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公開番号
2025123790
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-25
出願番号
2024019470
出願日
2024-02-13
発明の名称
データ通信装置及びデータ通信システム
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人サトー
主分類
H04L
12/28 20060101AFI20250818BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】強制スリープ処理を適切に実施する。
【解決手段】データ通信装置2は、データ送信側及びデータ受信側のうち少なくとも一方がTC10の仕様に対応したデータ送受信部で構成され、Ethernetに接続される。データ送受信部の送信機能を無効化してから所定時間が経過した後にデータ送受信部を強制的にスリープさせる強制スリープ処理を実施し、強制スリープ処理を完了した後にデータ送受信部の送信機能を有効化する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
データ送信側及びデータ受信側のうち少なくとも一方がTC10の仕様に対応したデータ送受信部で構成され、Ethernetに接続されるデータ通信装置(2)であって、
前記データ送受信部の送信機能を無効化してから所定時間が経過した後に前記データ送受信部を強制的にスリープさせる強制スリープ処理を実施し、前記強制スリープ処理を完了した後に前記データ送受信部の送信機能を有効化するデータ通信装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
データ送信側及びデータ受信側のうち少なくとも一方がTC10の仕様に対応したデータ送受信部で構成され、Ethernetに接続されるデータ通信装置(2)であって、
前記データ送受信部の受信機能を無効化してから前記データ送受信部を強制的にスリープさせる強制スリープ処理を実施するデータ通信装置。
【請求項3】
前記強制スリープ処理を完了してから所定時間が経過した後に前記データ送受信部の受信機能を有効化する請求項2に記載したデータ通信装置。
【請求項4】
データ送信側及びデータ受信側のうち少なくとも一方がTC10の仕様に対応したデータ送受信部で構成され、Ethernetに接続されるデータ通信装置(2)であって、
前記データ送受信部のウェイクアップ信号検知機能を無効化してから前記データ送受信部を強制的にスリープさせる強制スリープ処理を実施するデータ通信装置。
【請求項5】
前記強制スリープ処理を完了してから所定時間が経過した後に前記データ送受信部のウェイクアップ信号検知機能を有効化する請求項4に記載したデータ通信装置。
【請求項6】
前記所定時間は、信号送信による送信波形のEthernet上への残留が解消される時間である請求項1、3又は5に記載したデータ通信装置。
【請求項7】
前記所定時間は、可変である請求項6に記載したデータ通信装置。
【請求項8】
データ送信側及びデータ受信側のうち少なくとも一方がTC10の仕様に対応したデータ送受信部で構成され、Ethernetに接続されるデータ通信装置(2)を備えるデータ通信システム(1)であって、
前記データ通信装置は、前記データ送受信部の送信機能を無効化してから所定時間が経過した後に前記データ送受信部を強制的にスリープさせる強制スリープ処理を実施し、前記強制スリープ処理を完了した後に前記データ送受信部の送信機能を有効化するデータ通信システム。
【請求項9】
データ送信側及びデータ受信側のうち少なくとも一方がTC10の仕様に対応したデータ送受信部で構成され、Ethernetに接続されるデータ通信装置(2)を備えるデータ通信システム(1)であって、
前記データ通信装置は、前記データ送受信部の受信機能を無効化してから前記データ送受信部を強制的にスリープさせる強制スリープ処理を実施するデータ通信システム。
【請求項10】
前記データ通信装置は、前記強制スリープ処理を完了してから所定時間が経過した後に前記データ送受信部の受信機能を有効化する請求項9に記載したデータ通信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ通信装置及びデータ通信システム
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
