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公開番号
2025133332
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031222
出願日
2024-03-01
発明の名称
喫煙室換気システム
出願人
株式会社竹中工務店
代理人
個人
主分類
F24F
7/007 20060101AFI20250904BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】隣接空間に対して区画されて当該隣接空間との出入口に扉が設けられた喫煙室に対して設置され、隣接空間と喫煙室とを連通させる連通路と、喫煙室の空気を強制的に外部に排出する強制排気手段と、扉の開閉を検知する扉開閉検知手段と、扉開閉検知手段の検知結果に基づいて強制排気手段の排気風量を制御する排気制御手段と、を備える喫煙室換気システムにおいて、簡単且つ合理的な構成を採用しながら、扉開放時において出入口を通じて隣接空間から喫煙室へ流入する気流を規定風速以上に維持し、扉の閉鎖時において省エネルギ性を向上させる。
【解決手段】喫煙室2の汚染度を判定する喫煙室汚染度判定手段52を備え、排気制御手段51が、扉5の閉鎖時において、扉閉鎖時目標排気風量を、喫煙室汚染度判定手段52で判定された喫煙室2の汚染度に応じて変動する汚染度対応排気風量とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
隣接空間に対して区画されて当該隣接空間との出入口に扉が設けられた喫煙室に対して設置され、
前記隣接空間と前記喫煙室とを連通させる連通路と、
前記喫煙室の空気を強制的に外部に排出する強制排気手段と、
前記扉の開閉を検知する扉開閉検知手段と、
前記強制排気手段の排気風量を、前記扉開閉検知手段により前記扉の閉鎖を検知している扉閉鎖時には所定の扉閉鎖時目標排気風量に設定し、前記扉開閉検知手段により前記扉の開放を検知している扉開放時には前記出入口を通じて前記隣接空間から前記喫煙室へ流入する気流が所定の規定風速以上に維持される扉開放時目標排気風量に設定する排気制御手段と、を備えた喫煙室換気システムであって、
前記喫煙室の汚染度を判定する喫煙室汚染度判定手段を備え、
前記排気制御手段が、前記扉閉鎖時において、前記扉閉鎖時目標排気風量を、前記喫煙室汚染度判定手段で判定された前記喫煙室の汚染度に応じて変動する汚染度対応排気風量とする喫煙室換気システム。
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【請求項2】
前記喫煙室の在室人数を検知する在室人数検知手段を備え、
前記喫煙室汚染度判定手段が、前記在室人数検知手段で検知された前記喫煙室の在室人数に応じて前記喫煙室の汚染度を判定する請求項1に記載の喫煙室換気システム。
【請求項3】
前記排気制御手段が、前記扉開放時において、前記扉の開放時における前記出入口の風速が前記規定風速になるときの前記強制排気手段の排気風量である規定風速対応排気風量と前記汚染度対応排気風量とを比較し、前記強制排気手段の排気風量を前記規定風速対応排気風量及び前記汚染度対応排気風量のうちの大きい方に設定する請求項1又は2に記載の喫煙室換気システム。
【請求項4】
前記連通路として、前記隣接空間と前記喫煙室とを連通させるパスダクトを備え、
前記扉閉鎖時に前記パスダクトを開放させると共に前記扉開放時に前記パスダクトを閉鎖させる形態で、前記扉の開閉動作に連動して前記パスダクトを開閉させるパスダクト連動開閉手段を備えた請求項1又は2に記載の喫煙室換気システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、隣接空間に対して区画されて当該隣接空間との出入口に扉が設けられた喫煙室に対して設置され、隣接空間と喫煙室とを連通させる連通路と、喫煙室の空気を強制的に外部に排出する強制排気手段と、扉の開閉を検知する扉開閉検知手段と、扉開閉検知手段の検知結果に基づいて強制排気手段の排気風量を制御する排気制御手段と、を備える喫煙室換気システムに関する。
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【背景技術】
【0002】
健康増進法施行規則等の一部を改正する省令では、喫煙室におけるたばこの煙の流出防止にかかる技術的基準として、喫煙室は隣接空間(室外)に対して区画されている必要があると共に、出入口を通じて隣接空間から喫煙室へ流入する気流が例えば0.2m毎秒の規定風速以上であることが定められている。そして、このような技術的基準に則した喫煙室換気システムが提案されている(例えば特許文献1を参照。)。
