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公開番号2025131051
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028544
出願日2024-02-28
発明の名称二酸化炭素吸着装置及び二酸化炭素の吸着方法
出願人株式会社フジタ
代理人個人,個人,個人
主分類B01D 53/14 20060101AFI20250902BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】二酸化炭素を効率良く吸着する。
【解決手段】二酸化炭素吸着装置100では、上下2段に分かれた構造を採用しており、チャンバー下段10をアンモニア11(アンモニア水溶液)の貯留槽とし、チャンバー上段20を多孔質媒体21の充填槽としている。チャンバー上段20の底面に開口部25を形成し、そこに第1中空部材30を挿入してピンホール構造を設けることで、チャンバー下段10から揮発したアンモニアが徐々にチャンバー上段20の多孔質媒体21の微細空隙に行き渡るような構造とする。多孔質媒体21の微細空隙に保持された水分に気体状アンモニアが溶け込むことで、CO2ガスに対する接触面積の大きな反応環境を形成する。構造体40は、多孔質媒体21の表層からの気体状アンモニアの揮散を抑制しつつ、多孔質媒体21の内部に気体状アンモニアを長く滞留させる役割を果たし、アンモニアとCO2ガスの反応の持続性を向上させている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アンモニアが貯留される貯留部と、
多孔質媒体が充填される充填部と、
前記貯留部から前記充填部の前記多孔質媒体に気体のアンモニアを供給する第1供給部と、
前記充填部の前記多孔質媒体に大気中の二酸化炭素を供給する第2供給部と、
を備える二酸化炭素吸着装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
請求項1に記載の二酸化炭素吸着装置において、
前記多孔質媒体は、土壌、ゼオライト、珪藻土、炭、ハイドロゲル、又は、シリカゲルであることを特徴とする二酸化炭素吸着装置。
【請求項3】
請求項1に記載の二酸化炭素吸着装置において、
前記第1供給部又は前記第2供給部は、前記充填部の外側から内側に進むにつれて先が細くなる中空状の管であることを特徴とする二酸化炭素吸着装置。
【請求項4】
請求項1に記載の二酸化炭素吸着装置において、
前記第2供給部の数は、前記第1供給部の数よりも多いことを特徴とする二酸化炭素吸着装置。
【請求項5】
請求項1に記載の二酸化炭素吸着装置において、
前記第2供給部の周りは、凹凸を有することを特徴とする二酸化炭素吸着装置。
【請求項6】
請求項1に記載の二酸化炭素吸着装置において、
前記第1供給部及び前記第2供給部は、前記充填部に充填される前記多孔質媒体の内部に挿し込まれることを特徴とする二酸化炭素吸着装置。
【請求項7】
請求項1に記載の二酸化炭素吸着装置において、
前記充填部の内部に配置される前記第2供給部の長さは、前記充填部の内部に配置される前記第1供給部の長さよりも長いことを特徴とする二酸化炭素吸着装置。
【請求項8】
多孔質媒体に気体のアンモニアを供給する第1供給工程と、
前記多孔質媒体に大気中の二酸化炭素を供給する第2供給工程と、
前記多孔質媒体の内部で、前記気体のアンモニアと前記二酸化炭素とを反応させる反応工程と、
を含む二酸化炭素の吸着方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素吸着装置及び二酸化炭素の吸着方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
アンモニアを用いる技術としては、例えば、特許文献1、非特許文献1等の技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2019-510628号公報
【非特許文献】
【0004】
疋田晴夫等 「アンモニア水溶液による炭酸ガスの吸収」 化学工学 第35巻第9号 p.1021-1028
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
化学工業分野におけるアンモニア水溶液を用いた炭酸ガス吸収操作を、地球温暖化対策としてのCO

発生削減に応用しようとする場合には、液体と気体の接触効率を上げるための設備やポンプ等を稼働させる動力が必要となる。
【0006】
そこで、本発明は、設備やポンプ等を稼働させる動力を不要としながらも、アンモニアと二酸化炭素の反応の持続性を確保して、二酸化炭素を効率良く吸着することができる技術の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するため以下の解決手段を採用する。なお、以下の解決手段はあくまで例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。また、本発明は、以下の解決手段に示す各発明特定事項を少なくとも1つ含む発明とすることができる。さらに、以下の解決手段に示す各発明特定事項には、発明特定事項を限定する要素を追加して下位概念化することができ、発明特定事項を限定する要素を削除して上位概念化することもできる。
【0008】
解決手段1:本解決手段の二酸化炭素吸着装置は、アンモニアが貯留される貯留部と、多孔質媒体が充填される充填部と、前記貯留部から前記充填部の前記多孔質媒体に気体のアンモニアを供給する第1供給部と、前記充填部の前記多孔質媒体に大気中の二酸化炭素を供給する第2供給部と、を備える二酸化炭素吸着装置である。
【0009】
本解決手段によれば、多孔質媒体に気体のアンモニア及び大気中の二酸化炭素を供給し(第1供給部、第2供給部)、多孔質媒体の内部でアンモニアと二酸化炭素を反応させて二酸化炭素を吸着するため、設備やポンプ等を稼働させる動力を不要としながらも、アンモニアと二酸化炭素の反応の持続性を確保して、二酸化炭素を効率良く吸着することができる。
【0010】
解決手段2:本解決手段の二酸化炭素吸着装置は、上述したいずれかの解決手段において、前記多孔質媒体は、土壌、ゼオライト、珪藻土、炭、ハイドロゲル、又は、シリカゲルであることを特徴とする二酸化炭素吸着装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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