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公開番号2025135057
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032620
出願日2024-03-05
発明の名称半導体装置および車両
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 25/07 20060101AFI20250910BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 半導体素子の所望の部位を、緩衝層がより確実に覆うことが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】 半導体装置A10は、第1電極211を有する第1半導体素子21Aと、第1電極211に導電接合された第1導通部材30と、第1半導体素子21Aの少なくとも一部を覆う第1緩衝層と、前記第1緩衝層を覆う封止樹脂とを備える。前記第1緩衝層のヤング率は、前記封止樹脂のヤング率より低い。第1主部31は、第1主部31、第1接続部32および第1連結部33を有する。第1接続部32は、第1方向zにおいて第1電極211に対向する側とは反対側を向くとともに、第1連結部33につながる基面321を有する。第1連結部33の第2方向xの最小寸法dは、基面321の第2方向xの寸法Bより小さい。
【選択図】 図13
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向の一方側に位置する第1電極を有する第1半導体素子と、
前記第1電極に導電接合された第1導通部材と、
前記第1半導体素子の少なくとも一部を覆う第1緩衝層と、
前記第1緩衝層を覆う封止樹脂と、を備え、
前記第1緩衝層のヤング率は、前記封止樹脂のヤング率より低く、
前記第1導通部材は、前記第1電極に導電接合された第1接続部と、前記第1接続部を基準として前記第1半導体素子とは反対側に位置する第1主部と、前記第1接続部と前記第1主部とを連結する第1連結部と、を有し、
前記第1接続部は、前記第1方向において前記第1電極に対向する側とは反対側を向くとともに、前記第1連結部につながる基面を含み、
前記第1方向に対して直交する第2方向において、前記第1連結部の前記第2方向の最小寸法は、前記基面の前記第2方向の寸法より小さい、半導体装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記第1緩衝層は、絶縁体であり、
前記第1緩衝層は、前記第1接続部および前記第1連結部の各々の少なくとも一部を覆っている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1半導体素子は、前記第1方向に視て前記第1電極を囲む端縁を有し、
前記第1緩衝層は、前記端縁に到達している、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1方向に視て、前記第1連結部は、前記端縁に重なっている、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第1連結部は、前記基面に対して傾斜している、請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1連結部は、前記基面につながる第1部と、前記第1主部につながる第2部と、前記第1部および前記第2部につながる第3部と、を有し、
前記第1方向において、前記第3部は、前記第1部と前記第2部との間に位置しており、
前記第3部の前記第2方向の寸法は、前記第1連結部の前記第2方向の最小寸法をとる、請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第1部は、前記基面につながる第1面と、前記第2方向において互いに隣接する2つの第2面と、を含み、
前記2つの第2面の各々は、前記第1面および前記第3部につながっており、
前記第1面と、前記2つの第2面の各々と、は、前記基面に対して傾斜している、請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1面は、前記基面との境界をなす連結縁を含み、
前記連結縁は、前記第2方向に延びている、請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1方向に視て、前記連結縁の前記第2方向の両側は、前記基面の周縁に到達している、請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1方向に視て、前記連結縁は、前記基面の周縁から離れている、請求項8に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置と、当該半導体装置が搭載された車両とに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、基板と、当該基板に搭載された半導体素子と、当該基板と当該半導体素子とを接合するハンダと、当該ハンダおよび当該半導体素子の各々の一部を覆う緩衝層(ポリイミドコート)とを備える半導体装置が開示されている。本構成をとることにより、ハンダに作用する熱応力が低減される。これにより、温度サイクル(熱サイクル)に対する当該半導体装置の信頼性の向上を図ることができる。
