部に残留する冷凍機油を前記四路切換弁の外部へ排出する油排出動作を行う、
冷凍装置(100)。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記圧縮機の吸入側及び吐出側の前記冷媒の圧力差が所定値より小さい場合に、前記油排出動作を行う、
請求項1に記載の冷凍装置。
【請求項3】
前記四路切換弁は、
弁室(51)と、
前記弁室の中を摺動する弁体(52)と、
前記弁室の端部に形成される第1パイロット室(55)と、
前記弁室における前記第1パイロット室と反対側の端部に形成される第2パイロット室(56)と、
前記弁室に形成される、前記圧縮機から吐出される前記冷媒を受け取る第1ポート(P1)、前記圧縮機に吸入される前記冷媒を噴出する第2ポート(P2)、前記熱源熱交換器との間で前記冷媒を授受する第3ポート(P3)、及び、前記利用熱交換器との間で前記冷媒を授受する第4ポート(P4)と、
第1パイロット電磁弁(61)と、
第2パイロット電磁弁(62)と、
前記第1パイロット電磁弁及び前記第2パイロット電磁弁を連通させる連通路(64)と、
前記第1パイロット電磁弁が開いている時に前記第1パイロット室と前記連通路とを連通させる第1流路(81)と、
前記第2パイロット電磁弁が開いている時に前記第2パイロット室と前記連通路を連通させる第2流路(82)と、
前記連通路と前記第2ポートを連通させる第3流路(83)と、
を有し、
前記油排出動作を行うとき、前記制御部は、前記圧縮機を運転させるとともに前記第1パイロット電磁弁及び前記第2パイロット電磁弁の両方を開くことによって、前記弁室、前記第1流路、又は前記第2流路に残留する前記冷凍機油を前記四路切換弁の外部へ排出する、
請求項1又は請求項2に記載の冷凍装置。
【請求項4】
前記油排出動作において、前記制御部は、前記第1パイロット電磁弁及び前記第2パイロット電磁弁の両方を開き続ける、
請求項3に記載の冷凍装置。
【請求項5】
前記油排出動作において、前記制御部は、前記第1パイロット電磁弁及び前記第2パイロット電磁弁のうちの少なくとも一方の開閉を繰り返す、
請求項3に記載の冷凍装置。
【請求項6】
前記油排出動作が所定時間継続した後、前記制御部は、前記第1パイロット電磁弁及び前記第2パイロット電磁弁のいずれか一方を閉じる、
請求項3に記載の冷凍装置。
【請求項7】
前記四路切換弁は、前記第2ポートが下方を向くように配置される、
請求項3に記載の冷凍装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、四路切換弁を有する冷凍装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開昭63-015056号公報)に開示される四路切換弁は、冷媒の循環方向を切り換える目的で冷凍装置に搭載される。この四路切換弁は、いわゆる差圧駆動式のものであり、弁室を通過する冷媒の圧力を利用して弁体の移動を行わせる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
差圧駆動式の四路切換弁は、多数の狭い冷媒流路を有する。冷媒流路に冷凍機油が詰まる場合、冷媒の移動が阻害され、ひいては四路切換弁の切換動作に支障をきたすことがある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1観点の冷凍装置は、圧縮機と、四路切換弁と、熱源熱交換器と、利用熱交換器と、制御部と、を備える。圧縮機は、冷媒を圧縮する。四路切換弁は、第1冷凍サイクルと、第2冷凍サイクルとの切換を行うものである。第1冷凍サイクルでは、熱源熱交換器が放熱器として機能するとともに利用熱交換器が吸熱器として機能する。第2冷凍サイクルでは、熱源熱交換器が吸熱器として機能するとともに利用熱交換器が放熱器として機能する。制御部は、四路切換弁の切換の前に、四路切換弁の内部に残留する冷凍機油を四路切換弁の外部へ排出する油排出動作を行う。
【0005】
この構成によれば、四路切換弁の切換動作の前に、油排出動作によって、四路切換弁の内部の冷凍機油が排出される。したがって、四路切換弁の内部に存在している冷凍機油に起因して四路切換弁の切換が失敗するおそれを低減できる。
【0006】
第2観点の冷凍装置は、第1観点の冷凍装置であって、制御部が、圧縮機の吸入側及び吐出側の冷媒の圧力差が所定値より小さい場合に、油排出動作を行う。
【0007】
この構成によれば、四路切換弁の切換に失敗しているときに油排出動作が行われる。したがって、四路切換弁の再度の切換が成功しやすい。
【0008】
第3観点の冷凍装置は、第1観点又は第2観点の冷凍装置であって、四路切換弁は、弁室と、弁体と、第1パイロット室と、第2パイロット室と、弁室に形成される第1ポート、第2ポート、第3ポート、及び、第4ポートと、第1パイロット電磁弁と、第2パイロット電磁弁と、連通路と、第1流路と、第2流路と、第3流路と、を有する。弁体は、弁室の中を摺動する。第1パイロット室は、弁室の端部に形成される。第2パイロット室は、弁室における第1パイロット室と反対側の端部に形成される。第1ポートは、圧縮機から吐出される冷媒を受け取る。第2ポートは、圧縮機に吸入される冷媒を噴出する。第3ポートは、熱源熱交換器との間で冷媒を授受する。第4ポートは、利用熱交換器との間で冷媒を授受する。第1パイロット電磁弁と、第2パイロット電磁弁と、連通路は、第1パイロット電磁弁及び第2パイロット電磁弁を連通させる。第1流路は、第1パイロット電磁弁が開く時に第1パイロット室と連通路とを連通させる。第2流路は、第2パイロット電磁弁が開く時に第2パイロット室と連通路を連通させる。第3流路は、連通路と第2ポートを連通させる。油排出動作を行うとき、制御部は、圧縮機を運転させるとともに第1パイロット電磁弁及び第2パイロット電磁弁の両方が開かれることによって、弁室、第1流路、又は第2流路に残留する冷凍機油を四路切換弁の外部へ排出する。
【0009】
この構成によれば、油排出動作では、第1及び第2パイロット電磁弁の両方を開くことによって、第1又は第2流路の冷凍機油が排出される。したがって、第1又は第2パイロット室に入った冷凍機油が弁体の移動を阻害することが低減される。
【0010】
第4観点の冷凍装置は、第3観点の冷凍装置であって、油排出動作において、制御部は、第1パイロット電磁弁及び第2パイロット電磁弁の両方を開き続ける。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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