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公開番号
2025122992
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018794
出願日
2024-02-09
発明の名称
制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人小笠原特許事務所
主分類
F02D
29/06 20060101AFI20250815BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】車載負荷への電力供給においてオルタネータの発電が必要なときにエンジンが停止してしまうことを回避できる制御装置を提供する。
【解決手段】電力供給源の電力を負荷に供給するDCDCコンバータ、エンジンの回転によって発電した電力を負荷へ供給可能にDCDCコンバータと並列に接続されるオルタネータ、および電力供給可能に負荷と接続されるバッテリを構成に含む、電源システムを制御する制御装置であって、バッテリの電流に関する情報を取得する取得部と、情報に基づいてエンジンおよびオルタネータの動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、バッテリが負荷に電流を出力する放電状態である場合、稼働しているエンジンの停止を禁止する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電力供給源の電力を負荷に供給するDCDCコンバータ、エンジンの回転によって発電した電力を前記負荷へ供給可能に前記DCDCコンバータと並列に接続されるオルタネータ、および電力供給可能に前記負荷と接続されるバッテリを構成に含む、電源システムを制御する制御装置であって、
前記バッテリの電流に関する情報を取得する取得部と、
前記情報に基づいて前記エンジンおよび前記オルタネータの動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記バッテリが前記負荷に電流を出力する放電状態である場合、稼働している前記エンジンの停止を禁止する、
制御装置。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記バッテリの前記放電状態を、前記情報から得られる前記バッテリの現在の流出入電流および現在までの流出入電流の積算値に基づいて判断する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記バッテリが前記放電状態である場合、前記オルタネータによる発電を第1時間行った後に前記バッテリが前記放電状態でなくなれば、前記エンジンの停止を許可する、
請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1時間における前記バッテリの流出入電流の積算値が第2閾値以上である場合に、前記バッテリが前記放電状態ではないと判断する、
請求項3に記載の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電源システムの出力電力を制御する車両用の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、ハイブリッド車両において、エンジン冷却水の温度と車速とに基づく所定の自動停止条件が成立した場合にエンジンを停止(アイドルストップ)させる制御装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-020584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載された制御装置は、エンジン冷却水の温度と車速とに基づいて、エンジンの停止可否を判断している。このため、例えば、車両に搭載された負荷による電力需要が増加して、バッテリだけでなくエンジンの回転で発電するオルタネータからの電力供給も必要になるという場面であっても、自動停止条件の成立によってエンジンが停止してしまうことが起こり得る。この場面では、電力供給を実行するために停止したエンジンを再始動させるなどの制御を行うことが考えられるが、このようなエンジンの動作(停止した後にすぐ再始動)は無駄であるため、回避することが望ましい。
【0005】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、車載負荷への電力供給においてオルタネータの発電が必要なときにエンジンが停止してしまうことを回避できる制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、電力供給源の電力を負荷に供給するDCDCコンバータ、エンジンの回転によって発電した電力を負荷へ供給可能にDCDCコンバータと並列に接続されるオルタネータ、および電力供給可能に負荷と接続されるバッテリを構成に含む、電源システムを制御する制御装置であって、バッテリの電流に関する情報を取得する取得部と、情報に基づいてエンジンおよびオルタネータの動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、バッテリが負荷に電流を出力する放電状態である場合、稼働しているエンジンの停止を禁止する、制御装置である。
【発明の効果】
【0007】
上記本開示の制御装置によれば、DCDCコンバータによる供給電力が不足してバッテリから負荷へ放電を行わなければならないなど、オルタネータからも負荷への電力供給が必要になる場合には、エンジンの停止を禁止する。これにより、オルタネータの発電が必要なときにエンジンが停止してしまうことを回避でき、無駄なエンジンの停止および再始動が発生することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る制御装置とその周辺部のブロック図
制御装置が実行する電力制御の処理フローチャート
制御装置が実行する電力制御の処理フローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の制御装置は、エンジンの停止可否の判断を、補機バッテリから補機負荷への放電電流の有無に基づいたオルタネータ発電の要否に応じて実施する。これにより、オルタネータの発電が必要なときにエンジンが停止してしまうことを回避できる。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
<実施形態>
[構成]
図1は、本開示の一実施形態に係る制御装置50とその周辺部の概略構成を示す機能ブロック図である。図1に例示した機能ブロックは、電源システム10と、電力供給源20と、エンジン30と、負荷40と、制御装置50と、を備えている。この図1において、電力の授受が行われる電力線を実線で示し、制御指示や検出値などがやり取りされる信号線を破線で示している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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