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公開番号2025135261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024033020
出願日2024-03-05
発明の名称衣類処理装置
出願人東芝ライフスタイル株式会社
代理人弁理士法人サトー
主分類D06F 39/08 20060101AFI20250910BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】本実施形態は、蓋の回動軸を受ける軸受部に穴部が設けられている衣類処理装置について、仮に、その穴部から衣類処理剤などの液体が入り込んだとしても、その液体が衣類処理装置内の構成要素に付着してしまうことを抑制できるようにした技術案を提供する。
【解決手段】本実施形態に係る衣類処理装置は、衣類が収容される衣類収容槽と、前記衣類収容槽が収容されている外箱と、前記外箱の上部に設けられているトップカバーと、前記トップカバーに設けられている衣類出入口と、前記トップカバーに設けられ、前記衣類出入口を開閉する蓋と、前記トップカバーに設けられ、前記蓋の回動軸を受ける軸受部と、前記軸受部に設けられている穴部と、前記穴部の下方に設けられている液体受け部と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
衣類が収容される衣類収容槽と、
前記衣類収容槽が収容されている外箱と、
前記外箱の上部に設けられているトップカバーと、
前記トップカバーに設けられている衣類出入口と、
前記トップカバーに設けられ、前記衣類出入口を開閉する蓋と、
前記トップカバーに設けられ、前記蓋の回動軸を受ける軸受部と、
前記軸受部に設けられている穴部と、
前記穴部の下方に設けられている液体受け部と、
を備える衣類処理装置。
続きを表示（約 600 文字）【請求項２】
前記液体受け部は、前記穴部を通過した液体を受けることが可能な形状に形成されている請求項１に記載の衣類処理装置。
【請求項３】
前記液体受け部は、前記穴部を通して受けた液体を前記衣類収容槽に誘導可能に構成されている請求項１に記載の衣類処理装置。
【請求項４】
前記衣類収容槽に水を供給する給水部をさらに備え、
前記液体受け部は、前記給水部の下方にも設けられている請求項１に記載の衣類処理装置。
【請求項５】
前記衣類収容槽に風呂水を供給する風呂水ポンプをさらに備え、
前記穴部として、前記風呂水ポンプ側に設けられている第１穴部と、前記風呂水ポンプとは反対側に設けられている第２穴部と、を備え、
前記液体受け部として、前記第１穴部の下方に設けられている第１液体受け部と、前記第２穴部の下方に設けられている第２液体受け部と、を備え、
前記第１液体受け部によって受けることができる液量は、前記第２液体受け部によって受けることができる液量よりも多い請求項１に記載の衣類処理装置。
【請求項６】
前記液体受け部は、
前記穴部を通して受けた液体を排出する排出穴と、
前記排出穴と、前記液体受け部に近接するリード線との間を遮る壁部と、
を備えている請求項１に記載の衣類処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、衣類処理装置に関する。
続きを表示（約 2,500 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば特許文献１に開示されている洗濯機は、衣類に所定の処理として洗い処理などを施すことが可能な衣類処理装置の一例である。この特許文献１の洗濯機は、衣類が収容される水槽と、この水槽に水を注ぐ注水ケースと、この注水ケースに風呂水を供給する風呂水ポンプと、を備えている。また、この特許文献１の洗濯機は、外箱の上部に設けられているトップカバーと、このトップカバーに設けられている衣類出入口と、この衣類出入口を開閉する蓋と、この蓋の回動軸を受ける軸受部と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１３－５５９８６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来の洗濯機においては、蓋の回動軸を受ける軸受部に穴部が設けられており、この穴部内に、例えば蓋に付勢力を付与するバネなどが備えられている。このような構成においては、例えば洗剤や柔軟剤などといった衣類処理剤が穴部を通過して洗濯機内に入り込み、洗濯機内のリード線などに付着してしまうことが懸念される。
【０００５】