車両には複数の電子制御装置(以下、ECU(Electronic Control Unit)と称する)が搭載され、各ECUが通信バスを介してデータ通信可能に接続されている。例えば特許文献1には、ゲートウェイと複数のECUとが通信バスを介してデータ通信可能に接続され、ゲートウェイにおいて、外部からスリープ不可要求が送信されていない場合に複数のECUをスリープさせる制御を行い、スリープ不可要求が送信されている場合に複数のECUをスリープさせない制御を行い、所定条件を満たした場合にはスリープ不可要求が送信されている場合でも複数のECUをスリープさせる制御を行う構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-93892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通信バスとしてEthernet(登録商標)が広く普及しており、Ethernetのデータ送受信部に実装される物理層とデータリンク層の標準化がOPEN AllianceのTC10の仕様により規定されている。TC10の仕様では通信相手であるLP(Link Partner)とLPS(Low Power Sleep)信号の送受信によりスリープさせるハンドシェイクによる方法が定義されている。断線等の異常時やTC10の仕様に対応していない通信相手との組み合わせでは、LPS信号を送受信することができず、自ECUをスリープさせるためには強制的にスリープさせる強制スリープ処理を実施する必要があった。その場合、ハンドシェイクによる方法を採用することができず、レジスタ設定等の手段により直ちにデータ送受信部を強制スリープさせていた。
【0005】
しかしながら、強制スリープ処理を実施する場合においては以下に示す課題がある。100BASE-T1では、ウェイクアップ信号、Linkトレーニングの信号、アイドル信号の波形に規格上の差異が無いことから、自ECUからの信号送信を停止した後に反射により送信波形がEthernet上に一定時間残留してしまうと、その残留していた送信波形による残留信号をウェイクアップ信号と誤検出してスリープ状態からウェイクアップ状態へ復帰してしまうことがある。1000BASE-T1では、リンクダウン時にTC10の仕様により40ms周期でウェイクアップ信号を連続送信しており、この場合も、自ECUからの信号送信を停止した後に反射により送信波形がEthernet上に一定時間残留してしまうと、その残留していた送信波形による残留信号をウェイクアップ信号と誤検出してスリープ状態からウェイクアップ状態へ復帰してしまうことがある。即ち、100BASE-T1及び1000BASE-T1では信号を送信する態様が異なるものの、100BASE-T1及び1000BASE-T1の何れでも送信波形による残留信号をウェイクアップ信号と誤検出してスリープ状態からウェイクアップ状態へ復帰してしまう問題がある。
【0006】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、強制スリープ処理を適切に実施することができるデータ通信装置及びデータ通信システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載したデータ通信装置(2)によれば、データ送信側及びデータ受信側のうち少なくとも一方がTC10の仕様に対応したデータ送受信部で構成され、Ethernetに接続される。前記データ送受信部の送信機能を無効化してから所定時間が経過した後に前記データ送受信部を強制的にスリープさせる強制スリープ処理を実施し、前記強制スリープ処理を完了した後に前記データ送受信部の送信機能を有効化する。
【0008】
データ送受信部の送信機能を無効化してから所定時間が経過した後に強制スリープ処理を実施することで、反射による送信波形がEthernet上に残留していない状態で強制スリープ処理を実施することができる。残留していた送信波形による残留信号をウェイクアップ信号と誤検出してスリープ状態からウェイクアップ状態へ復帰してしまう事態を未然に回避することができ、強制スリープ処理を適切に実施することができる。
【0009】
請求項2に記載したデータ通信装置(2)によれば、データ送信側及びデータ受信側のうち少なくとも一方がTC10の仕様に対応したデータ送受信部で構成され、Ethernetに接続される。前記データ送受信部の受信機能を無効化してから前記データ送受信部を強制的にスリープさせる強制スリープ処理を実施する。
【0010】
データ送受信部の受信機能を無効化してから強制スリープ処理を実施することで、信号送信を停止した後に反射により送信波形がEthernet上に一定時間残留していたとしても、その残留していた送信波形による残留信号の受信を無効化した状態で強制スリープ処理を実施することができる。残留していた送信波形による残留信号をウェイクアップ信号と誤検出してスリープ状態からウェイクアップ状態へ復帰してしまう事態を未然に回避することができ、強制スリープ処理を適切に実施することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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