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公開番号
2025136858
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035763
出願日
2024-03-08
発明の名称
DMA転送方法、DMA転送装置、プログラム
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06F
13/28 20060101AFI20250911BHJP(計算;計数)
要約
【課題】DMA転送におけるデータ転送の性能低下を抑制すること。
【解決手段】本開示のDMA転送装置100は、命令キューに積まれたDMA転送命令を表すエントリに、エントリに対応するDMA転送命令が他のDMA転送命令に対して独立していることを表す付加情報を付加する付加処理部101と、命令キューに積まれたDMA転送命令に対応するDMA転送を順次行う際に、エントリに付加された付加情報に基づいて、他のDMA転送命令の完了を待たずにエントリに対応するDMA転送を行う転送処理部102と、を備える。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
命令キューに積まれたDMA転送命令を表すエントリに、当該エントリに対応するDMA転送命令が他のDMA転送命令に対して独立していることを表す付加情報を付加し、
前記命令キューに積まれたDMA転送命令に対応するDMA転送を順次行う際に、前記エントリに付加された前記付加情報に基づいて、他のDMA転送命令の完了を待たずに前記エントリに対応するDMA転送を行う、
DMA転送方法。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のDMA転送方法であって、
前記エントリに、DMA転送命令の転送方向に応じた前記付加情報を付加し、
前記エントリに付加された前記付加情報における前記転送方向に応じて、他の転送方向のDMA転送命令の完了を待たずに前記エントリに対応するDMA転送を行う、
DMA転送方法。
【請求項3】
請求項1に記載のDMA転送方法であって、
前記エントリに、DMA転送命令がリード命令かライト命令かのいずれかの命令の種類を表す前記付加情報を付加し、
前記エントリに付加された前記付加情報が前記リード命令か前記ライト命令かに応じて、異なる種類のDMA転送命令の完了を待たずに前記エントリに対応するDMA転送を行う、
DMA転送方法。
【請求項4】
請求項3に記載のDMA転送方法であって、
前記エントリに付加された前記付加情報が前記リード命令か前記ライト命令かに応じて、当該エントリをそれぞれ異なるレジスタに格納し、
各前記レジスタに格納された前記エントリを調停して、当該エントリに対応するDMA転送を行う、
DMA転送方法。
【請求項5】
請求項4に記載のDMA転送方法であって、
所定の前記レジスタに格納された前記エントリに対応するDMA転送の完了を待たずに、他の前記レジスタに格納された前記エントリに対応するDMA転送を行う、
DMA転送方法。
【請求項6】
請求項4に記載のDMA転送方法であって、
前記レジスタに格納された前記エントリに対応するDMA転送が完了した場合、当該エントリを前記レジスタから解放する、
DMA転送方法。
【請求項7】
請求項2に記載のDMA転送方法であって、
前記エントリに付加された前記付加情報における前記転送方向に応じて、複数の異なる前記転送方向のDMA転送命令にそれぞれ対応するDMA転送を同時に行う、
DMA転送方法。
【請求項8】
請求項1に記載のDMA転送方法であって、
前記命令キューに積まれた状態において、他のDMA転送命令に対して独立している連続する一連のDMA転送命令を表す一連の前記エントリに、それぞれDMA転送命令の内容に応じた前記付加情報を付加し、
一連の前記エントリにそれぞれ付加された前記付加情報に基づいて、他のDMA転送命令の完了を待たずに一連の前記エントリに対応するDMA転送を行う、
DMA転送方法。
【請求項9】
命令キューに積まれたDMA転送命令を表すエントリに、当該エントリに対応するDMA転送命令が他のDMA転送命令に対して独立していることを表す付加情報を付加する付加処理部と、
前記命令キューに積まれたDMA転送命令に対応するDMA転送を順次行う際に、前記エントリに付加された前記付加情報に基づいて、他のDMA転送命令の完了を待たずに前記エントリに対応するDMA転送を行う転送処理部と、
を備えたDMA転送装置。
【請求項10】
DMA転送装置に、
命令キューに積まれたDMA転送命令を表すエントリに、当該エントリに対応するDMA転送命令が他のDMA転送命令に対して独立していることを表す付加情報を付加し、
前記命令キューに積まれたDMA転送命令に対応するDMA転送を順次行う際に、前記エントリに付加された前記付加情報に基づいて、他のDMA転送命令の完了を待たずに前記エントリに対応するDMA転送を行う、
