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公開番号
2025139114
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-26
出願番号
2024037880
出願日
2024-03-12
発明の名称
冷却構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H02K
9/19 20060101AFI20250918BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】モータの軸方向における各位置で冷媒の流量や流速を均一化する。
【解決手段】軸方向に延びるモータの冷却構造は、モータの周方向に冷媒を流す冷媒流路と、冷媒流路に冷媒を供給する供給口と、を備え、冷媒流路は、供給口から軸方向に広がりながら周方向に延びる拡張部と、拡張部から周方向に延びるとともに複数の分岐流路に分岐する分岐部と、を有し、拡張部は、軸方向に延びるとともにモータの径方向における冷媒流路の幅を狭める第1突出部を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
軸方向に延びるモータの冷却構造であって、
前記モータの周方向に冷媒を流す冷媒流路と、
前記冷媒流路に前記冷媒を供給する供給口と、を備え、
前記冷媒流路は、
前記供給口から前記軸方向に広がりながら前記周方向に延びる拡張部と、
前記拡張部から前記周方向に延びるとともに複数の分岐流路に分岐する分岐部と、を有し、
前記拡張部は、前記軸方向に延びるとともに前記モータの径方向における前記冷媒流路の幅を狭める第1突出部を有する、冷却構造。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記拡張部は、前記軸方向に延びるとともに前記モータの径方向における前記冷媒流路の幅を狭める第2突出部をさらに有し、
前記第2突出部は、前記周方向において前記供給口と前記第1突出部との間に位置する、請求項1に記載の冷却構造。
【請求項3】
前記第1突出部の前記径方向における突出高さは、前記第2突出部の前記径方向における突出高さと異なる、請求項2に記載の冷却構造。
【請求項4】
前記第1突出部は、前記軸方向における少なくとも一か所で屈曲している、請求項1に記載の冷却構造。
【請求項5】
前記第1突出部は、前記軸方向において第1区間と第2区間とを有し、
前記第1区間の前記径方向における突出高さは、前記第2区間の前記径方向における突出高さと異なる、請求項1に記載の冷却構造。
【請求項6】
前記第1突出部は、前記軸方向において前記拡張部の一端から他端まで連続して形成されている、請求項1に記載の冷却構造。
【請求項7】
前記拡張部の前記第1突出部よりも上流側の部分の前記径方向における幅は、前記拡張部の前記第1突出部よりも下流側の部分の前記径方向における幅よりも大きい、請求項1に記載の冷却構造。
【請求項8】
前記モータは、前記冷媒流路が設けられた円筒状部材を備え、
前記円筒状部材は、
前記冷媒流路の内周面を画定する内側壁部と、
前記冷媒流路の外周面を画定する外側壁部と、
前記分岐部に位置するとともに、各々が前記内側壁部と前記外側壁部との間を延びる複数の柱状部と、を有する、請求項1に記載の冷却構造。
【請求項9】
複数の前記柱状部の少なくとも一つは、前記径方向に垂直な断面が楕円形状である、請求項8に記載の冷却構造。
【請求項10】
前記モータは、前記冷媒流路が設けられた円筒状部材を備え、
前記円筒状部材は、
前記冷媒流路の内周面を画定する内側壁部と、
前記冷媒流路の外周面を画定する外側壁部と、
前記分岐部に位置するとともに、各々が前記内側壁部と前記外側壁部との間を繋ぎ前記周方向に延びる複数の中壁部であって、前記軸方向において互いに離間した複数の前記中壁部と、を有する、請求項1に記載の冷却構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、モータの冷却構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、モータのステータコアの外周面を支持し、冷却用の流体が通る流路を形成する円筒状の支持部材が開示されている。特許文献1によれば、支持部材は、円筒状の形態をなす内壁部と、内壁部の径方向外側に対向し、円筒状の形態をなす外壁部と、内壁部と外壁部との間に径方向に延在し、内壁部と外壁部との間に形成される流路を分断する1つ以上の分断壁部と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/020468号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の発明者らは、次のような冷却構造を検討している。この冷却構造は、モータの周方向に冷媒を流す冷媒流路と、冷媒流路に冷媒を供給する供給口とを備える。冷媒流路は、供給口から軸方向に広がりながら周方向に延びる拡張部と、拡張部から周方向に延びるとともに複数の分岐流路に分岐する分岐部とを有する。このような冷却構造では、分岐部における冷媒の流量及び/又は流速を、モータの軸方向において均一化することが有効である。これを鑑み、本明細書は、冷媒の流量及び/又は流速の均一化に資する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、軸方向に延びるモータの冷却構造を開示する。前記冷却構造は、前記モータの周方向に冷媒を流す冷媒流路と、前記冷媒流路に前記冷媒を供給する供給口と、を備える。前記冷媒流路は、前記供給口から前記軸方向に広がりながら前記周方向に延びる拡張部と、前記拡張部から前記周方向に延びるとともに複数の分岐流路に分岐する分岐部と、を有する。前記拡張部は、前記軸方向に延びるとともに前記モータの径方向における前記冷媒流路の幅を狭める第1突出部を有する。
【0006】
前記構成によれば、前記供給口から前記拡張部に供給された前記冷媒の一部が、前記第1突出部により堰き止められて、前記拡張部内に一時的に滞留する。この一時的な滞留により、前記拡張部内では前記軸方向において前記冷媒に作用する流動抵抗が均一化され、前記第1突出部の下流へ流れる前記冷媒の流量及び/又は流速、即ち、前記分岐部を流れる前記冷媒の流量及び/又は流速が、前記軸方向において均一化される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態のモータを含む構成を、軸方向を向く視点により簡易的に示す図。
図1のII-II線による断面図。
冷媒流路形状を示す斜視図。
拡張部形状を径方向内側からの視点により示す斜視図。
軸方向に垂直な切断面による拡張部の断面図。
軸方向に垂直な切断面による図5とは異なる拡張部の断面図。
図4とは異なる拡張部の形状を径方向内側からの視点により示す斜視図。
分岐部の一部を示す斜視図。
一変形例にかかる分岐部形状を、径方向を向く視点により示す図。
一変形例にかかるモータケーシングの構成を簡易的に示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照して、本技術の一実施形態を説明する。各図は例示に過ぎず、本実施形態は図示した内容に限定されない。また、各図は例示であるため、図示する形状が正確でなかったり、互いに整合していなかったり、一部が省略されていたりする。
【0009】
図1は、モータ10を含む構成を、モータ10の軸方向を向く視点により簡易的に示している。図2は、図1に示す構成をII-II線で切断した断面図である。図1に示すように、モータ10は、ステータコア11、コイル12、ロータ13およびシャフト14を含んでいる。ステータコア11は、概略、円筒形状であり、ステータコア11にはコイル12が巻かれている。ステータコア11の詳細な形状は、ここでは問わない。ステータコア11に囲まれた空間には、ロータ13が配置されている。ロータ13は、モータ10の中心、すなわちモータ軸Zに位置するシャフト14に取り付けられている。シャフト14は、ロータ13の回転運動を外部へ伝える。
【0010】
モータケーシング20は、軸方向に沿って延びる円筒形状を有する。ステータコア11の外周面とモータケーシング20の内周面とは接しており、モータケーシング20の内周面に対してステータコア11が固定されている。つまり、モータケーシング20は、ステータコア11を、モータ軸Zを基準としたモータ10の径方向(以下、径方向)の外側から支持する。モータケーシング20を、モータ10の構成の一部と解してもよい。この場合、モータケーシング20は、本技術における円筒状部材18の一例に該当する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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