即ち、特許文献1記載の喫煙室換気システムは、隣接空間(禁煙室10)に対して区画されて当該隣接空間(10)との出入口に扉(13)が設けられた喫煙室(11)に対して設置され、隣接空間(10)と喫煙室(11)とを連通させる連通路(開口15)と、喫煙室(11)の空気を強制的に外部に排出する強制排気手段(煙草煙排気ファン88)と、扉(13)の開閉を検知する扉開閉検知手段(ドアスイッチ16)と、扉開閉検知手段(16)の検知結果に基づいて強制排気手段(88)の排気風量を制御する排気制御手段と、を備える。そして、この排気制御手段は、強制排気手段(88)の排気風量を、扉閉鎖時には一定の扉閉鎖時目標排気風量に設定し、扉開放時には出入口の風速が所定の規定風速(0.2m毎秒)になるときの扉開放時目標排気風量に設定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-089968号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の従来の喫煙室換気システムでは、強制排気手段の排気風量を喫煙室の不使用時には使用時よりも低下させることはあるものの、喫煙室が使用されている際の扉閉鎖時において、強制排気手段の排気風量に設定される扉閉鎖時目標排気風量を変更することはなく、喫煙室に喫煙者数が多く存在する場合であっても、扉閉鎖時目標排気風量は当該喫煙室を適切に換気できる程度の大きめの排気風量に固定されている。よって、喫煙室に喫煙者数が少ないなどにより喫煙室の汚染度が低い場合であっても、強制排気手段は無用に大きめの扉閉鎖時目標排気風量で作動することになるので、エネルギ消費が嵩むという問題がある。
【0005】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、隣接空間に対して区画されて当該隣接空間との出入口に扉が設けられた喫煙室に対して設置され、隣接空間と喫煙室とを連通させる連通路と、喫煙室の空気を強制的に外部に排出する強制排気手段と、扉の開閉を検知する扉開閉検知手段と、扉開閉検知手段の検知結果に基づいて強制排気手段の排気風量を制御する排気制御手段と、を備える喫煙室換気システムにおいて、簡単且つ合理的な構成を採用しながら、扉開放時において出入口を通じて隣接空間から喫煙室へ流入する気流を規定風速以上に維持し、扉の閉鎖時において省エネルギ性を向上させる技術を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1特徴構成は、隣接空間に対して区画されて当該隣接空間との出入口に扉が設けられた喫煙室に対して設置され、
前記隣接空間と前記喫煙室とを連通させる連通路と、
前記喫煙室の空気を強制的に外部に排出する強制排気手段と、
前記扉の開閉を検知する扉開閉検知手段と、
前記強制排気手段の排気風量を、前記扉開閉検知手段により前記扉の閉鎖を検知している扉閉鎖時には所定の扉閉鎖時目標排気風量に設定し、前記扉開閉検知手段により前記扉の開放を検知している扉開放時には前記出入口を通じて前記隣接空間から前記喫煙室へ流入する気流が所定の規定風速以上に維持される扉開放時目標排気風量に設定する排気制御手段と、を備えた喫煙室換気システムであって、
前記喫煙室の汚染度を判定する喫煙室汚染度判定手段を備え、
前記排気制御手段が、前記扉閉鎖時において、前記扉閉鎖時目標排気風量を、前記喫煙室汚染度判定手段で判定された前記喫煙室の汚染度に応じて変動する汚染度対応排気風量とする点にある。
【0007】
本構成によれば、扉開放時においては、排気制御手段により強制排気手段の排気風量が上記扉開放時目標排気風量に設定されるので、出入口を通じて隣接空間から喫煙室へ流入する気流が所定の規定風速以上に維持される。一方、喫煙室が使用されている際の扉閉鎖時においては、排気制御手段により強制排気手段の排気風量が上記扉閉鎖時目標排気風量に設定されると共に、その扉閉鎖時目標排気風量が、喫煙室汚染度判定手段で判定された喫煙室の汚染度に応じて変動する汚染度対応排気風量とされる。このことで、扉閉鎖時において、喫煙室の汚染度が低い場合の強制排気手段の排気風量が、喫煙室の汚染度が高い場合の強制排気手段の排気風量よりも控えめにして、無用なエネルギ消費を抑制することができる。
【0008】
従って、本発明により、隣接空間に対して区画されて当該隣接空間との出入口に扉が設けられた喫煙室に対して設置され、隣接空間と喫煙室とを連通させる連通路と、喫煙室の空気を強制的に外部に排出する強制排気手段と、扉の開閉を検知する扉開閉検知手段と、扉開閉検知手段の検知結果に基づいて強制排気手段の排気風量を制御する排気制御手段と、を備える喫煙室換気システムにおいて、簡単且つ合理的な構成を採用しながら、扉開放時において出入口を通じて隣接空間から喫煙室へ流入する気流を規定風速以上に維持し、扉の閉鎖時において省エネルギ性を向上させる技術を提供することができる。
【0009】
本発明の第2特徴構成は、前記喫煙室の在室人数を検知する在室人数検知手段を備え、
前記喫煙室汚染度判定手段が、前記在室人数検知手段で検知された前記喫煙室の在室人数に応じて前記喫煙室の汚染度を判定する点にある。
【0010】
本構成によれば、喫煙室汚染度判定手段により、例えば喫煙室の在室人数が多いほど喫煙室の汚染度が高いと判定する形態で、在室人数検知手段で検知された喫煙室の在室人数に応じて喫煙室の汚染度を簡単に判定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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