処理を実行させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、DMA転送方法、DMA転送装置、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
メモリや機器との間におけるデータ転送において、特許文献1に示すように、DMA(Direct Memory Access)転送が行われうる。ここで、DMA転送の一例を、図1乃至図2を参照して説明する。
【0003】
まず、図1は、DMA転送のひとつのキューを示している。DMA転送は、データの転送であるため、本来はあるところからリードしたものを別のあるところにライトすることとなるが、ここでは、説明の便宜上、PCI(Peripheral Component Interconnect)方向からのリードをリード命令、PCI方向へのライトをライト命令と定義する。なお、本開示におけるDMAは、一般的なGPGPU(General-purpose computing on graphics processing units)に見られるPCIカード型のアクセラレータカード上に実装することを想定しているが、本開示の適用範囲としては、この限りではなく、一般的なDMA転送に適用可能である。
【0004】
図1では、(1)SYNC付きリード命令、(2)ライト命令、(3)SYNC付きライト命令、(4)SYNC付きリード命令、(5)SYNC付きライト命令、の順に、DMA転送のリクエストがキューに積まれている状態を示している。なお、SYNC付きの命令は、同期制御つまりデータ転送の完了が必要な命令である。
【0005】
図2に、図1における転送命令を実行した様子を示す。(1)がSYNC付きのリード命令であるため、(2)のライト命令は待たされている。このとき、この動作が期待の動作、つまり、先行のリード命令の完了を待ってからライトしたい動作である場合には問題はない。しかしながら、同じ命令キューに積みながらリードとライトが依存せずに、SYNC待ちをしたくない場合が存在する。その場合、(2),(3)のライトが待たされているときには性能低下が起きていることとなる。例えば、PCIバスの双方向でデータ転送の性能が出せる状況に対して、片方向のスループットになってしまい、性能が低下する、という問題が生じる。また、同じく(4)のリードは、(1)の先行リードを待つが、(2),(3)のライトは待ちたくない場合もあり、このような場合においても性能が低下する、という問題が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-070259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このように、DMA転送を実施するとき、SYNC付き命令のように同期制御が必要となることがあるが、データ転送の性能低下が生じる、という問題がある。
【0008】
このため、本開示の目的は、上述した課題である、DMA転送においてデータ転送の性能低下が生じる、ことを解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一形態であるDMA転送方法は、
命令キューに積まれたDMA転送命令を表すエントリに、当該エントリに対応するDMA転送命令が他のDMA転送命令に対して独立していることを表す付加情報を付加し、
前記命令キューに積まれたDMA転送命令に対応するDMA転送を順次行う際に、前記エントリに付加された前記付加情報に基づいて、他のDMA転送命令の完了を待たずに前記エントリに対応するDMA転送を行う、
という構成をとる。
また、本開示の一形態であるDMA転送装置は、
命令キューに積まれたDMA転送命令を表すエントリに、当該エントリに対応するDMA転送命令が他のDMA転送命令に対して独立していることを表す付加情報を付加する付加処理部と、
前記命令キューに積まれたDMA転送命令に対応するDMA転送を順次行う際に、前記エントリに付加された前記付加情報に基づいて、他のDMA転送命令の完了を待たずに前記エントリに対応するDMA転送を行う転送処理部と、
を備えた、
という構成をとる。
また、本開示の一形態であるプログラムは、
DMA転送装置に、
命令キューに積まれたDMA転送命令を表すエントリに、当該エントリに対応するDMA転送命令が他のDMA転送命令に対して独立していることを表す付加情報を付加し、
前記命令キューに積まれたDMA転送命令に対応するDMA転送を順次行う際に、前記エントリに付加された前記付加情報に基づいて、他のDMA転送命令の完了を待たずに前記エントリに対応するDMA転送を行う、
処理を実行させる、
という構成をとる。
【発明の効果】
【0010】
本開示は、以上のように構成されることにより、DMA転送におけるデータ転送の性能低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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