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公開番号2025136119
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034333
出願日2024-03-06
発明の名称シリンダ加熱装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F02N 19/02 20100101AFI20250911BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】シリンダライナーの発熱効率を改善することができるシリンダ加熱装置を提供すること。
【解決手段】本発明のシリンダ加熱装置は、直流電流を出力する直流電源と、直流電源から出力された直流電流を高周波の交流電流に変換する電力変換装置と、電力変換装置と電気的に接続される一次側コイル、及び、内燃機関に設けられたシリンダブロックにおけるシリンダの軸線方向でシリンダライナーの一方側と他方側とにそれぞれ対応させて設けられた電極と電気的に接続される二次側コイル、を有するトランスと、を備えるシリンダ加熱装置であって、シリンダライナーは鉄で構成されており、シリンダブロックはアルミニウム合金で構成されており、一方側の電極と他方側の電極との間でシリンダブロック側を流れる電流の経路に、アルミナによって構成され鉄よりも電気抵抗が高い高抵抗部を設けた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
直流電流を出力する直流電源と、
前記直流電源から出力された直流電流を高周波の交流電流に変換する電力変換装置と、
前記電力変換装置と電気的に接続される一次側コイル、及び、内燃機関に設けられたシリンダブロックにおけるシリンダの軸線方向でシリンダライナーの一方側と他方側とにそれぞれ対応させて設けられた電極と電気的に接続される二次側コイル、を有するトランスと、
を備えるシリンダ加熱装置であって、
前記シリンダライナーは鉄で構成されており、
前記シリンダブロックはアルミニウム合金で構成されており、
前記一方側の電極と前記他方側の電極との間で前記シリンダブロック側を流れる電流の経路に、アルミナによって構成され前記鉄よりも電気抵抗が高い高抵抗部を設けたことを特徴とするシリンダ加熱装置。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記高抵抗部は、前記シリンダブロックの上面または下面に設けることを特徴とする請求項1に記載のシリンダ加熱装置。
【請求項3】
前記高抵抗部は、前記シリンダブロックの上面であって、前記シリンダの軸線方向における円環状の端面に沿って円環状で設けられることを特徴とする請求項2に記載のシリンダ加熱装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シリンダ加熱装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電気式ヒータを用いてシリンダライナーを加熱するシリンダ加熱装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-171886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたシリンダ加熱装置では、シリンダライナーと電源との間に電気式ヒータを介在させているため、シリンダライナーの加熱時に、電気式ヒータによるエネルギーロスが発生してしまう。そのため、シリンダライナーに直接電流を流すことも考えられるが、シリンダライナーが鉄で構成され、シリンダブロックがアルミニウム合金で構成されている場合には、鉄よりもアルミニウム合金の電気抵抗が低いことからシリンダブロックに電流が流れ易くなり、シリンダライナーの発熱効率が低下する虞がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、シリンダライナーの発熱効率を改善することができるシリンダ加熱装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るシリンダ加熱装置は、直流電流を出力する直流電源と、前記直流電源から出力された直流電流を高周波の交流電流に変換する電力変換装置と、前記電力変換装置と電気的に接続される一次側コイル、及び、内燃機関に設けられたシリンダブロックにおけるシリンダの軸線方向でシリンダライナーの一方側と他方側とにそれぞれ対応させて設けられた電極と電気的に接続される二次側コイル、を有するトランスと、を備えるシリンダ加熱装置であって、前記シリンダライナーは鉄で構成されており、前記シリンダブロックはアルミニウム合金で構成されており、前記一方側の電極と前記他方側の電極との間で前記シリンダブロック側を流れる電流の経路に、アルミナによって構成され前記鉄よりも電気抵抗が高い高抵抗部を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
これにより、本発明に係るシリンダ加熱装置は、一方側の電極と他方側の電極との間で、シリンダブロック側へ流れる電流の経路の電気抵抗を高くし、シリンダライナー側へ流れる電流の経路の電気抵抗を低く抑えることができるため、シリンダライナーへ電流が流れやすくなり、シリンダライナーの発熱効率を改善することができる。
【0008】
また、上記において、前記高抵抗部は、前記シリンダブロックの上面または下面に設けるようにしてもよい。
【0009】
これにより、シリンダブロックに高抵抗部を設ける際に、アルミニウムをアルミナに加工し易くすることができる。
【0010】
また、上記において、前記高抵抗部は、前記シリンダの軸線方向の円環状の端面に沿って円環状で設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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