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公開番号2025133223
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031042
出願日2024-03-01
発明の名称副室式内燃機関の制御システム
出願人三菱自動車工業株式会社
代理人ケー・ティー・アンド・エス弁理士法人
主分類F02B 19/16 20060101AFI20250904BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】渦流が形成される主燃焼室において副燃焼室周囲に燃料濃度が濃い混合気を形成できる副室式内燃機関の制御システムを提供する。
【解決手段】副室式内燃機関の制御システムは、渦流が形成される主燃焼室と、前記主燃焼室と隔壁を介して配置される副燃焼室と、前記主燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射弁と、を備え、前記燃料噴射弁は、前記渦流に沿って噴射される第1噴射と、前記副燃焼室に向けて噴射される第2噴射と、を有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
渦流が形成される主燃焼室と、
前記主燃焼室と隔壁を介して配置される副燃焼室と、
前記主燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射弁と、
を備え、
前記燃料噴射弁は、
前記渦流に沿って噴射される第1噴射と、
前記副燃焼室に向けて噴射される第2噴射と、
を有する、
副室式内燃機関の制御システム。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記燃料噴射弁を制御する制御装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記第1噴射の噴射タイミングと、前記第2噴射の噴射タイミングと、を制御する、
請求項1に記載の副室式内燃機関の制御システム。
【請求項3】
前記制御装置は、前記第1噴射は、前記第2噴射よりも前に開始する、
請求項2に記載の副室式内燃機関の制御システム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記第2噴射が開始される前に前記第1噴射を終了する、
請求項2に記載の副室式内燃機関の制御システム。
【請求項5】
吸気弁をさらに備え、
前記制御装置は、前記吸気弁が閉じた後に前記第2噴射を噴射する、
請求項2に記載の副室式内燃機関の制御システム。
【請求項6】
前記燃料噴射弁は、排気側に配置される第1燃料噴射弁と、吸気側に配置される第2燃料噴射弁と、を有し、
前記制御装置は、前記第1燃料噴射弁を制御し前記第1噴射の噴射タイミングを制御し、
前記第2燃料噴射弁を制御し前記第2噴射の噴射タイミングを制御する、
請求項2から5のいずれか1項に記載の副室式内燃機関の制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、副室式内燃機関の制御システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、副室式内燃機関が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の副室式内燃機関は、主燃焼室と、副燃焼室と、を備え、副燃焼室に点火装置が配置され、主燃焼室に燃料噴射弁が配置される。特許文献1の副室式内燃機関は、主燃焼室から噴射した燃料を副燃焼室に供給することによって、副燃焼室に混合気を形成するパッシブタイプの副室式内燃機関である。副燃焼室に形成された混合気は、点火装置によって着火され火炎を形成する。副燃焼室に形成された火炎は、連通路を介して主燃焼室に噴射される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許7255673公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなパッシブタイプの副室式内燃機関では、副燃焼室の周囲に燃料濃度の濃い混合気を形成し、副燃焼室に混合気を供給することが好ましい。特許文献1の副室式内燃機関では、燃料噴射弁から副燃焼室の外側に燃料噴霧を供給し、副燃焼室の周囲に燃料濃度の濃い混合気を形成する。特許文献1は、主燃焼室に渦流が形成される場合において、燃料噴射をどのようにすべきかについては開示していない。
【0005】
本開示の課題は、渦流が形成される主燃焼室において副燃焼室周囲に燃料濃度が濃い混合気を形成できる副室式内燃機関の制御システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る副室式内燃機関の制御システムは、渦流が形成される主燃焼室と、前記主燃焼室と隔壁を介して配置される副燃焼室と、前記主燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射弁と、を備え、前記燃料噴射弁は、前記渦流に沿って噴射される第1噴射と、前記副燃焼室に向けて噴射される第2噴射と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
この副室式内燃機関の制御システムによれば、第1噴射が渦流にのって主燃焼室の周囲に混合気を形成するとともに、副燃焼室周囲に燃料噴霧を供給する。第2噴射は、副燃焼室に向けて噴射され、副燃焼室周囲に燃料噴霧を供給する。副室式内燃機関の制御システムは、第1噴射と第2噴射によって、主燃焼室周囲の混合気の層と、副燃焼室周囲の燃料濃度が濃い層と、を形成する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態による副室式内燃機関の制御システムのシステム図および噴射形態を示す連通路付近の側面断面図。
本開示の実施形態による副室式内燃機関の噴射形態を示す連通路付近の下面断面図。
本開示の実施形態による制御装置が実行する制御手順を示すフローチャート。
他の実施形態による副室式内燃機関の噴射形態を示す連通路付近の下面断面図。
他の実施形態による副室式内燃機関の噴射形態を示す連通路付近の下面断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、ピストン8の摺動方向をP、吸気バルブ14が配置される側を吸気側IN、排気バルブ16が配置される側を排気側EX、稜線X1の延びる方向を稜線方向Xと、図面に記す。
【0010】
図1に示すように、副室式内燃機関Eの制御システム1は、主燃焼室2と、副燃焼室3と、連通路4と、点火装置6と、ピストン8と、燃料噴射弁9と、制御装置20と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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