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公開番号2025141450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024041385
出願日2024-03-15
発明の名称通信装置、通信装置のためのコンピュータプログラム、及び、通信装置によって実行される方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H04W 8/00 20090101AFI20250919BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信装置とアクセスポイントとの間に第1の無線接続が確立されているのか否かに応じて、検索処理に利用される通信チャネルを適切に切り替えることができる技術を提供する。
【解決手段】通信装置は、第1の無線通信方式に従って、アクセスポイントとの第1の無線接続を確立し、外部装置を検索する。通信装置は、アクセスポイントとの第1の無線接続が確立されている状況において、第2の無線通信方式に従って、第1の通信チャネルを利用した第1の検索処理と、第3の無線通信方式に従って、第1の通信チャネルを利用した第2の検索処理と、を実行し、アクセスポイントとの第1の無線接続が確立されていない状況において、第2の無線通信方式に従って、第2の通信チャネルを利用した第3の検索処理と、第3の無線通信方式に従って、第3の通信チャネルを利用した第4の検索処理と、を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
通信装置であって、
第1の無線通信方式、第2の無線通信方式、及び、第3の無線通信方式に従って通信可能な無線インターフェースと、
前記無線インターフェースを介して、前記第1の無線通信方式に従って、アクセスポイントとの第1の無線接続を確立する第1の確立部と、
前記無線インターフェースを介して、外部装置を検索する検索部と、
を備え、
前記検索部は、
前記アクセスポイントとの前記第1の無線接続が確立されている第1の状況において、前記第2の無線通信方式に従って、第1の通信チャネルを利用した第1の検索処理と、前記第3の無線通信方式に従って、前記第1の通信チャネルを利用した第2の検索処理と、を実行し、
前記アクセスポイントとの前記第1の無線接続が確立されていない第2の状況において、前記第2の無線通信方式に従って、第2の通信チャネルを利用した第3の検索処理と、前記第3の無線通信方式に従って、前記第2の通信チャネルとは異なる第3の通信チャネルを利用した第4の検索処理と、を実行する、
通信装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1の通信チャネルと前記第2の通信チャネルとは同じである、請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記検索部は、前記第3の無線通信方式に従って、予め決められている3個の通信チャネルのうちのいずれかを利用して前記外部装置を検索することが可能であり、
前記第2の通信チャネルと前記第3の通信チャネルとのそれぞれは、前記3個の通信チャネルのいずれかである、請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記検索部は、
前記第2の状況において、前記第2の通信チャネルが混雑している場合に、前記第3の検索処理と前記第4の検索処理とを実行し、
前記第2の状況において、前記第2の通信チャネルが混雑していない場合に、前記第3の検索処理と、前記第3の無線通信方式に従って、前記第2の通信チャネルを利用した第5の検索処理と、を実行する、請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
前記第2の無線通信方式は、Wi-Fi Aware方式であり、
前記第3の無線通信方式は、Wi-Fi Direct(登録商標)方式である、請求項1に記載の通信装置。
【請求項6】
前記第1の無線接続で利用される通信チャネルは、1ch~14chのいずれかであり、かつ、前記アクセスポイントによって決定されるチャネルである、請求項1に記載の通信装置。
【請求項7】
前記通信装置は、さらに、
前記第1の検索処理によって前記外部装置が見つかる場合に、前記無線インターフェースを介して、前記第2の無線通信方式に従って、前記外部装置との第2の無線接続を確立する第2の確立部を備え、
前記第2の確立部は、前記第2の無線接続において前記第1の通信チャネルを利用する、請求項1に記載の通信装置。
【請求項8】
前記通信装置は、さらに、
前記第5の検索処理によって前記外部装置が見つかる場合に、前記無線インターフェースを介して、前記第2の無線通信方式に従って、前記外部装置との第2の無線接続を確立する第3の確立部を備え、
前記第3の確立部は、前記第2の無線接続において前記第3の通信チャネルを利用する、請求項4に記載の通信装置。
【請求項9】
前記通信装置は、さらに、
