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公開番号2025146037
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024046607
出願日2024-03-22
発明の名称斜材の取り付け方法
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人
主分類E04G 21/14 20060101AFI20250926BHJP(建築物)
要約【課題】斜材の斜め吊りにおいて長さの異なる吊り策を不要にし、また、チェーンブロック等も不要にできる斜材の取り付け方法を提供する。
【解決手段】斜材の取り付け方法は、クレーンで吊り上げられる滑車52に掛けられた1本の連続ワイヤー51によって斜材1を水平に吊り上げ、当該斜材1の一方の接合部22を、建物に固定されている斜材取付け用の一対のガセットプレート9,9における一方のガセットプレート9に接近させ、一方の接合部22に取り付けておいたスプライスプレート4と一方のガセットプレート9の対応する各々のボルト挿通孔1カ所に長螺子80を通し、滑車52の上昇または降下によって連続ワイヤー51の滑車52への掛かり位置の変化を許容して、長螺子80を回転軸にして斜材1を傾斜させ、当該斜材1の両接合部22,22を一対のガセットプレート9,9に接近させる工程を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
クレーンで吊り上げられる吊り部に掛けられた連続吊り索によって斜材を水平に吊り上げ、当該斜材の一方の接合部を、建物に固定されている斜材取付け用の一対のガセットプレートにおける一方のガセットプレートに接近させ、上記一方の接合部に取り付けておいたスプライスプレートと上記一方のガセットプレートの対応する各々のボルト挿通孔1カ所に棒状材を通し、上記吊り部の上昇または降下によって上記連続吊り索の上記吊り部への掛かり位置の変化を許容して、上記棒状材を回転軸にして上記斜材を傾斜させ、当該斜材の両接合部を上記一対のガセットプレートに接近させる工程を含むことを特徴とする斜材の取り付け方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の斜材の取り付け方法において、上記斜材の両接合部を上記一対のガセットプレートに接近させた後、他方の接合部に取り付けておいたスプライスプレートと上記一対のガセットプレートにおける他方のガセットプレートの対応する各々のボルト挿通孔1カ所に他の棒状材を通すことを特徴とする斜材の取り付け方法。
【請求項3】
請求項2に記載の斜材の取り付け方法において、上記棒状材および上記他の棒状材は、頭部無しの長螺子または頭部在りの長螺子であり、頭部無しの長螺子では両端にナットを取り付け、頭部在りの長螺子では片側にナットを取り付け、上記ナットの回転によって、上記斜材を上記一対のガセットプレート側に引き寄せることを特徴とする斜材の取り付け方法。
【請求項4】
請求項2に記載の斜材の取り付け方法において、上記棒状材および上記他の棒状材を、上記ガセットプレート側から引き込むことで、上記斜材を上記一対のガセットプレート側に引き寄せることを特徴とする斜材の取り付け方法。
【請求項5】
請求項4に記載の斜材の取り付け方法において、上記棒状材および上記他の棒状材は長螺子であり、これら長螺子の斜材側にナットを取り付けて、これら長螺子を上記ガセットプレート側から引き込むことを特徴とする斜材の取り付け方法。
【請求項6】
請求項2~請求項5のいずれか1項に記載の斜材の取り付け方法において、上記棒状材の径に比べて上記他の棒状材の径が小さいことを特徴とする斜材の取り付け方法。
【請求項7】
請求項1に記載の斜材の取り付け方法において、上記吊り部は滑車からなり、この滑車に上記連続吊り索が掛けられており、上記連続吊り索の上記吊り部への掛かり位置を滑車回転によって変化させて上記斜材を傾斜させることを特徴とする斜材の取り付け方法。
【請求項8】
請求項1に記載の斜材の取り付け方法において、上記吊り部は滑り部からなり、この滑り部に上記連続吊り索が掛けられており、上記連続吊り索の上記吊り部への掛かり位置を滑りによって変化させて上記斜材を傾斜させることを特徴とする斜材の取り付け方法。
【請求項9】
請求項1に記載の斜材の取り付け方法において、上記斜材が所定の角度で傾斜するときの上記連続吊り索における上記吊り部への掛かり位置に印が付されていることを特徴とする斜材の取り付け方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、座屈拘束ブレース等の斜材を建物のガセットプレートに取り付ける斜材の取り付け方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
座屈拘束ブレース等の斜材は、斜め姿勢で吊り上げられた状態で、その両端の接合部が、建物に固定されたガセットプレートに取り付けられる。従来、斜材の斜め吊りのために、長さの異なる吊り策を用いるか、或いは、チェーンブロックを用いている。なお、特許文献1には、間隔をあけて吊り荷に掛けた少なくとも2本の吊り線材を、クレーンの掛留部に共通に玉掛けして吊り荷を吊り上げる場合であっても、規制部によって吊り線材の水平方向の移動を規制できる吊り治具が開示されているが、この構成では、吊り荷を斜めに吊り上げることはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7195902号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、斜材の斜め吊りのために、上記のように、長さの異なる吊り策が必要であるか、或いは、チェーンブロックを用いることが必要であった。
【0005】
この発明は、斜材の斜め吊りにおいて長さの異なる吊り策を不要にし、また、チェーンブロック等も不要にできる斜材の取り付け方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の斜材の取り付け方法は、上記の課題を解決するために、クレーンで吊り上げられる吊り部に掛けられた連続吊り索によって斜材を水平に吊り上げ、当該斜材の一方の接合部を、建物に固定されている斜材取付け用の一対のガセットプレートにおける一方のガセットプレートに接近させ、上記一方の接合部に取り付けておいたスプライスプレートと上記一方のガセットプレートの対応する各々のボルト挿通孔1カ所に棒状材を通し、上記吊り部の上昇または降下によって上記連続吊り索の上記吊り部への掛かり位置の変化を許容して、上記棒状材を回転軸にして上記斜材を傾斜させ、当該斜材の両接合部を上記一対のガセットプレートに接近させる工程を含むことを特徴とする。
【0007】
上記の方法であれば、上記棒状材を回転軸とし、上記吊り部の上昇または降下によって上記連続吊り索の上記吊り部への掛かり位置の変化を許容して、上記斜材を傾斜させるので、長さの異なる吊り策を不要にし、また、チェーンブロック等も不要にできる。
【0008】
上記斜材の両接合部を上記一対のガセットプレートに接近させた後、他方の接合部に取り付けておいたスプライスプレートと上記一対のガセットプレートにおける他方のガセットプレートの対応する各々のボルト挿通孔1カ所に他の棒状材を通してもよい。
【0009】
上記棒状材および上記他の棒状材は、頭部無しの長螺子または頭部在りの長螺子であり、頭部無しの長螺子では両端にナットを取り付け、頭部在りの長螺子では片側にナットを取り付け、上記ナットの回転によって、上記斜材を上記一対のガセットプレート側に引き寄せてもよい。
【0010】
上記棒状材および上記他の棒状材を、上記ガセットプレート側から引き込むことで、上記斜材を上記一対のガセットプレート側に引き寄せてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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