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公開番号2025133330
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031220
出願日2024-03-01
発明の名称車両用グローブボックス構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60R 7/06 20060101AFI20250904BHJP(車両一般)
要約【課題】簡略な構造により車体側部品への収納物の接触を抑制しつつ保守の作業性を向上させることができる車両用グローブボックス構造を提供する。
【解決手段】車両用グローブボックス構造は、ステアリングサポートメンバ3に支持されたインストルメントパネル2に形成されているグローブボックス開口部2Aに開閉可能に取り付けられるグローブボックス1と、インストルメントパネル2内でグローブボックス1の上方に配置されるカバー部材4と、を含む。ステアリングサポートメンバ3のパイプ状部材31から延びる後方ステー32の後部には、インストルメントパネル2の接合部32Aから下方に延出する延出部32Bが形成され、延出部32Bの下端部分にはストライカ33が固定されている。カバー部材4は、後方ステー32に対応したステー開口部41を有し、ステー開口部41に延出部32Bが挿通されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両のステアリングサポートメンバに支持されたインストルメントパネルに形成されているグローブボックス開口部と、
前記グローブボックス開口部に開閉可能に取り付けられ、前記グローブボックス開口部を閉じた状態で前記インストルメントパネル内に位置して上方に開放した収納空間を形成するグローブボックスと、を含む車両用グローブボックス構造であって、
前記インストルメントパネル内で前記グローブボックスの上方に配置されるカバー部材を含み、
前記ステアリングサポートメンバは、車幅方向に延びるパイプ状部材と、該パイプ状部材から後方に延びる後方ステーと、を有し、該後方ステーの後部には、前記インストルメントパネルが接合される接合部が形成されると共に、該接合部から下方に延出する延出部が形成され、該延出部の下端部分には、前記グローブボックスが着脱可能に連結されるストライカが固定されており、
前記カバー部材は、前記後方ステーに対応した位置に形成されるステー開口部を有し、該ステー開口部に前記延出部が挿通されていることを特徴とする車両用グローブボックス構造。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記カバー部材は、前記カバー部材の上面の前部から上方に突出した凸形状に形成され且つ前記パイプ状部材に固定される第1固定部と、前記カバー部材の上面における前後方向の中間部から上方に突出した凸形状に形成され且つ前記後方ステーに固定される第2固定部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用グローブボックス構造。
【請求項3】
前記カバー部材は、前記カバー部材の上面の後部から上方に向かうに従い後方に傾斜して延び且つ前記インストルメントパネルに係合する係合爪と、前記カバー部材の上面から上方に突出し前後方向に延びている縦リブと、を有し、該縦リブには、前記カバー部材の上面からの高さが相対的に低くなる変形起点部が形成されており、該変形起点部を起点にして前記カバー部材が弾性変形可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用グローブボックス構造。
【請求項4】
前記カバー部材は、前記インストルメントパネル内で前記グローブボックスよりも上方に配置されているランプに対応した位置に形成されるランプ開口部を有し、前記ランプからの光が前記ランプ開口部を通過して前記収納空間に照射されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用グローブボックス構造。
【請求項5】
前記カバー部材は、前記カバー部材の上面の前部から上方に突出した凸形状に形成され且つ前記パイプ状部材に固定される第1固定部と、前記カバー部材の上面における車両前後方向の中間部から上方に突出した凸形状に形成され且つ前記後方ステーに固定される第2固定部と、前記カバー部材の上面の後部から上方に向かうに従い後方に傾斜して延び且つ前記インストルメントパネルに係合する係合爪と、を有し、