そこで、本実施形態は、蓋の回動軸を受ける軸受部に穴部が設けられている衣類処理装置について、仮に、その穴部から衣類処理剤などの液体が入り込んだとしても、その液体が衣類処理装置内の構成要素に付着してしまうことを抑制できるようにした技術案を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本実施形態に係る衣類処理装置は、衣類が収容される衣類収容槽と、前記衣類収容槽が収容されている外箱と、前記外箱の上部に設けられているトップカバーと、前記トップカバーに設けられている衣類出入口と、前記トップカバーに設けられ、前記衣類出入口を開閉する蓋と、前記トップカバーに設けられ、前記蓋の回動軸を受ける軸受部と、前記軸受部に設けられている穴部と、前記穴部の下方に設けられている液体受け部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本実施形態に係る洗濯機の構成例を概略的に示す側面図
本実施形態に係る洗濯機における機械室内の一部の構成例を概略的に示す正面図
本実施形態に係る洗濯機における注水ケース、給水弁、風呂水ポンプの配置関係の一例を概略的に示す平面図
本実施形態に係る洗濯機の上部の構成例を概略的に示す平面図
本実施形態に係る洗濯機における軸受部およびその周辺部分の構成例を概略的に示す縦断正面図
本実施形態に係る穴部内の構成例を概略的に示す縦断側面図
本実施形態に係る洗濯機における軸受部およびその周辺部分の構成例を概略的に示すトップカバーの後部の底面図
本実施形態に係る第１の液体受け部材の構成例を概略的に示す斜視図
本実施形態に係る第１の液体受け部材の構成例を概略的に示す平面図
本実施形態に係る第２の液体受け部材の構成例を概略的に示す斜視図
本実施形態に係る第２の液体受け部材の構成例を概略的に示す平面図
本実施形態に係る第１の液体受け部材とリード線の配置関係の一例を概略的に示す斜視図
本実施形態に係るトレイ部材の構成例を概略的に示す斜視図（その１）
本実施形態に係るトレイ部材の構成例を概略的に示す斜視図（その２）
本実施形態に係るトレイ部材の構成例を概略的に示す斜視図（その３）
本実施形態に係るトレイ部材の構成例を概略的に示す斜視図（その４）
本実施形態に係るトレイ部材およびその周辺部分の構成例を概略的に示す底面図
本実施形態に係るトレイ部材およびその周辺部分の構成例を概略的に示す縦断側面図
本実施形態の変形例に係る第１の液体受け部材と排液樋部の先端部との位置関係の一例を概略的に示す平面図
本実施形態の変形例に係るトレイ部材およびその周辺部分の構成例を概略的に示す平面図
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、衣類処理装置に係る一実施形態について図面を参照ながら説明する。図１に例示する洗濯機１は、回転槽の回転中心軸が鉛直方向に延びる、いわゆる縦軸型の洗濯機である。洗濯機１は、衣類に所定の処理、この場合、衣類を洗う洗い処理、衣類をすすぐすすぎ処理、衣類を脱水する脱水処理などを施すことが可能な衣類処理装置の一例である。洗濯機１は、その本体部分の外郭を構成する外箱２の内部に水槽３などを備えている。
【０００９】
水槽３は、衣類が収容される衣類処理槽の一例であり、上部が開放した有底円筒状をなしている。水槽３の上面開放部には、水槽カバー４が設けられている。水槽カバー４には、内蓋５が上下方向に回動可能に設けられている。水槽３の内部には、上部が開放した有底円筒状の図示しない回転槽が縦軸回りに回転可能に備えられている。また、この回転槽の底部には、当該回転槽内の衣類や水槽３内の水を撹拌するための図示しないパルセータが縦軸回りに回転可能に備えられている。
【００１０】
外箱２は、上部が開放したほぼ矩形箱状の外箱本体部６の上部にトップカバー７が取り付けられた構成となっている。即ち、トップカバー７は、外箱２の上部を構成している。トップカバー７のほぼ中央部には、衣類を出し入れするための衣類出入口８が設けられている。この衣類出入口８は、トップカバー７の上部において上下方向に回動可能に設けられた外蓋９によって開閉されるようになっている。使用者は、この外蓋９を開き、さらに、上述した内蓋５も開くことにより、衣類出入口８を通して水槽３内の図示しない回転槽内に衣類を出し入れすることができる。なお、外蓋９は、２つの板状の蓋形成部材が折り畳み可能に構成されたものであってもよいし、１枚の板状の部材により折り畳み不能に構成されたものであってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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