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公開番号
2025141418
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024041338
出願日
2024-03-15
発明の名称
油性化粧料
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
A61K
8/25 20060101AFI20250919BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】製造時の充填性に優れ、塗布時の伸びが良く、ムラなく塗布することができ、塗布直後にマットな自然な仕上がりが得られ、その仕上がりの持続性にも優れた油性化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)平均粒子径2~10μm、吸油量60mL/100g以下の球状シリカ、
(B)平均粒子径2~10μm、吸油量100mL/100g以上の球状シリカ、
(C)25℃で不揮発性の液状油、
(D)油性ゲル化剤
を含有し、
成分(A)及び(B)を含む球状シリカの合計含有量が18~60質量%であり、
成分(B)の含有量が1.2~4.8質量%であり、
成分(C)の不揮発性液状油中、25℃における粘度5,000mPa・s以上の液状油の割合が70質量%以下である油性化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)平均粒子径2~10μm、吸油量60mL/100g以下の球状シリカ、
(B)平均粒子径2~10μm、吸油量100mL/100g以上の球状シリカ、
(C)25℃で不揮発性の液状油、
(D)油性ゲル化剤
を含有し、
成分(A)及び(B)を含む球状シリカの合計含有量が18~60質量%であり、
成分(B)の含有量が1.2~4.8質量%であり、
成分(C)の25℃で不揮発性の液状油中、25℃における粘度5,000mPa・s以上の液状油の割合が70質量%以下である油性化粧料。
続きを表示(約 130 文字)
【請求項2】
球状シリカ合計量に対する成分(A)の質量割合((A)/球状シリカ合計量)が、0.8以上である請求項1記載の油性化粧料。
【請求項3】
さらに、(E)平均粒子径1~100μmの球状セルロースを含有する請求項1又は2記載の油性化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、油性化粧料に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、自分の顔写真をSNSなどに掲載する際に、写したままでなく、自分の理想とする顔に加工して掲載するなど、見た目を気にする傾向が強くなっている。顔のパーツを魅力的に装飾するメイクアップ品としては、例えば、目の印象を変えるためのアイライナーやマスカラ、唇にシャープさやふっくら感を与える口紅やグロス、顔色を明るく見せるためのファンデーションやチークなどがある。
一方、小顔に見せたり、おでこの広さを隠すなどの手段としては、前髪で隠すなど髪型に依存することが多い。また、生え際に一時染毛剤を用いて、色味を強くすることなどが行われている。
例えば、特許文献1には、油性ゲル化剤、油溶性樹脂、揮発性油分、HLBが5~11の非イオン性海面活性剤、粉体、不揮発性油分を含有し、不揮発性油分と油溶性樹脂を一定比率とすることで、耐水性と耐色移り性に優れ、かつ、洗髪時にはシャンプーで容易に洗い落とし可能な油性毛髪着色料が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018―111659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の油性毛髪化粧料は、塗布時の伸びやムラのなさに劣り、塗布直後にマットな自然な仕上がりが得られず、その持続性も得られなかった。また、製造時の充填性に劣り、製造時における課題もあった。
【0005】
本発明者らは、吸油量が異なる球状シリカと、不揮発性液状油、油性ゲル化剤を組み合わせて用いることにより、前記課題を解決した油性化粧料が得られることを見出した。
【0006】
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)平均粒子径2~10μm、吸油量60mL/100g以下の球状シリカ、
(B)平均粒子径2~10μm、吸油量100mL/100g以上の球状シリカ、
(C)25℃で不揮発性の液状油、
(D)油性ゲル化剤
を含有し、
成分(A)及び(B)を含む球状シリカの合計含有量が18~60質量%であり、
成分(B)の含有量が1.2~4.8質量%であり、
成分(C)の不揮発性液状油中、25℃における粘度5,000mPa・s以上の液状油の割合が70質量%以下である油性化粧料に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の油性化粧料は、製造時の充填性に優れ、塗布時の伸びが良く、ムラなく塗布することができ、塗布直後にマットな自然な仕上がりが得られ、その仕上がりの持続性にも優れている。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明で用いる成分(A)は、平均粒子径2~10μm、吸油量60mL/100g以下の球状シリカである。
ここで、球状とは、真球、略球状、回転楕円体を含み、表面に凹凸がある球状粉体等であっても良い。
成分(A)の球状シリカの平均粒子径は、2~10μmであるが、製造時の充填性、塗布時の伸びやムラのなさ、塗布直後のマットな自然な仕上がり、塗布後の自然な仕上がりの持続性の観点から、2μm以上であるのが好ましい。また、保存安定性の観点から、8μm以下が好ましく、6μm以下がより好ましい。また、成分(A)の平均粒子径は、2~8μmであるのが好ましく、2~6μmがより好ましい。
本発明において、平均粒子径は、エタノールを分散媒として、レーザー回折散乱式粒度分布測定器(例えば、堀場製作所製、LA-920)により測定される。
【0009】
また、成分(A)の球状シリカは、吸油量60mL/100g以下であるが、製造時の充填性、塗布時の伸びやムラのなさ、塗布直後のマットな自然な仕上がり、塗布後の自然な仕上がりの持続性の観点から、50mL/100g以下が好ましく、40mL/100g以下がより好ましい。また、同様の観点から、1mL/100g以上が好ましく、10mL/100g以上がより好ましい。また、成分(A)の吸油量は、1~60mL/100gが好ましく、10~50mL/100gがより好ましく、10~40mL/100gがさらに好ましい。
本発明において、吸油量は、JIS K 5101に記される、精製あまに油法に準拠して測定される。
【0010】
成分(A)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、製造時の充填性、塗布時の伸びやムラのなさ、塗布直後のマットな自然な仕上がり、塗布後の自然な仕上がりの持続性の観点から、全組成中に15質量%以上が好ましく、18質量%以上がより好ましく、23質量%以上がさらに好ましく、また、59質量以下%が好ましく、55質量%以下がより好ましく、50質量%以下がさらに好ましい。また、同上の観点から、全組成中に、15~59質量%であるのが好ましく、18~55質量%がより好ましく、20~50質量%がさらに好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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