前記外部装置との前記第2の無線接続が確立された後に、前記アクセスポイントとの前記第1の無線接続が確立され、かつ、前記第1の無線接続で利用される通信チャネルと前記第2の無線接続で利用される通信チャネルとが異なる場合に、前記外部装置との前記第2の無線接続を切断する第1の切断部を備える、請求項8に記載の通信装置。
【請求項10】
前記通信装置は、さらに、
前記第2の検索処理によって前記外部装置が見つかる場合に、前記無線インターフェースを介して、前記第3の無線通信方式に従って、前記外部装置との第3の無線接続を確立する第4の確立部を備え、
前記第4の確立部は、前記第3の無線接続において、前記第1の無線接続で利用される通信チャネルと同じ通信チャネルを利用する、請求項1に記載の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、検索処理を実行する通信装置を開示する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数個のNANデバイスとアクセスポイントとを備えるシステムが開示されている。第1のNANデバイスは、第1のNANデバイスがWi-Fi NAN規格以外の通信規格に準拠した通信を実行している場合に、当該通信の動作チャネルと同じ動作チャネルを使用してNANデータリンクを確立する。一方、第1のNANデバイスは、第1のNANデバイスがWi-FI NAN規格以外の通信規格に準拠した通信を実行していない場合に、第1のNANデバイスが動作可能な動作チャネルを使用してNANデータリンクを確立する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-083482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、NANデバイスとアクセスポイントとの間に無線接続が確立されているのか否かに応じて、NANデバイスの動作チャネルを切替えることについて何ら考慮されていない。
【0005】
本明細書では、通信装置とアクセスポイントとの間に第1の無線接続が確立されているのか否かに応じて、検索処理に利用される通信チャネルを適切に切り替えることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、通信装置を開示する。前記通信装置は、第1の無線通信方式、第2の無線通信方式、及び、第3の無線通信方式に従って通信可能な無線インターフェースと、前記無線インターフェースを介して、前記第1の無線通信方式に従って、アクセスポイントとの第1の無線接続を確立する第1の確立部と、前記無線インターフェースを介して、外部装置を検索する検索部と、を備えてもよい。前記検索部は、前記アクセスポイントとの前記第1の無線接続が確立されている第1の状況において、前記第2の無線通信方式に従って、第1の通信チャネルを利用した第1の検索処理と、前記第3の無線通信方式に従って、前記第1の通信チャネルを利用した第2の検索処理と、を実行し、前記アクセスポイントとの前記第1の無線接続が確立されていない第2の状況において、前記第2の無線通信方式に従って、第2の通信チャネルを利用した第3の検索処理と、前記第3の無線通信方式に従って、前記第2の通信チャネルとは異なる第3の通信チャネルを利用した第4の検索処理と、を実行してもよい。
【0007】
上記の構成によると、通信装置は、第1の状況においては、同じ通信チャネルを利用した第1及び第2の検索処理を実行し、第2の状況においては、異なる通信チャネルを利用した第3及び第4の検索処理を実行する。このような構成によると、通信装置とアクセスポイントとの間に第1の無線接続が確立されているのか否かに応じて、検索処理に利用される通信チャネルを適切に切り替えることができる。
【0008】
上記の通信装置を実現するためのコンピュータプログラム、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体、及び、上記の通信装置によって実行される方法も新規で有用である。また、通信装置とアクセスポイントと外部装置とを含む通信システムも、新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
通信システムの構成を示す。
チャネルテーブルの一例を示す。
ケースAのシーケンス図を示す。
ケースBにおける通信チャネルの遷移を示す。
ケースCにおける通信チャネルの遷移を示す。
ケースDにおける通信チャネルの遷移を示す。
ケースEにおける通信チャネルの遷移を示す。
ケースFにおける通信チャネルの遷移を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、MFP10と、端末装置100と、第1のアクセスポイント6Aと、第2のアクセスポイント6Bと、を備える。以下では、アクセスポイントのことを「AP」と記載する。本実施例において、第1のAP6Aは、2.4GHz帯の1chを通信チャネルとして利用し、第2のAP6Bは、2.4GHz帯の2chを通信チャネルとして利用する。以下では、第1のAP6A及び第2のAP6Bを総称して、「AP6」と記載することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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