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公開番号2025125793
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024021969
出願日2024-02-16
発明の名称性能判断装置、性能判断方法、冷却水循環装置
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F25B 49/02 20060101AFI20250821BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】複数回路を有する冷却水循環装置が冷媒回路の異常を誤検知することを低減する。
【解決手段】本開示は、冷却水循環装置の性能低下を判断する性能判断装置であって、前記冷却水循環装置の冷媒が循環する複数回路に設けられた1つ以上の蒸発器を、前記冷媒で冷却された液体が循環する配管が通過しており、目的変数を前記複数回路のうち一の回路の性能指標値、説明変数を前記複数回路の運転モード及び運転データとして、前記目的変数と前記説明変数の対応を学習したモデルに、前記複数回路の前記運転モード及び運転データを入力して、前記性能指標値の予測値を出力する制御部を有し、前記制御部は前記複数回路のうち一の回路の運転データから性能指標値の実測値を算出し、前記予測値と前記実測値の乖離から前記性能低下を判断する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
冷却水循環装置の性能低下を判断する性能判断装置であって、
前記冷却水循環装置の冷媒が循環する複数回路に設けられた1つ以上の蒸発器を、前記冷媒で冷却された液体が循環する配管が通過しており、
目的変数を前記複数回路のうち一の回路の性能指標値、
説明変数を前記複数回路の運転モード及び運転データとして、前記目的変数と前記説明変数の対応を学習したモデルに、
前記複数回路の前記運転モード及び運転データを入力して、前記性能指標値の予測値を出力する制御部を有し、
前記制御部は前記複数回路のうち一の回路の運転データから性能指標値の実測値を算出し、
前記予測値と前記実測値の乖離から前記性能低下を判断する性能判断装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記運転モードは、冷媒が循環する回路ごとに出力される前記回路のステータス情報である請求項1に記載の性能判断装置。
【請求項3】
前記性能指標値は1つの前記回路を循環する冷媒の漏洩に関する冷媒量指標値である請求項1又は2に記載の性能判断装置。
【請求項4】
冷却水循環装置の性能低下を判断する性能判断装置であって、
前記冷却水循環装置の冷媒が循環する複数回路に設けられた1つ以上の蒸発器を、前記冷媒で冷却された液体が循環する配管が通過しており、
前記複数回路のうち所定の稼働状況の回路の数ごとに生成されるモデルであって、
目的変数を前記所定の稼働状況の回路のうち一の回路の性能指標値、
説明変数を前記複数回路の運転データとして、前記目的変数と前記説明変数の対応を学習した複数のモデルから、
前記所定の稼働状況の数に応じた前記モデルを選択し、
前記複数回路の前記運転データを選択した前記モデルに入力して、前記性能指標値の予測値を出力する制御部を有し、
前記制御部は前記所定の稼働状況の回路のうち一の回路の運転データから性能指標値の実測値を算出し、
前記予測値と前記実測値の乖離から前記性能低下を判断する性能判断装置。
【請求項5】
冷却水循環装置の性能低下を判断する性能判断装置が行う性能判断方法であって、
前記冷却水循環装置の冷媒が循環する複数回路に設けられた1つ以上の蒸発器を、前記冷媒で冷却された液体が循環する配管が通過しており、
目的変数を前記複数回路のうち一の回路の性能指標値、
説明変数を前記複数回路の運転モード及び運転データとして、前記目的変数と前記説明変数の対応を学習したモデルに、
制御部が、前記複数回路の前記運転モード及び運転データを入力して、前記性能指標値の予測値を出力する処理と、
前記制御部が、前記複数回路のうち一の回路の運転データから性能指標値の実測値を算出する処理と、
前記予測値と前記実測値の乖離から前記性能低下を判断する処理と、
を行う性能判断方法。
【請求項6】
冷却水循環装置の性能低下を判断する性能判断装置を備えた冷却水循環装置であって、
前記冷却水循環装置の冷媒が循環する複数回路に設けられた1つ以上の蒸発器を、前記冷媒で冷却された液体が循環する配管が通過しており、
前記性能判断装置は、
目的変数を前記複数回路のうち一の回路の性能指標値、
説明変数を前記複数回路の運転モード及び運転データとして、前記目的変数と前記説明変数の対応を学習したモデルに、
前記複数回路の前記運転モード及び運転データを入力して、前記性能指標値の予測値を出力する制御部を有し、
前記制御部は前記複数回路のうち一の回路の運転データから性能指標値の実測値を算出し、
前記予測値と前記実測値の乖離から前記性能低下を判断する冷却水循環装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、性能判断装置、冷却方法、及び冷却水循環装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
冷却水循環装置(チラー)は、稼働中に性能が低下する場合がある。例えば熱源機の冷媒回路に充填されている冷媒が規定の量よりも低下すると、冷却能力が低下する。このため、冷媒量の指標となる値(以下、冷媒量指標値ともいう)に基づいて、冷媒充填量のロス(冷媒漏洩)を検出する方法が知られている。
【0003】
特許文献1には、運転時の運転状態を示す運転状態量の内、少なくとも圧縮機の回転数、圧縮機の冷媒吐出温度、熱交換器温度、膨張弁の開度及び外気温度と、冷媒回路に残存している残存冷媒量を推定する推定モデルとを用いて、漏洩した冷媒量の割合を推定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7124851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術では、冷媒が循環する複数回路を冷却水循環装置が有する場合、冷媒回路の異常を誤検知する場合があった。例えば、冷却水循環装置では、第1の冷媒回路が停止した場合に第2の冷媒回路の負荷が高くなるので、第2の冷媒回路から冷媒が漏洩していないのに漏洩していると誤検知する場合があった。
【0006】
本開示は、上記課題に鑑み、複数回路を有する冷却水循環装置が冷媒回路の異常を誤検知することを低減する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様は、
冷却水循環装置の性能低下を判断する性能判断装置であって、
前記冷却水循環装置の冷媒が循環する複数回路に設けられた1つ以上の蒸発器を、前記冷媒で冷却された液体が循環する配管が通過しており、
目的変数を前記複数回路のうち一の回路の性能指標値、
説明変数を前記複数回路の運転モード及び運転データとして、前記目的変数と前記説明変数の対応を学習したモデルに、
前記複数回路の前記運転モード及び運転データを入力して、前記性能指標値の予測値を出力する制御部を有し、
前記制御部は前記複数回路のうち一の回路の運転データから性能指標値の実測値を算出し、
前記予測値と前記実測値の乖離から前記性能低下を判断する。
【0008】
本開示の第1の態様によれば、複数回路を有する冷却水循環装置が冷媒回路の異常を誤検知することを低減することができる。
【0009】
本開示の第2の態様は、第1の態様に記載の性能判断装置であって、
前記運転モードは、冷媒が循環する回路ごとに出力される前記回路のステータス情報である。
【0010】
本開示の第3の態様は、第1又は第2の態様に記載の性能判断装置であって、
前記性能指標値は1つの前記回路を循環する冷媒の漏洩に関する冷媒量指標値である。
(【0011】以降は省略されています)

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