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公開番号
2025133314
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031193
出願日
2024-03-01
発明の名称
濃縮ガスの製造装置および製造方法
出願人
エア・ウォーター株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
C10L
3/10 20060101AFI20250904BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】効率的にバイオガスの濃縮ガスを製造することができる装置、および、効率的なバイオガスの濃縮ガスの製造方法を提供すること。
【解決手段】メタンガス、炭酸ガスおよび水分を含むバイオガス中のメタンガスを濃縮した濃縮ガスを製造するための装置であって、前記バイオガスを圧縮するための圧縮機と、前記圧縮機により圧縮された前記バイオガスを冷却することによって前記水分の一部を凝縮水として除去するための冷却装置と、前記冷却装置により冷却された前記バイオガスを加熱するための加熱装置と、前記加熱装置により加熱された前記バイオガスから前記炭酸ガスの少なくとも一部および残留水分の少なくとも一部を分離するための分離装置と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
メタンガス、炭酸ガスおよび水分を含むバイオガス中のメタンガスを濃縮した濃縮ガスを製造するための装置であって、
前記バイオガスを圧縮するための圧縮機と、
前記圧縮機により圧縮された前記バイオガスを冷却することによって前記水分の一部を凝縮水として除去するための冷却装置と、
前記冷却装置により冷却された前記バイオガスを加熱するための加熱装置と、
前記加熱装置により加熱された前記バイオガスから前記炭酸ガスの少なくとも一部および残留水分の少なくとも一部を分離するための分離装置と、を含む、濃縮ガスの製造装置。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記分離装置は、膜分離装置および吸着分離装置からなる群より選択される少なくとも1種の装置である、請求項1に記載の濃縮ガスの製造装置。
【請求項3】
前記分離装置は、複数種の分離装置を含む、請求項1に記載の濃縮ガスの製造装置。
【請求項4】
前記加熱装置は、熱交換器またはヒータである、請求項1に記載の濃縮ガスの製造装置。
【請求項5】
前記バイオガスは、家畜の糞尿および食品の残渣からなる群より選択される少なくとも1種を由来とするガスである、請求項1に記載の濃縮ガスの製造装置。
【請求項6】
前記バイオガスは、前記メタンガスを50体積%以上65体積%以下、前記炭酸ガスを25体積%以上40体積%以下、前記水分を0.01体積%以上10体積%以下含む、請求項1に記載の濃縮ガスの製造装置。
【請求項7】
メタンガス、炭酸ガスおよび水分を含むバイオガス中のメタンガスを濃縮した濃縮ガスを製造する方法であって、
前記バイオガスを圧縮する圧縮工程と、
前記圧縮工程後の前記バイオガスを冷却することによって前記水分の一部を凝縮水として除去する冷却工程と、
前記冷却工程後の前記バイオガスを加熱する加熱工程と、
前記加熱工程後の前記バイオガスから前記炭酸ガスの少なくとも一部および残留水分の少なくとも一部を分離する分離工程と、を含む、濃縮ガスの製造方法。
【請求項8】
前記分離工程は、膜分離法および吸着分離法からなる群より選択される少なくとも1種により行われる、請求項7に記載の濃縮ガスの製造方法。
【請求項9】
前記分離工程は、複数種の分離方法の組み合わせにより行われる、請求項7に記載の濃縮ガスの製造方法。
【請求項10】
前記加熱工程において、熱交換器またはヒータにより前記バイオガスを加熱する、請求項7に記載の濃縮ガスの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、濃縮ガスの製造装置および製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化や化石燃料の枯渇等の問題から、乳牛や肉牛等の家畜の糞尿を由来とするバイオガスが注目されている。バイオガスは、主にメタンガスや炭酸ガス等から構成されており、化石燃料に代わる代替エネルギーとして期待されている。
【0003】
バイオガスは、主に大規模牧場等で発電機により発電され、売電されていた。しかしながら、発電機を有しない中小規模牧場等では、バイオガスを十分に利用できていなかった。また、送電網も不足しているため、発電が可能であっても、売電が困難であった。
【0004】
そこで、捕集したバイオガスを余すことなく利用するため、バイオガス中の炭酸ガス等の不純物を各牧場で除去する方法が検討されている。特許文献1(特開2017-18917号公報)は、吸着材によりバイオガス中の揮発性有機化合物や炭酸ガス、硫化水素等を分離してメタンガスを回収する方法を開示している。特許文献2(特開2014-91766号公報)は、分離膜によりバイオガス中の炭酸ガス等を分離してメタンガスを回収する方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-18917号公報
特開2014-91766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、装置が大型化する、コストがかかるといった課題がある。特許文献2に記載の方法では、メタンガスの回収前に加圧減圧法による処理を行っており、メタンガスの圧力が低下する結果、メタンガスの回収率が低下するという課題がある。
【0007】
本開示の目的は、効率的にバイオガスの濃縮ガスを製造することができる装置、および、効率的なバイオガスの濃縮ガスの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
〔1〕メタンガス、炭酸ガスおよび水分を含むバイオガス中のメタンガスを濃縮した濃縮ガスを製造するための装置であって、
前記バイオガスを圧縮するための圧縮機と、
前記圧縮機により圧縮された前記バイオガスを冷却することによって前記水分の一部を凝縮水として除去するための冷却装置と、
前記冷却装置により冷却された前記バイオガスを加熱するための加熱装置と、
前記加熱装置により加熱された前記バイオガスから前記炭酸ガスの少なくとも一部および残留水分の少なくとも一部を分離するための分離装置と、を含む、濃縮ガスの製造装置。
【0009】
〔2〕前記分離装置は、膜分離装置および吸着分離装置からなる群より選択される少なくとも1種の装置である、〔1〕に記載の濃縮ガスの製造装置。
【0010】
〔3〕前記分離装置は、複数種の分離装置を含む、〔1〕または〔2〕に記載の濃縮ガスの製造装置。
(【0011】以降は省略されています)
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