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公開番号2025137976
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024036514
出願日2024-03-11
発明の名称浴室システム
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A47K 4/00 20060101AFI20250917BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】利用者にとって使い勝手の良い吐止水に関する制御を実行すること。
【解決手段】実施形態に係る浴室システムは、バスルームに併設された脱衣スペース内の状態変化を検知する第1検知手段と、前記バスルーム内における利用者の位置又は動作を検知する第2検知手段と、前記第2検知手段の検知結果に基づいて、前記バスルームに設置された吐水装置を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記吐水装置の駆動を禁止した状態となる禁止モードと、前記禁止モードを解除した状態となる止水モードと、前記利用者の動作に基づいて前記吐水装置から吐水を行う吐水モードとを有し、前記制御手段は、前記吐水モードの状態において前記バスルーム内における前記利用者の位置が前記所定の領域内から外れた場合に、前記吐水モードから前記禁止モード又は前記止水モードに移行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
バスルームに併設された脱衣スペース内の状態変化を検知する第１検知手段と、
前記バスルーム内における利用者の位置又は動作を検知する第２検知手段と、
前記第２検知手段の検知結果に基づいて、前記バスルームに設置された吐水装置を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記吐水装置の駆動を禁止した状態となる禁止モードと、前記第１検知手段が前記脱衣スペース内における利用者の所定の行動を検知した結果に基づいて前記禁止モードを解除した状態となる止水モードと、前記第２検知手段の検知結果に基づいて前記バスルーム内における前記利用者の位置が前記吐水装置から所定の領域内にあり且つ前記利用者の動作が所定の条件を満たす場合に、前記利用者の動作に基づいて前記吐水装置から吐水を行う吐水モードとを有し、
前記制御手段は、前記吐水モードの状態において前記バスルーム内における前記利用者の位置が前記所定の領域内から外れた場合に、前記吐水モードから前記禁止モード又は前記止水モードに移行する
ことを特徴とする浴室システム。
続きを表示（約 610 文字）【請求項２】
前記バスルームに設置されたシャワーヘッドに対する所定位置に前記利用者が存在することを前記第２検知手段が検知した場合に、前記制御手段は、前記止水モードから前記吐水モードへの移行を行う
ことを特徴とする請求項１に記載の浴室システム。
【請求項３】
前記バスルームに設置された浴槽内に前記利用者が移動または位置することを前記第２検知手段が検知した場合に、前記制御手段は、前記吐水モードから前記止水モードへの移行を行う
ことを特徴とする請求項１に記載の浴室システム。
【請求項４】
前記利用者が所定の動作として予め設定されたジェスチャ動作を行ったことを前記第２検知手段が検知した場合に、前記制御手段は、前記止水モードから前記吐水モードへの移行を行う
ことを特徴とする請求項１に記載の浴室システム。
【請求項５】
電波センサの出力データに基づいて、前記バスルーム内の状態変化を推定する状態推定手段、
を備え、
前記第２検知手段は、複数のパネルにより形成される前記バスルームに設置され、前記バスルーム内の状態変化を検知する前記電波センサを有し、
前記状態推定手段は、前記パネルの表面を含む電波反射領域を除外して前記バスルーム内の空間における状態変化を推定する
ことを特徴とする請求項１に記載の浴室システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
開示の実施形態は、浴室システムに関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、センシング等により様々な対象の状態を検出するための技術が提供されている。例えば、浴室（バスルーム）の空間において浴室利用者の状態を検出する方法として、撮像手段により撮影した操作者の動作パターンを判定し、事前に学習したパターンと合致する動作をすると、対応した操作信号を発生し、シャワーからの吐水を行う構成が知られている（例えば、特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平１１－３３８６１４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上述の従来技術は、改善の余地がある。例えば、上述の従来技術では、バスルーム内のみの情報を用いており、利用者がバスルームに入るまで事前準備等の対応を行うことが難しく、バスルームの利用者にとって利便性の高い吐止水の制御となっているとは言い難い。このように、上述の従来技術には、改善の余地があり、利用者にとって使い勝手の良い吐止水に関する制御を実行することが望まれている。
【０００５】
上記のような点を鑑みて、利用者にとって使い勝手の良い吐止水に関する制御を実行することが課題となる。
【０００６】
開示の実施形態は、利用者にとって使い勝手の良い吐止水に関する制御を実行することができる浴室システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
実施形態の一態様に係る浴室システムは、バスルームに併設された脱衣スペース内の状態変化を検知する第１検知手段と、前記バスルーム内における利用者の位置又は動作を検知する第２検知手段と、前記第２検知手段の検知結果に基づいて、前記バスルームに設置された吐水装置を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記吐水装置の駆動を禁止した状態となる禁止モードと、前記第１検知手段が前記脱衣スペース内における利用者の所定の行動を検知した結果に基づいて前記禁止モードを解除した状態となる止水モードと、前記第２検知手段の検知結果に基づいて前記バスルーム内における前記利用者の位置が前記吐水装置から所定の領域内にあり且つ前記利用者の動作が所定の条件を満たす場合に、前記利用者の動作に基づいて前記吐水装置から吐水を行う吐水モードとを有し、前記制御手段は、前記吐水モードの状態において前記バスルーム内における前記利用者の位置が前記所定の領域内から外れた場合に、前記吐水モードから前記禁止モード又は前記止水モードに移行することを特徴とする。
【０００８】
実施形態の一態様に係る浴室システムによれば、バスルーム（「浴室」ともいう）に併設された脱衣スペース内の状態変化の検知、及びバスルーム内における利用者に関する検知を基に禁止モード、止水モード、吐水モードを切り替えることにより、シャワー装置等の吐水装置の吐止水を適切に制御することができる。例えば、浴室システムは、禁止モード、止水モード、吐水モードを切り替えながら、バスルーム利用の意思があって、吐水させたい意思がある場合にだけ、吐水することで、バスルーム内の人が誤ってシャワーを浴びること等を抑制することができる。これにより、浴室システムは、利用者にとって使い勝手の良い吐止水に関する制御を実行することができる。例えば、浴室の利用者の行動によってシャワー吐水などを制御すると、入浴動作ではなく清掃などで浴室に入ってくることも考えられる。その際、高い位置にあるシャワーからの吐水が出ると、衣類を濡らしてしまう可能性がある。そこで、浴室システムにおいては、吐水を禁止するモードを用意することで、意図せず吐水する可能性を低減させることができる。
【０００９】
実施形態の一態様に係る浴室システムは、前記バスルームに設置されたシャワーヘッドに対する所定位置に前記利用者が存在することを前記第２検知手段が検知した場合に、前記制御手段は、前記止水モードから前記吐水モードへの移行を行う。
【００１０】
実施形態の一態様に係る浴室システムによれば、シャワー吐水の届くエリア等の所定位置に利用者がいることを検知して、吐水モードになるようにすることにより、意図せず吐水する可能性を低減させることができる。これにより、浴室システムは、利用者にとって使い勝手の良い吐止水に関する制御を実行することができる。例えば、浴室システムにおいては、シャワーの下などの決められたエリアに人がいると判断した場合に、実際に吐水するモード（吐水モード）になる。これにより、浴室システムにおいては、禁止モード以外のモード（止水モード）でシャワーの下にいることになり、シャワーを出しても問題ないと判断でき、意図せず吐水する可能性を低減させることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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