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公開番号
2025131449
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024029214
出願日
2024-02-28
発明の名称
昇降システム
出願人
株式会社フジタ
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
E04G
21/14 20060101AFI20250902BHJP(建築物)
要約
【課題】構造体に沿って昇降移動する昇降ステージが、昇降移動中に許容範囲を超えて傾斜することを抑制すること。
【解決手段】昇降システムは、構造体に沿って昇降移動する昇降ステージと、昇降ステージを上下動させる第1昇降装置及び第2昇降装置と、第1昇降装置及び第2昇降装置の上下動を制御する制御装置と、を有し、制御装置は、第1昇降装置と第2昇降装置との高低差が第1閾値を超えているか否かを判定し、第1閾値を超えている場合、高低差が第1閾値より大きい第2閾値を超えているか否かを判定し、高低差が第2閾値を超えていない場合、第1昇降装置及び第2昇降装置のうち少なくともいずれかに対して第1制御を行い、高低差が第2閾値を超えている場合、第1昇降装置及び第2昇降装置のうち少なくともいずれかに対して第1制御とは異なる第2制御を行う。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
構造体に沿って昇降移動する昇降ステージと、
前記昇降ステージを上下動させる第1昇降装置と、
前記昇降ステージを上下動させる第2昇降装置と、
前記第1昇降装置及び前記第2昇降装置の上下動を制御する制御装置と、を有し、
前記制御装置は、
前記第1昇降装置と前記第2昇降装置との高低差が第1閾値を超えているか否かを判定し、
前記高低差が前記第1閾値を超えている場合、前記高低差が前記第1閾値より大きい第2閾値を超えているか否かを判定し、
前記高低差が前記第2閾値を超えていない場合、前記第1昇降装置及び前記第2昇降装置のうち少なくともいずれかに対して第1制御を行い、
前記高低差が前記第2閾値を超えている場合、前記第1昇降装置及び前記第2昇降装置のうち少なくともいずれかに対して前記第1制御とは異なる第2制御を行う昇降システム。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記第1制御は、前記第1昇降装置及び前記第2昇降装置のうち少なくともいずれかの上下動の量を変更する制御である、請求項1に記載の昇降システム。
【請求項3】
前記第2制御は、前記第1昇降装置及び前記第2昇降装置の各々の上下動を停止し、前記第1昇降装置及び前記第2昇降装置を同じ高さに揃える制御である、請求項2に記載の昇降システム。
【請求項4】
前記第1昇降装置及び前記第2昇降装置に備えられ、鉛直方向における前記第1昇降装置と前記第2昇降装置との位置関係を検出可能なレベルセンサをさらに有し、
前記制御装置は、前記レベルセンサからの信号に基づいて、前記高低差を算出する、請求項3に記載の昇降システム。
【請求項5】
前記レベルセンサは、前記第1昇降装置に取り付けられた第1水位計と、前記第2昇降装置に取り付けられた第2水位計と、を含み、
前記第1水位計と前記第2水位計とは、各々の内部の液体が相互に移動可能な構成であり、
前記制御装置は、前記第1水位計及び前記第2水位計の信号に基づいて、前記高低差を算出する、請求項4に記載の昇降システム。
【請求項6】
前記構造体は建造物である、請求項1乃至5のいずれか一に記載の昇降システム。
【請求項7】
前記昇降ステージは、前記建造物の周囲を囲んでいる、請求項6に記載の昇降システム。
【請求項8】
前記制御装置は、前記昇降ステージとともに昇降移動する、請求項7に記載の昇降システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は昇降システムに関する。特に、本発明は、複数の昇降装置が連動して昇降ステージを上下動させる昇降システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ビルやマンションなどの大型構造体の組み立て、メンテナンス、又は解体において、構造体に沿って昇降移動する昇降ステージを備えた昇降システムが用いられている(特許文献1)。昇降システムにおいて、昇降ステージは、その下方に設けられた複数の昇降装置によって支持されており、昇降装置の上下動に伴って昇降移動する。昇降ステージ上において作業者が安全に作業を行い、昇降ステージ上に設けられた機器が正常に動作するために、昇降ステージの傾きを一定の範囲内に収めることが要求される。複数の昇降装置の移動量にばらつきがあると、昇降ステージは昇降動作後に傾いてしまう。この傾きを制限するために、各昇降装置に移動量センサなどを設置し、昇降装置の移動量のばらつきを低減する技術が用いられていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭60-43572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、各昇降装置に移動量センサを設けただけでは、昇降ステージの傾きを一定の範囲内に収めることは難しい。特に大型構造体では、昇降ステージのサイズが大きく、昇降装置間の移動量に誤差があると、昇降装置の移動量に僅かな差が生じただけで、昇降ステージが許容範囲以上に傾いてしまうという問題があった。
【0005】
本発明に係る一実施形態は、上記問題に鑑みてなされたものであり、構造体に沿って昇降移動する昇降ステージが、昇降移動中に許容範囲を超えて傾斜することを抑制することを課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る昇降システムは、構造体に沿って昇降移動する昇降ステージと、前記昇降ステージを上下動させる第1昇降装置と、前記昇降ステージを上下動させる第2昇降装置と、前記第1昇降装置及び前記第2昇降装置の上下動を制御する制御装置と、を有し、前記制御装置は、前記第1昇降装置と前記第2昇降装置との高低差が第1閾値を超えているか否かを判定し、前記高低差が前記第1閾値を超えている場合、前記高低差が前記第1閾値より大きい第2閾値を超えているか否かを判定し、前記高低差が前記第2閾値を超えていない場合、前記第1昇降装置及び前記第2昇降装置のうち少なくともいずれかに対して第1制御を行い、前記高低差が前記第2閾値を超えている場合、前記第1昇降装置及び前記第2昇降装置のうち少なくともいずれかに対して前記第1制御とは異なる第2制御を行う。
【0007】
前記第1制御は、前記第1昇降装置及び前記第2昇降装置のうち少なくともいずれかの上下動の量を変更する制御であってもよい。
【0008】
前記第2制御は、前記第1昇降装置及び前記第2昇降装置の各々の上下動を停止し、前記第1昇降装置及び前記第2昇降装置を同じ高さに揃える制御であってもよい。
【0009】
前記第1昇降装置及び前記第2昇降装置に備えられ、鉛直方向における前記第1昇降装置と前記第2昇降装置との位置関係を検出可能なレベルセンサをさらに有し、前記制御装置は、前記レベルセンサからの信号に基づいて、前記高低差を算出してもよい。
【0010】
前記レベルセンサは、前記第1昇降装置に取り付けられた第1水位計と、前記第2昇降装置に取り付けられた第2水位計と、を含み、前記第1水位計と前記第2水位計とは、各々の内部の液体が相互に移動可能な構成であり、前記制御装置は、前記第1水位計及び前記第2水位計の信号に基づいて、前記高低差を算出してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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