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公開番号
2025135231
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024032947
出願日
2024-03-05
発明の名称
コンクリート構造物
出願人
株式会社フジタ
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
E04C
1/00 20060101AFI20250910BHJP(建築物)
要約
【課題】コンクリート構造物およびその周辺にCO
2
を固定することができるコンクリート構造物を提供する。また、外部電源等のエネルギー源を用いずにCO
2
を対象物に供給することができるコンクリート構造物を提供する。
【解決手段】コンクリート構造物は、バイオ炭を含むコンクリート部材と、コンクリート部材の表面の少なくとも一部の領域を覆うアミン化合物を含む二酸化炭素吸着放出層と、を有する。コンクリート部材は、表面に複数の細孔を有し、二酸化炭素吸着放出層は、複数の細孔に含浸され、かつ少なくとも一部の領域を覆ってもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バイオ炭を含むコンクリート部材と、
前記コンクリート部材の表面の少なくとも一部の領域を覆うアミン化合物を含む二酸化炭素吸着放出層と、を有する、
コンクリート構造物。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記コンクリート部材は、表面に複数の細孔を有し、
前記二酸化炭素吸着放出層は、前記複数の細孔に含浸され、かつ前記少なくとも一部の領域を覆う、
請求項1に記載のコンクリート構造物。
【請求項3】
前記コンクリート部材は、前記アミン化合物をさらに含む、
請求項1に記載のコンクリート構造物。
【請求項4】
前記コンクリート部材と前記二酸化炭素吸着放出層との間に熱伝導層をさらに有する、
請求項1に記載のコンクリート構造物。
【請求項5】
複数のコンクリート部材と、
前記複数のコンクリート部材のそれぞれにおいて、表面の一部の領域を覆うアミン化合物を含む二酸化炭素吸着放出層と、
前記複数のコンクリート部材のそれぞれにおいて、前記二酸化炭素吸着放出層との間に設けられた熱伝導層と、を有し、
前記複数のコンクリート部材は、前記熱伝導層が熱的に接触するように並べて配置されている、
コンクリート構造物。
【請求項6】
前記コンクリート部材と前記二酸化炭素吸着放出層との間に水バリア層をさらに有する、
請求項1または5に記載のコンクリート構造物。
【請求項7】
前記コンクリート部材は、排熱部材と対向する面を有する、
請求項1または5に記載のコンクリート構造物。
【請求項8】
前記コンクリート部材は、内壁と外壁を有する箱型ブロックであり、
前記二酸化炭素吸着放出層は、前記内壁の少なくとも一部を覆う、
請求項1に記載のコンクリート構造物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート構造物に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化の原因の一つである地球温暖化物質の排出が問題となっている。産業革命の頃までは、地球温暖化物質の排出と地球による地球温暖化物質の吸収とのバランスがとれていたが、現在はそのバランスが失われつつある。そのため、コンクリート等の構造物を製造する際に大量に排出される地球温暖化物質の一つである二酸化炭素(CO
2
)の排出量を削減する取り組みが、地球温暖化物質の排出を全体としてゼロとする2050年カーボンニュートラルを目指して、積極的に進められている。
【0003】
コンクリート等の構造物のCO
2
排出量を減らす方法としては、コンクリート等の構造物にCO
2
を固定する方法がある。CO
2
を固定する方法としては、粒状または粉状のバイオマスを炭化したバイオ炭を混和材としてコンクリートに使用する方法が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-160056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような従来の技術では、CO
2
はコンクリート等の構造物自体への固定に留まり、固定できるCO
2
の量には限界がある。
【0006】
本発明の実施形態の課題の一つは、コンクリート構造物だけにCO
2
を固定するのではなく、コンクリート構造物の周辺にまでCO
2
の固定を拡大することができるコンクリート構造物を提供することにある。また、外部電源等のエネルギー源を用いずに、CO
2
を必要とする対象物に供給することができるコンクリート構造物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係るコンクリート構造物は、バイオ炭を含むコンクリート部材と、コンクリート部材の表面の少なくとも一部の領域を覆うアミン化合物を含む二酸化炭素吸着放出層と、を有する。
【0008】
コンクリート部材は、表面に複数の細孔を有し、二酸化炭素吸着放出層は、複数の細孔に含浸され、かつ少なくとも一部の領域を覆ってもよい。
【0009】
コンクリート部材は、アミン化合物をさらに含んでもよい。
【0010】
コンクリート部材と二酸化炭素吸着放出層との間に熱伝導層をさらに有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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