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公開番号2025137487
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2025036159
出願日2025-03-07
発明の名称フルオロポリマーの製造方法
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類C08F 14/18 20060101AFI20250911BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】フルオロポリマーの新規製造方法を提供すること。
【解決手段】界面活性剤および水性媒体の存在下に、フルオロモノマーを重合することにより、フルオロポリマーを製造するフルオロポリマーの製造方法であって、重合圧力が、1.5MPaG以下であり、前記界面活性剤が、カルボン酸型炭化水素系界面活性剤であり、重合の開始前または重合の開始と同時に、前記界面活性剤を添加するとともに、重合開始後に、前記界面活性剤をさらに添加する製造方法を提供する。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
界面活性剤および水性媒体の存在下に、フルオロモノマーを重合することにより、フルオロポリマーを製造するフルオロポリマーの製造方法であって、
重合圧力が、1.5MPaG以下であり、
前記界面活性剤が、カルボン酸型炭化水素系界面活性剤であり、
重合の開始前または重合の開始と同時に、前記界面活性剤を添加するとともに、重合開始後に、前記界面活性剤をさらに添加する
製造方法。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
重合開始時の前記界面活性剤の濃度が、前記水性媒体に対して、150質量ppm未満である請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
重合開始後に添加する前記界面活性剤の量が、最終的に得られるフルオロポリマーの量に対して、100~5000質量ppmである請求項1または2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記フルオロモノマーが、テトラフルオロエチレンである請求項1または2に記載の製造方法。
【請求項5】
前記フルオロポリマーが、ポリテトラフルオロエチレンである請求項1または2に記載の製造方法。
【請求項6】
前記フルオロポリマーが、ポリテトラフルオロエチレンであり、前記ポリテトラフルオロエチレンの標準比重が、2.196以下である請求項1または2に記載の製造方法。
【請求項7】
前記ポリテトラフルオロエチレンの破断強度が、15N以上である請求項6に記載の製造方法。
【請求項8】
前記ポリテトラフルオロエチレンのビード伸びが、180%以上である請求項6に記載の製造方法。
【請求項9】
前記フルオロポリマーが、低分子量ポリテトラフルオロエチレンである請求項1または2に記載の製造方法。
【請求項10】
前記フルオロポリマーとして、前記低分子量ポリテトラフルオロエチレンを含有する水性分散液を製造する製造方法であって、
前記水性分散液中の前記低分子量ポリテトラフルオロエチレンの含有量が、10質量%以上である請求項9に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、フルオロポリマーの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、界面活性剤の存在下に、水性媒体中でフルオロモノマーの重合を行うことによりフルオロポリマーを得る重合工程を含み、前記界面活性剤は、カルボン酸型炭化水素含有界面活性剤であることを特徴とするフルオロポリマーの製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/172382号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示では、フルオロポリマーの新規製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示によれば、界面活性剤および水性媒体の存在下に、フルオロモノマーを重合することにより、フルオロポリマーを製造するフルオロポリマーの製造方法であって、重合圧力が、1.5MPaG以下であり、前記界面活性剤が、カルボン酸型炭化水素系界面活性剤であり、重合の開始前または重合の開始と同時に、前記界面活性剤を添加するとともに、重合開始後に、前記界面活性剤をさらに添加する製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、フルオロポリマーの新規製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本開示を具体的に説明する前に、本開示で使用するいくつかの用語を定義または説明する。
【0008】
本開示において、フッ素樹脂とは、部分結晶性フルオロポリマーであり、フルオロプラスチックスである。フッ素樹脂は、融点を有し、熱可塑性を有するが、溶融加工性であっても、非溶融加工性であってもよい。
【0009】
本開示において、溶融加工性とは、押出機及び射出成形機等の従来の加工機器を用いて、ポリマーを溶融して加工することが可能であることを意味する。従って、溶融加工性のフッ素樹脂は、後述する測定方法により測定されるメルトフローレートが0.01~500g/10分であることが通常である。
【0010】
本開示において、フッ素ゴムとは、非晶質フルオロポリマーである。「非晶質」とは、フルオロポリマーの示差走査熱量測定〔DSC〕(昇温速度10℃/分)あるいは示差熱分析〔DTA〕(昇温速度10℃/分)において現われた融解ピーク(ΔH)の大きさが4.5J/g以下であることをいう。フッ素ゴムは、架橋することにより、エラストマー特性を示す。エラストマー特性とは、ポリマーを延伸することができ、ポリマーを延伸するのに必要とされる力がもはや適用されなくなったときに、その元の長さを保持できる特性を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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