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公開番号2025132510
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030138
出願日2024-02-29
発明の名称情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250903BHJP(計算;計数)
要約【課題】現実世界の交通環境を仮想空間で再現する際の処理負荷を低減できる情報処理システムを提供する。
【解決手段】情報処理システムは、処理装置と、通信装置と、記憶装置と、を備えている。通信装置は、現実世界に存在する移動体の位置を示す情報である移動体情報を更新エリア20内から取得する(ステップS10)。処理装置は、通信装置が取得した移動体情報に基づいて、移動体800毎にエリアを設定する。その後、処理装置は、エリア内の移動体800の移動速度に基づいて、エリア毎に更新周期ラベルを割り付ける(ステップ11)。処理装置は、更新周期ラベルに対応する更新周期で、エリア毎に、移動体情報を取得した時刻以後の移動体の位置を示す情報である予測移動体情報を算出する(ステップ14)。その後、処理装置は、エリア毎に算出した予測移動体情報を、記憶装置200に送信する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
現実世界に存在する複数の移動体の位置を示す情報である移動体情報を取得し、
前記移動体情報に基づいて、前記移動体情報を取得した時刻以後の前記複数の移動体の位置を示す情報である予測移動体情報を既定の周期で取得し、
前記移動体が存在する複数のエリアのうち、少なくとも1つのエリアにおいて取得される前記予測移動体情報の前記周期を、他のエリアにおける前記予測移動体情報の前記周期よりも長く設定する
情報処理システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記移動体を含まないエリアの前記周期を、前記移動体を含むエリアの前記周期よりも長く設定する
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記移動体情報として前記移動体毎の移動速度を取得し、
前記エリア内に存在する前記移動体の前記移動速度に応じて前記周期を定めたエリアとして第1エリアと、第2エリアと、を定め、
前記第1エリアは、前記移動速度が既定の移動速度以上である前記移動体が存在しないエリアであり、
前記第2エリアは、前記移動速度が前記既定の移動速度以上である前記移動体が存在するエリアであり、
前記第1エリアの前記周期として、前記第2エリアの前記周期よりも長い前記周期を設定する
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
1つの前記移動体に対して1つのエリアを割り当てる
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記移動体情報として前記移動体毎の移動速度を取得し、
前記移動体の前記移動速度が遅いほど、当該移動体が存在するエリアの前記周期を長くする
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記移動体情報として前記移動体毎の移動速度を取得し、
前記移動体の前記移動速度が遅いほど、当該移動体が存在するエリアを狭くする
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記移動体情報として、前記移動体の進行方向に関する情報を取得し、
前記移動体情報から移動体毎の予想進路を算出し、
当該移動体が存在するエリアは、前記移動体の中心よりも前記予想進路側に図心が位置している
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記周期が短いエリアの一部と、前記周期が長いエリアの一部と、が重なった場合に、前記周期が長いエリアの前記周期を、前記周期が短いエリアの前記周期に変更する
請求項5~請求項7の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
通信装置が、現実世界に存在する複数の移動体の位置を示す情報である移動体情報を取得するステップと、
処理装置が、前記移動体情報に基づいて、前記移動体情報を取得した時刻以後の前記複数の移動体の位置を示す情報である予測移動体情報を既定の周期で取得するステップと、
前記処理装置が、前記移動体が存在する複数のエリアのうち、少なくとも1つのエリアにおいて取得される前記予測移動体情報の前記周期を、他のエリアにおける前記予測移動体情報の前記周期よりも長く設定するステップと、を含む
情報処理方法。
【請求項10】
移動体が存在する複数のエリアのうち、少なくとも1つのエリアにおいて取得される予測移動体情報の周期を、他のエリアにおける前記予測移動体情報の前記周期より長く設定することを処理回路に実行させる
情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は現実世界の交通環境を仮想空間で再現する情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
デジタルツインは、現実世界と同じ環境を仮想空間で再現する技術である。特許文献1では、現実世界の交通環境を仮想空間で再現した交通デジタルツインを用いたシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-013557号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現実世界における各移動体の位置を仮想空間において正確に再現するために、仮想世界における各移動体の位置を更新する周期を最大限短く設定することが考えられる。しかし、その場合、移動体の位置を更新する装置の処理負荷が増大する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するための情報処理システムは、現実世界に存在する複数の移動体の位置を示す情報である移動体情報を取得する。情報処理システムは、前記移動体情報に基づいて、前記移動体情報を取得した時刻以後の前記複数の移動体の位置を示す情報である予測移動体情報を既定の周期で取得する。情報処理システムは、前記移動体が存在する複数のエリアのうち、少なくとも1つのエリアにおいて取得される前記予測移動体情報の前記周期を、他のエリアにおける前記予測移動体情報の前記周期よりも長く設定する。
【0006】
上記課題を解決するための情報処理方法は、通信装置が、現実世界に存在する複数の移動体の位置を示す情報である移動体情報を取得するステップを含む。この情報処理方法は、処理装置が、前記移動体情報に基づいて、前記移動体情報を取得した時刻以後の前記複数の移動体の位置を示す情報である予測移動体情報を既定の周期で取得するステップを含む。この情報処理方法は、前記処理装置が、前記移動体が存在する複数のエリアのうち、少なくとも1つのエリアにおいて取得される前記予測移動体情報の前記周期を、他のエリアにおける前記予測移動体情報の前記周期よりも長く設定するステップを含む。
【0007】
上記課題を解決するための情報処理プログラムは、移動体が存在する複数のエリアのうち、少なくとも1つのエリアにおいて取得される予測移動体情報の周期を、他のエリアにおける前記予測移動体情報の前記周期より長く設定することを処理回路に実行させる。
【発明の効果】
【0008】
上記の情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムによれば、更新エリア全体の予測移動体情報を同じ更新周期で更新する場合に比べて、処理装置にかかる処理負荷が低減される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態の情報処理システムを示す概略図である。
図2は、実施形態の情報処理システムを構成する処理装置と、通信装置と、記憶装置と、を示す模式図である。
図3は、実施形態の情報処理システムが予測移動体情報を取得する態様を示す概略図である。
図4は、実施形態の情報処理システムが実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図5は、実施形態の情報処理システムが予測移動体情報を更新する更新エリアの例を示す模式図である。
図6は、移動体の移動速度と、更新周期ラベルと、予測移動体情報の更新周期と、の関係を示す表である。
図7は、図5に例示した更新エリアにおける各移動体の移動速度と、エリアと、更新周期と、を示す表である。
図8は、処理装置による更新周期ラベルの調整を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、情報処理システムの一実施形態について、図1~図8を参照して説明する。
<情報処理システム10の概要>
情報処理システム10は、現実世界における複数の移動体800の位置及び挙動を示す情報である移動体情報を、複数の時刻に取得する。複数の移動体800とは、例えば、車両600や、歩行者700や、自転車や、動物等である。車両600には、二輪車が含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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