【0003】
特許文献1に開示されている半導体装置の製造においては、ディスペンサにより緩衝層を塗布することが一般的である。このとき、半導体素子の電極に金属クリップのような導通部材が導電接合されている場合においては、緩衝層の流動が導通部材により干渉される。これにより、半導体素子の所望の部位に緩衝層が到達しなくなるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-183038号公報
【0005】
[概要]
本開示は上記事情に鑑み、半導体素子の所望の部位を、緩衝層がより確実に覆うことが可能な半導体装置を提供することをその課題とする。
【0006】
本開示の第1の側面によって提供される半導体装置は、第1方向の一方側に位置する第1電極を有する第1半導体素子と、前記第1電極に導電接合された第1導通部材と、前記第1半導体素子の少なくとも一部を覆う第1緩衝層と、前記第1緩衝層を覆う封止樹脂とを備える。前記第1緩衝層のヤング率は、前記封止樹脂のヤング率より低い。前記第1導通部材は、前記第1電極に導電接合された第1接続部と、前記第1接続部を基準として前記第1半導体素子とは反対側に位置する第1主部と、前記第1接続部と前記第1主部とを連結する第1連結部とを有する。前記第1接続部は、前記第1方向において前記第1電極に対向する側とは反対側を向くとともに、前記第1連結部につながる基面を含む。前記第1方向に対して直交する第2方向において、前記第1連結部の前記第2方向の最小寸法は、前記基面の前記第2方向の寸法より小さい。
【0007】
本開示の第2の側面によって提供される車両は、駆動系統と、前記駆動系統に給電する蓄電池と、前記蓄電池に給電する車載充電器と、半導体装置とを備える。前記半導体装置は、前記車載充電器を構成する回路に含まれる。前記半導体装置は、本開示の第1の側面によって提供される半導体装置に対して、第1搭載面を有する第1ダイパッドと、第1電力端子と、第1ゲート端子とをさらに備える。本開示の第1の側面によって提供される半導体装置が具備する第1半導体素子は、前記第1搭載面に導電接合されている。前記第1電力端子は、前記第1ダイパッドにつながっている。前記第1ゲート端子は、前記第1半導体素子に導通している。
【0008】
本開示のその他の特徴および利点は、添付図面に基づき以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置の斜視図である。
図2は、図1に示す半導体装置の平面図である。
図3は、図2に対応する平面図であり、封止樹脂および緩衝層を透過している。
図4は、図1に示す半導体装置の底面図である。
図5は、図1に示す半導体装置の正面図である。
図6は、図1に示す半導体装置の右側面図である。
図7は、図3のVII-VII線に沿う断面図である。
図8は、図3のVIII-VIII線に沿う断面図である。
図9は、図3のIX-IX線に沿う断面図である。
図10は、図7の部分拡大図であり、第1半導体素子およびその近傍を示している。
図11は、図7の部分拡大図であり、第2半導体素子およびその近傍を示している。
図12は、図1に示す半導体装置の部分拡大斜視図であり、第1ダイパッド、第1半導体素子、接合層および第1導通部材のみを示している。
図13は、図12に対応する平面図である。
図14は、図12に対応する右側面図である。
図15は、図12に対応する正面図である。
図16は、図13のXVI-XVI線に沿う断面図である。
図17は、図13のXVII-XVII線に沿う断面図である。
図18は、図13のXVIII-XVIII線に沿う断面図である。
図19は、図14のXIX-XIX線に沿う断面図である。
図20は、図1に示す半導体装置が搭載された車両の概要図である。
図21は、本開示の第2実施形態に係る半導体装置の部分拡大平面図であり、図13に対応している。
図22は、図21に対応する右側面図である。
図23は、本開示の第3実施形態に係る半導体装置の部分拡大平面図であり、図13に対応している。
図24は、図23のXXIV-XXIV線に沿う断面図である。
図25は、本開示の第4実施形態に係る半導体装置の部分拡大平面図であり、図13に対応している。
図26は、図25に対応する右側面図である。
図27は、図25に対応する正面図である。
【0010】
[詳細な説明]
本開示の詳細について、添付図面に基づき説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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