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公開番号
2025128602
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025356
出願日
2024-02-22
発明の名称
モータ、送風機、冷凍装置、車両、モータのリサイクル方法、および、モータの製造方法
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
主分類
H02K
15/02 20250101AFI20250827BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】リサイクル部品を回収しやすいモータ、送風機、冷凍装置、車両、モータのリサイクル方法、および、モータの製造方法を提供する。
【解決手段】モータは、封止樹脂によって構成される封止部40と、封止部40によって封止される被封止部50とを備える。封止部40は、第1領域41と、第1領域41よりも熱分解しやすい第2領域42とを含む。第2領域42は、第1領域41と被封止部50との間に設けられる。第2領域42は、第1温度以上の温度で熱分解する第1フィラーを含む。第2領域42の第1フィラーの含有率は、第1領域41の第1フィラーの含有率よりも大きい。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
封止樹脂(30)によって構成される封止部(40)と、前記封止部(40)によって封止される被封止部(50)とを備えるモータ(10)であって、
前記封止部(40)は、第1領域(41)と、前記第1領域(41)よりも熱分解しやすい第2領域(42)とを含み、
前記第2領域(42)は、前記第1領域(41)と前記被封止部(50)との間に設けられ、
前記第2領域(42)は、第1温度以上の温度で熱分解する第1フィラー(32)を含み、
前記第2領域(42)の前記第1フィラー(32)の含有率は、前記第1領域(41)の前記第1フィラー(32)の含有率よりも大きい、
モータ。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記第2領域(42)を構成する前記封止樹脂(30)のベース樹脂(31)は、前記第1領域(41)を構成する前記封止樹脂(30)のベース樹脂(31)と同じ種類の樹脂である、
請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記第1領域(41)と前記第2領域(42)との間には、界面が形成されない、
請求項2に記載のモータ。
【請求項4】
前記第2領域(42)の前記第1フィラー(32)の含有率は、50質量%以上かつ80質量%以下である、
請求項1に記載のモータ。
【請求項5】
前記第2領域(42)に含まれる前記第1フィラー(32)の前記第1温度は、前記第1領域(41)を構成する第1封止樹脂(34)の燃焼温度以下である、
請求項1に記載のモータ。
【請求項6】
前記第1フィラー(32)は、水酸化アルミニウムによって構成される、
請求項1に記載のモータ。
【請求項7】
前記第1領域(41)は、前記第1温度よりも高い第2温度以上の温度で熱分解する第2フィラー(33)を含み、
前記第2領域(42)の前記第2フィラー(33)の含有率は、前記第1領域(41)の前記第2フィラー(33)の含有率よりも小さい、
請求項1に記載のモータ。
【請求項8】
前記被封止部(50)は、巻線(16)、コア材(18)、および、磁石(21)のいずれか1つを含む、
請求項1に記載のモータ。
【請求項9】
前記被封止部(50)は、前記磁石(21)を含み、
前記第2領域(42)に含まれる前記第1フィラー(32)の前記第1温度は、前記磁石(21)のキュリー温度よりも高い、
請求項8に記載のモータ。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか一項に記載の前記モータ(10)を備える、
送風機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、モータ、送風機、冷凍装置、車両、モータのリサイクル方法、および、モータの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
封止樹脂によって封止されるモータが知られている。特許文献1にはこのようなモータ(特許文献1ではモールドモータ)の一例が開示される。この種のモータでは、リサイクル部品を含む被封止部が、封止部によって封止される。リサイクル部品の例は、金属、磁石等を材料とする部品である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-20348号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、リサイクルの観点からモータにおいてリサイクル部品と、その他の部分とを分離できることが好ましい。しかし、封止部は、被封止部を保護するという目的のために、熱、光等に対して安定性が高く、かつ、被封止部から分離しにくいように構成される。
【0005】
封止部と被封止部とを分離する方法の例として、モータを加熱することによって封止部を燃焼する方法があるが、封止部が燃焼すると被封止部に煤、灰等の汚れが付着する虞がある。燃焼に伴う汚れによって被封止部に含まれるリサイクル部品の質が低下することもある。燃焼の他にもモータを破砕した後に、リサイクル部品を回収する方法もあるが、この方法では大掛かりな設備が必要になるため、リサイクル部品の回収にかかるコストが大きい。また、従来のモータでは、リサイクルしやすい状態でリサイクル部品を取り出せるように封止部と被封止部とを分離することが難しいため、産業廃棄物として処理されることもある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題を解決する第1観点のモータは、封止樹脂によって構成される封止部と、前記封止部によって封止される被封止部とを備えるモータであって、前記封止部は、第1領域と、前記第1領域よりも熱分解しやすい第2領域とを含み、前記第2領域は、前記第1領域と前記被封止部との間に設けられ、前記第2領域は、第1温度以上の温度で熱分解する第1フィラーを含み、前記第2領域の前記第1フィラーの含有率は、前記第1領域の前記第1フィラーの含有率よりも大きい。
【0007】
この構成によれば、第2領域の第1フィラーの含有率が第1領域の第1フィラーの含有率よりも大きいため、第2領域が第1領域よりも熱分解しやすい。第2領域が第1領域よりも熱分解しやすいため、第1温度以上の温度にモータを加熱することによって封止部のうち第1領域と被封止部とを分離できる。このようにしてモータから被封止部に含まれるリサイクル部品を好適に回収できる。
【0008】
第2観点のモータは、第1観点のモータにおいて、前記第2領域を構成する前記封止樹脂のベース樹脂は、前記第1領域を構成する前記封止樹脂のベース樹脂と同じ種類の樹脂である。
【0009】
この構成によれば、第1領域と第2領域とのそれぞれが、同じ種類の樹脂をベース樹脂とする封止樹脂によって構成されるため、第1領域と第2領域との間に界面が生じにくい。このように第1領域と第2領域とが強固につながるため、封止部の強度を向上できる。
【0010】
第3観点のモータは、第1観点のモータにおいて、前記第1領域と前記第2領域との間には、界面が形成されない。
(【0011】以降は省略されています)
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