前記ランプ開口部は、前記カバー部材における前後方向で前記第2固定部および前記係合爪の間に配置されると共に、車幅方向で前記ステー開口部の側壁部分に接近させて配置されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用グローブボックス構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用グローブボックス構造に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の車両における車室前部に配置されたインストルメントパネルには、小物等を収納するためのグローブボックスが設けられている。このような車両用グローブボックスに関する従来構造として、例えば、特許文献1には、車両のインストルメントパネル内に配設されたアウターケースと、アウターケースの開口部を開閉するグローブボックスリッドと、アウターケース内に出し入れ可能に収納されたインナーケースと、グローブボックスリッドの開閉動作に連動する連動手段とを備えたグローブボックス構造が開示されている。このグローブボックス構造では、グローブボックスリッドを開閉させると、連動手段を介してインナーケースがグローブボックスリッドの裏面をスライドし、グローブボックスリッドの開閉力を利用してインナーケースをアウターケースに対して出し入れすることができる。
【0003】
また、特許文献2には、グローブボックスとインパネ上面部との間であって、インストルメントパネルが乗員側に最も膨出した高さ位置において、ガイド部材とトレイからなる引出し式トレイが配置された車両の小物収納構造が開示されている。この小物収納構造における引出し式トレイは、前方下向きに傾斜してインパネメンバの下方に配設されており、ガイド部材が、インパネメンバに結合されたブラケットと、引出し式トレイが係合するインパネ開口部とに係止されている。ブラケットは、後方に向けて延び、その後端部がインパネ開口部の下方内側に固定され、グローブボックスリッドのフック部材を係合するストライカが取付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-306134号公報
特開2005-324668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記特許文献1に開示されているようなインナーケースがアウターケースで覆われたグローブボックス構造については、インストルメントパネル内に設けられているランプ等の交換時に、グローブボックスリッドおよびインナーケースだけでなくアウターケースを含むグローブボックス全体をインストルメントパネルから取り外す必要があり、大掛かりな交換作業になってしまうという課題がある。また、特許文献1のグローブボックス構造は、グローブボックスリッドがステー等の車体側部品に固定されない構造になっている。このため、グローブボック全体の剛性を高めることにより、グローブボックスリッドの意図しない開閉を防ぐ必要があり、グローブボックの構造が複雑化してしまうという課題もある。
【0006】
上記特許文献2に開示されているようなグローブボックス周辺の構造については、車体側部品であるインパネメンバに結合されたブラケット(ステー)が、グローブボックスの収納空間の上方にあり収納空間側に露出しているため、グローブボックスの収納物が走行中の揺れなどによってブラケットに接触して損傷してしまう可能性がある。
【0007】
本発明は上記の点に着目してなされたもので、簡略な構造により車体側部品への収納物の接触を抑制しつつ保守の作業性を向上させることができる車両用グローブボックス構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するため本発明の一態様は、車両のステアリングサポートメンバに支持されたインストルメントパネルに形成されているグローブボックス開口部と、前記グローブボックス開口部に開閉可能に取り付けられ、前記グローブボックス開口部を閉じた状態で前記インストルメントパネル内に位置して上方に開放した収納空間を形成するグローブボックスと、を含む車両用グローブボックス構造を提供する。この車両用グローブボックス構造は、前記インストルメントパネル内で前記グローブボックスの上方に配置されるカバー部材を含む。前記ステアリングサポートメンバは、車幅方向に延びるパイプ状部材と、該パイプ状部材から後方に延びる後方ステーと、を有し、該後方ステーの後部には、前記インストルメントパネルが接合される接合部が形成されると共に、該接合部から下方に延出する延出部が形成され、該延出部の下端部分には、前記グローブボックスが着脱可能に連結されるストライカが固定されている。前記カバー部材は、前記後方ステーに対応した位置に形成されるステー開口部を有し、該ステー開口部に前記延出部が挿通されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る車両用グローブボックス構造によれば、簡略な構造により車体側部品への収納物の接触を抑制しつつ保守の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る車両用グローブボックス構造の外観を示す斜視図である。
図1においてグローブボックスを取り外した状態を示す斜視図である。
図1のA-A線断面図である。
上記実施形態におけるカバー部材を上方斜め後方側から見た斜視図である。
図4のX部を拡大して上方斜め側方側から見た斜視図である。
上記実施形態においてステアリングサポートメンバに固定されたカバー部材の周辺を上方斜め後方側から見た斜視図である。
図6のB-B線断面側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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