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公開番号2025133060
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2025027541
出願日2025-02-25
発明の名称防錆剤組成物
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類C09D 201/00 20060101AFI20250903BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】
高い防錆性能を有しながら粘度が低く、金属物品の表面に液状で残存し難い防錆剤組成物を提供すること。
【解決手段】
アミン(成分A)、炭素数が6以上22以下のジカルボン酸(成分B)と前記成分Aとの塩(成分B’)、炭素数が8以上21以下のモノカルボン酸(成分C)と前記成分Aとの塩(成分C’)、炭素数が9以上22以下であって、前記成分Cよりも炭素数が多いモノカルボン酸(成分D)と前記成分Aとの塩(成分D’)、及び水(成分E)を含有する防錆剤組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
アミン(成分A)、炭素数が6以上22以下のジカルボン酸(成分B)と前記成分Aとの塩(成分B’)、炭素数が8以上21以下のモノカルボン酸(成分C)と前記成分Aとの塩(成分C’)、炭素数が9以上22以下であって、前記成分Cよりも炭素数が多いモノカルボン酸(成分D)と前記成分Aとの塩(成分D’)、及び水(成分E)を含有する防錆剤組成物。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記成分C’の含有量に対する前記成分D’の含有量の質量比(成分D’の含有量/成分C’の含有量)が0.5以上10以下である、請求項1に記載の防錆剤組成物。
【請求項3】
前記成分Aの含有量が0.1質量%以上5質量%以下である、請求項1に記載の防錆剤組成物。
【請求項4】
前記成分B’の含有量が0.1質量%以上2質量%以下である、請求項1に記載の防錆剤組成物。
【請求項5】
前記成分C’の含有量が0.1質量%以上2質量%以下である、請求項1に記載の防錆剤組成物。
【請求項6】
前記成分D’の含有量が0.1質量%以上10質量%以下である、請求項1に記載の防錆剤組成物。
【請求項7】
前記成分Eの含有量が80質量%以上99質量%以下である、請求項1に記載の防錆剤組成物。
【請求項8】
前記成分C’と前記成分D’の合計含有量に対する前記成分B’の含有量の質量比(成分B’の含有量/(成分C’の含有量+成分D’の含有量))が0.02以上4以下である、請求項1に記載の防錆剤組成物。
【請求項9】
アミン(成分A)、炭素数が6以上22以下のジカルボン酸(成分B)、炭素数が8以上21以下のモノカルボン酸(成分C)、炭素数が9以上22以下であって、前記成分Cよりも炭素数が多いモノカルボン酸(成分D)、及び水(成分E)を配合してなる防錆剤組成物。
【請求項10】
前記成分Cの配合量に対する前記成分Dの配合量の質量比(成分Dの配合量/成分Cの配合量)が1以上10以下である、請求項9に記載の防錆剤組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防錆剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
鉄、銅、アルミニウムといった金属は、加工されて様々な分野の工業製品に用いられている。金属は空気中の酸素によって酸化され、簡単に錆びてしまうため、金属部分を有する物品(以下、「金属物品」とも称する)の金属表面には一般に錆止め油等の油系防錆剤を塗布する等の防錆処理が施される(例えば、下記特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-164987号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、油系防錆剤は高い防錆性能を有するが、油系防錆剤による防錆処理がされた金属物品は、当該防錆処理が行われた工程よりも後の工程(例えば、当該金属物品を部品の一部として使用する組み立て工程等。以下、単に後工程とも称する)での作業直前に当該金属物品の金属表面から不要な油系防錆剤を除去する必要があるため、作業工程が増えてしまう。
【0005】
当該課題に対し、後工程での作業前に除去する必要がない防錆被膜を形成することができる水系防錆剤の使用が考えられる。
【0006】
防錆処理が施された金属物品は長期間輸送や保管されることがあるが、従来の水系防錆剤から形成された防錆被膜は防錆性能が十分ではないため、従来の水系防錆剤から形成された防錆被膜を有する金属物品を長期間輸送等すると、その表面に錆が発生することがあった。
【0007】
また、従来の水系防錆剤は粘度が高いため、後工程に供された金属物品の表面に液状の水系防錆剤が残存することがあった。液状の水系防錆剤が表面に残存したままで金属物品が後工程に供されると、当該後工程での作業不良や、当該金属物品を部品として有する製品等の品質不良の原因になるため、好ましくない。
【0008】
本発明の課題は、高い防錆性能を有しながら粘度が低く、金属物品の表面に液状で残存し難い防錆剤組成物、並びに金属物品に高い防錆性能を付与することができる物品の製造方法、及び物品の防錆方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、液粘度に関係する成分のパッキング性が脂肪酸の組み合わせで制御できることを発見し、特定のカルボン酸の組み合わせで高い防錆性能を維持したまま液の粘度を抑制する知見を得、本発明を完成させた。
【0010】
本発明は、
アミン(成分A)、炭素数が6以上22以下のジカルボン酸(成分B)と前記成分Aとの塩(成分B’)、炭素数が8以上21以下のモノカルボン酸(成分C)と前記成分Aとの塩(成分C’)、炭素数が9以上22以下であって、前記成分Cよりも炭素数が多いモノカルボン酸(成分D)と前記成分Aとの塩(成分D’)、及び水(成分E)を含有する防錆剤組成物である。
(【0011】以降は省略されています)

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