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公開番号2025144679
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024044474
出願日2024-03-21
発明の名称表示端末、通信システム、表示方法、及びプログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類H04N 7/15 20060101AFI20250926BHJP(電気通信技術)
要約【課題】広視野画像の録画後に閲覧するユーザに対して、録画の際の広視野画像のうちの注目されていた所定領域(画角)を提案することを目的とする。
【解決手段】録画された広視野画像の少なくとも一部領域を再度表示する際に、前記受付部で設定を受け付けた所定の再生経過時間における広視野画像において、第1の画角情報で示される第1の所定領域である第1の表示済み領域及び前記第2の画角情報で示される第2の所定領域である第2の表示済み領域を表示する表示制御部を有する表示端末である。
【選択図】図26
特許請求の範囲【請求項1】
通信制御システムを介して複数の表示端末と遠隔会議を行い、広視野画像の少なくとも一部領域を表示する表示端末であって、
前記通信制御システムから、録画された広視野画像を取得すると共に、当該広視野画像の再生経過時間に関連付けられており、第1の表示端末が前記録画された際に表示していた前記広視野画像における所定領域を特定するための第1の画角情報及び第2の表示端末が前記録画された際に表示していた前記広視野画像における所定領域を特定するための第2の画角情報を受信する受信部と、
前記再生経過時間のうち所定の再生経過時間の設定を受け付ける受付部と、
前記広視野画像の少なくとも一部領域を再度表示する際に、前記受付部で設定を受け付けた前記所定の再生経過時間における前記広視野画像において、前記第1の画角情報で示される第1の所定領域である第1の表示済み領域及び前記第2の画角情報で示される第2の所定領域である第2の表示済み領域を表示する表示制御部と、
を有する表示端末。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記表示制御部は、前記第1の表示済み領域を示す第1の所定領域画像、及び前記第2の表示済み領域を示す第2の所定領域画像を表示する、請求項1に記載の表示端末。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記第1の表示済み領域及び前記第2の表示済み領域を重畳した前記広視野画像の全体を表示する、請求項1に記載の表示端末。
【請求項4】
前記受信部は、前記通信制御システムから、前記第1の表示端末の第1のユーザを示す第1のユーザ情報、及び前記第2の表示端末の第2のユーザを示す第2のユーザ情報を受信し、
前記表示制御部は、前記第1の表示済み領域と共に前記第1のユーザ情報を表示し、前記第2の表示済み領域と共に前記第2のユーザ情報を表示する、請求項1に記載の表示端末。
【請求項5】
前記表示制御部は、画像類似度測定技術を用いて、前記第1の表示済み領域の画像に対する前記第2の表示済み領域の画像を測定して、測定結果を表示する、請求項1に記載の表示端末。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の表示端末と、
前記通信制御システムと、
を有する通信システム。
【請求項7】
通信制御システムを介して複数の表示端末と遠隔会議を行い、広視野画像の少なくとも一部領域を表示する表示端末が実行する表示方法であって、
前記通信制御システムから、録画された広視野画像を取得すると共に、当該広視野画像の再生経過時間に関連付けられており、第1の表示端末が前記録画された際に表示していた前記広視野画像における所定領域を特定するための第1の画角情報及び第2の表示端末が前記録画された際に表示していた前記広視野画像における所定領域を特定するための第2の画角情報を受信する受信処理と、
前記再生経過時間のうち所定の再生経過時間の設定を受け付ける受付処理と、
前記広視野画像の少なくとも一部領域を再度表示する際に、前記受付処理で設定を受け付けた前記所定の再生経過時間における前記広視野画像において、前記第1の画角情報で示される第1の所定領域である第1の表示済み領域及び前記第2の画角情報で示される第2の所定領域である第2の表示済み領域を表示する表示制御処理と、
を実行する表示方法。
【請求項8】
通信制御システムを介して複数の表示端末と遠隔会議を行い、広視野画像の少なくとも一部領域を表示するためのプログラムであって、
コンピュータに、
前記通信制御システムから、録画された広視野画像を取得すると共に、当該広視野画像の再生経過時間に関連付けられており、第1の表示端末が前記録画された際に表示していた前記広視野画像における所定領域を特定するための第1の画角情報及び第2の表示端末が前記録画された際に表示していた前記広視野画像における所定領域を特定するための第2の画角情報を受信する受信処理と、
前記再生経過時間のうち所定の再生経過時間の設定を受け付ける受付処理と、
前記広視野画像の少なくとも一部領域を再度表示する際に、前記受付処理で設定を受け付けた前記所定の再生経過時間における前記広視野画像において、前記第1の画角情報で示される第1の所定領域である第1の表示済み領域及び前記第2の画角情報で示される第2の所定領域である第2の表示済み領域を表示する表示制御処理と、
