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公開番号
2025138085
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024036880
出願日
2024-03-11
発明の名称
真空ポンプ、及び真空ポンプ構成部品
出願人
エドワーズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F04D
19/04 20060101AFI20250917BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】より優れた機械的特性を有する真空ポンプを提供する。
【解決手段】ロータ軸に配置され、ロータ軸と共に回転する回転翼114を有し、ロータ軸の回転により、回転翼に設けられた排気要素(回転タービン翼、回転体本体103aなど)により、プロセスガスを排気するターボ分子ポンプであって、回転翼114は、第1の金属材料及び第2の金属材料からなり、構成されるパーツの少なくとも一部が3Dプリンタで造られており、回転翼114の主となる形状を構成する第1の金属材料よりも強度の高い第2の金属材料である補強材118が一体的配置構造で配置されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ロータ軸に配置され、前記ロータ軸と共に回転する回転翼を有し、
前記ロータ軸の回転により、前記回転翼に設けられた排気要素により、ガスを排気する真空ポンプであって、
前記回転翼は、複数の金属材料からなり、構成されるパーツが溶融積層造形手段で造られており、
前記回転翼の主となる形状を構成する第1の金属材料よりも強度の高い第2の金属材料である補強材が一体的配置構造で配置されていることを特徴とする真空ポンプ。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記補強材は、内蔵構造で配置されていることを特徴とする請求項1に記載の真空ポンプ。
【請求項3】
前記補強材は、前記回転翼の周方向に前記第2の金属材料が連続となるように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の真空ポンプ。
【請求項4】
前記補強材は、前記回転翼の径方向に前記第2の金属材料が連続となるように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の真空ポンプ。
【請求項5】
前記補強材は、前記回転翼の前記ロータ軸方向に前記第2の金属材料が連続となるように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の真空ポンプ。
【請求項6】
前記補強材は、前記回転翼の内周から外周に行くに従い前記第1の金属材料に対し前記第2の金属材料の含有量が変化するように分布配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の真空ポンプ。
【請求項7】
複数の金属材料からなり、構成されるパーツの少なくとも一部が溶融積層造形手段で造られており、
主となる形状を構成する第1の金属材料よりも強度の高い第2の金属材料である補強材が一体的配置構造で配置されていることを特徴とする真空ポンプ構成部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばターボ分子ポンプ等の真空ポンプ、及び真空ポンプ構成部品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、真空ポンプの一種としてターボ分子ポンプが知られている。このターボ分子ポンプは、例えば、半導体やフラットパネル等の製造装置における排気のために用いられる。ターボ分子ポンプにおいては、ポンプ本体内のモータへの通電により回転翼を回転させ、ポンプ本体に吸い込んだガス(プロセスガス)の気体分子(ガス分子)を弾き飛ばすことによりガスを排気するようになっている。
【0003】
また、後掲の特許文献1には、ローターディスク(66)又はステーターディスク(68)が、熱溶融積層法、3Dプリンティングなどにより製造される点、及び、二以上の部材層から構成されることが可能である点が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-205391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1においては、段落0015に『これら部材層はラミネート(積層加工、独語:Laminieren)によって互いに接続されることが可能である。その際、部材層は個々に作られる、そして後に互いに接合される又は積層化されることが可能である。』等と記載され、段落0019に『特に、様々な材料コンビネーションが部材中において意図されていることが可能である。部材のある領域が、例えば一つの粉状材料から構成されていることが可能である一方で、他の領域が他の粉状材料から構成されている。部材の第一の領域は、例えば、アルミニウムから、そして部材の第二の領域は、例えばチタンから形成されていることが可能である。その際、両方の領域の間の境界領域内には、金属間結合によるアルミニウム・チタン遷移物(独語:Uebergaenge)が形成されることが可能である。』と記載されている。
【0006】
また、特許文献1においては、段落0020に『部材は、様々な粉状材料から形成されていることも可能である。これらは例えばバッファー層を介して組合わせられている。』と記載され、段落0021に『好ましくは、部材は少なくとも二つの、特に積層化された部材層から構成されている。これら層は、その際、個々に製造され、そして上述した配置で互いに配置されており、そして特に積層化によって互いに接合されている。』と記載されている。
【0007】
しかし、特許文献1には、個々に作られた部材層を接合又は積層することが開示されているのみであり、機械的強度を向上できる部位の選択や、当該部位の形状の選択等に関しての自由度が少ない。このため、特許文献1に開示された製造方法を採用したとしても、補強が必要な部位についての機械的特性が不足する可能性がある。
【0008】
本発明の目的とするところは、より優れた機械的特性を有する真空ポンプ、及び真空ポンプ構成部品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)上記目的を達成するために本発明に係る真空ポンプは、
ロータ軸に配置され、前記ロータ軸と共に回転する回転翼を有し、
前記ロータ軸の回転により、前記回転翼に設けられた排気要素により、ガスを排気する真空ポンプであって、
前記回転翼は、複数の金属材料からなり、構成されるパーツが溶融積層造形手段で造られており、
前記回転翼の主となる形状を構成する第1の金属材料よりも強度の高い第2の金属材料である補強材が一体的配置構造で配置されていることを特徴とする。
(2)上記目的を達成するために本発明に係る真空ポンプ構成部品は、
複数の金属材料からなり、構成されるパーツの少なくとも一部が溶融積層造形手段で造られており、
主となる形状を構成する第1の金属材料よりも強度の高い第2の金属材料である補強材が一体的配置構造で配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
上記発明によれば、より優れた機械的特性を有する真空ポンプ、及び真空ポンプ構成部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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