を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示端末、通信システム、表示方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、通常の画角では確認しきれないような箇所も含む撮像範囲の画像として、例えば360度の全周囲が撮像された360度画像(全天球画像、全方位画像、全周囲画像ともいう)等の広い視野角を有する広視野の画像(以下「広視野画像」と示す。)が知られている。このような広視野画像の全てを表示端末で表示させようとすると、広視野画像が湾曲して見えづらいため、各ユーザは同じ広視野画像において所望の所定領域を示す所定領域画像を表示して閲覧している。
【0003】
また、複数のユーザが遠隔により同じ広視野画像の一部領域を閲覧する場合、所定のユーザの表示端末に他のユーザが同じ広視野画像のどのあたりの所定領域を表示して閲覧しているかを示すマークを表示させることが提案されている(特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、例えば、遠隔で行う授業等(授業、教育、又は講演等)の遠隔会議において、授業内容を広視野画像で配信する場合、先生等(先生、教育者、又は講演者等)は、生徒等が自分の通信端末で表示された授業等の映像のうち、どの領域に興味を持って表示していたのかを把握することも困難であった。そのため、先生等は、次の授業等までに授業内容を改善することが困難であった。
【0005】
本開示は、遠隔会議で配信されていた広視野画像のうちの注目されていた所定領域を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、通信制御システムを介して複数の表示端末と遠隔会議を行い、広視野画像の少なくとも一部領域を表示する表示端末であって、前記通信制御システムから、録画された広視野画像を取得すると共に、当該広視野画像の再生経過時間に関連付けられており、第1の表示端末が前記録画された際に表示していた前記広視野画像における所定領域を特定するための第1の画角情報及び第2の表示端末が前記録画された際に表示していた前記広視野画像における所定領域を特定するための第2の画角情報を受信する受信部と、前記再生経過時間のうち所定の再生経過時間の設定を受け付ける受付部と、前記広視野画像の少なくとも一部領域を再度表示する際に、前記受付部で設定を受け付けた前記所定の再生経過時間における前記広視野画像において、前記第1の画角情報で示される第1の所定領域である第1の表示済み領域及び前記第2の画角情報で示される第2の所定領域である第2の表示済み領域を表示する表示制御部と、を有する表示端末である。
【発明の効果】
【0007】
以上説明したように本開示によれば、広視野画像の録画後に閲覧するユーザに対して、録画の際に広視野画像のうちの注目されていた所定領域を提案することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
(a)は撮影装置の左側面図であり、(b)は撮影装置の正面図であり、(c)は撮影装置の平面図である。
撮影装置の使用イメージ図である。
(a)は撮影装置で撮影された半球画像(前)、(b)は撮影装置で撮影された半球画像(後)、(c)はメルカトル図法により表された画像を示した図である。
(a)メルカトル画像で球を被う状態を示した概念図、(b)全天球画像を示した図である。
全天球画像を3次元の立体球とした場合の仮想カメラ及び所定領域の位置を示した図である。
(a)は図5の立体斜視図、(b)は(a)の状態の所定領域画像がディスプレイに表示されている図、(c)は(a)における仮想カメラICの視点を変更後の所定領域を示した図、(d)は(c)の状態の所定領域画像がディスプレイに表示されている図である。
球座標による三次元ユークリッド空間内の点を示した図である。
所定領域と注目点との関係を示した概念図である。
本発明の実施形態に係る通信システムの概略図である。
撮影装置のハードウェア構成図である。
中継装置のハードウェア構成図である。
通信制御システム及び通信端末のハードウェア構成図である。
実施形態に係る通信システムの各機能構成図である。
ユーザ・デバイス管理DBの概念図である。
仮想ルーム管理DBの概念図である。
画角情報管理DBの概念図である。
通信システムにおいてコンテンツデータの通信処理を示したシーケンス図である。
通信システムにおいて録画及び録音を開始する処理を示すシーケンス図である。
通信システムにおいて録画及び録音を停止する処理を示すシーケンス図である。
通信システムにおいて録画及び録音の再生の処理を示すシーケンス図である。
録画データ選択画面を示す図である。
閲覧領域表示処理を示すフローチャートである。
閲覧時間設定画面を示す図である。
広視野画像を示す図である。
広視野画像における過去の各表示領域(表示済み領域)を示す図である。
主催者用の閲覧領域表示画面を示す図である。
参加者用の閲覧領域表示画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。
【0010】
〔全天球画像の概要〕
図1乃至図8を用いて、全天球画像の生成方法について説明する。なお、全天球画像は、全天球パノラマ画像、360°パノラマ画像とも言われ、広範囲の視野角を有する広視野動画の一例である。広視野画像には、180°程度の単なるパノラマ画像も含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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