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公開番号
2025149278
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024049821
出願日
2024-03-26
発明の名称
車両のリアシート構造
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
主分類
B60N
2/68 20060101AFI20251001BHJP(車両一般)
要約
【課題】バックフレームの変形量を低減できる車両のリアシート構造を提供する。
【解決手段】第1シートバック40は、第1バックフレーム41と、第1センターブラケット44と、第1シートバック40の前方への回動を規制可能なロック部61及びロック部61による規制を解除するための操作部62を有するロック装置60を有する。第1シートバック40は、第1センターブラケット44に取り付けられるとともに、前後方向においてセンター支持ベース11と重なるよう位置することにより第1シートバック40の前方への回動を規制可能な規制部材70を有する。ロック装置60は、接続部材65によって規制部材70に接続されている。操作部62が操作されると、規制部材70が前後方向においてセンター支持ベース11と重なるよう位置する規制位置からセンター支持ベース11と重ならない非規制位置に移動することにより、規制部材70による規制が解除される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車体のフロアボデーに固定された支持ベースと、
前記支持ベースに対して車両の前後方向に回動可能に取り付けられたシートバックを有するリアシートと、
を備え、
前記シートバックは、
車幅方向に延びる下部フレーム、前記車幅方向に延びる上部フレーム、前記下部フレームの一端と前記上部フレームの一端とを接続する第1サイドフレーム、及び前記下部フレームの他端と前記上部フレームの他端とを接続するとともに前記車幅方向にて前記車体のサイドボデーと対向する第2サイドフレームを有する四角枠状のバックフレームと、
前記車幅方向における前記上部フレームの中央部に設けられたシートベルト装置と、
前記バックフレームの下部のうち、前記車幅方向において前記シートベルト装置よりも前記第1サイドフレーム側に位置する部分に固定されるとともに、前記車幅方向に延びる回動軸を中心として前記支持ベースに対して前記前後方向に回動可能に取り付けられたブラケットと、
前記第2サイドフレームに設けられるとともに前記サイドボデーに係合することにより前記シートバックの前方への回動を規制可能なロック部、及び前記ロック部による規制を解除するための操作部を有し、前記操作部が操作されることにより前記ロック部による規制が解除されるロック装置と、
を有する車両のリアシート構造であって、
前記シートバックは、前記ブラケットに取り付けられるとともに、前記前後方向において前記支持ベースと並ぶ又は重なるよう位置することにより前記シートバックの前方への回動を規制可能な規制部材を有し、
前記ロック装置は、接続部材によって前記規制部材に接続されており、
前記操作部が操作されると、前記規制部材が前記前後方向において前記支持ベースと並ぶ又は重なるよう位置する規制位置から前記支持ベースと並ばない又は重ならない非規制位置に移動することにより、前記規制部材による規制が解除されることを特徴とする車両のリアシート構造。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記規制部材が前記規制位置に位置している状態において、前記規制部材と前記支持ベースとの間には隙間が設けられている請求項1に記載の車両のリアシート構造。
【請求項3】
前記シートバックは、第1端部が前記ブラケットに固定され、第2端部が前記規制部材に固定された付勢部材を有し、
前記付勢部材は、前記規制部材が前記非規制位置から前記規制位置に移動するように前記規制部材を付勢する請求項1又は請求項2に記載の車両のリアシート構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のリアシート構造に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の車両用シートは、シートバックと、シートバックを回動可能に支持する支持ベースとを備えている。シートバックは、四角枠状のバックフレームと、シートベルト装置と、ブラケットと、ロック装置とを有している。
【0003】
バックフレームは、下部フレームと、上部フレームと、第1サイドフレームと、第2サイドフレームとを有している。下部フレーム及び上部フレームはそれぞれ、車幅方向に延びている。第1サイドフレームは、下部フレームの一端と上部フレームの一端とを接続している。第2サイドフレームは、下部フレームの他端と上部フレームの他端とを接続している。
【0004】
シートベルト装置は、車幅方向における上部フレームの中央部に設けられている。
ブラケットは、第1サイドフレームの下部に固定されている。ブラケットは、車幅方向に延びる回動軸を中心として支持ベースに対して回動可能に取り付けられている。
【0005】
ロック装置は、第2サイドフレームに設けられるとともに車体に係合することによりシートバックの前方への回動を規制可能なロック部と、ロック部による規制を解除するための操作部を有している。操作部が操作されることにより、ロック部による規制が解除される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-173433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このような車両用シートに対してベルトアンカ試験が実施されると、上部フレームの中央部が前方に引っ張られることにより、シートバックには前方に回動するような力が作用する。このとき、シートバックの第2サイドシート側の部分では、ロック部によりシートバックの前方への回動が規制される。その一方で、シートバックの第1サイドシート側の部分では、ブラケットが支持ベースに対して前方に回動することにより、シートバックも前方に回動する。その結果、バックフレームはねじられるように変形することにより、バックフレームの変形量が大きくなる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記問題点を解決するための車両のリアシート構造は、車体のフロアボデーに固定された支持ベースと、前記支持ベースに対して車両の前後方向に回動可能に取り付けられたシートバックを有するリアシートと、を備え、前記シートバックは、車幅方向に延びる下部フレーム、前記車幅方向に延びる上部フレーム、前記下部フレームの一端と前記上部フレームの一端とを接続する第1サイドフレーム、及び前記下部フレームの他端と前記上部フレームの他端とを接続するとともに前記車幅方向にて前記車体のサイドボデーと対向する第2サイドフレームを有する四角枠状のバックフレームと、前記車幅方向における前記上部フレームの中央部に設けられたシートベルト装置と、前記バックフレームの下部のうち、前記車幅方向において前記シートベルト装置よりも前記第1サイドフレーム側に位置する部分に固定されるとともに、前記車幅方向に延びる回動軸を中心として前記支持ベースに対して前記前後方向に回動可能に取り付けられたブラケットと、前記第2サイドフレームに設けられるとともに前記サイドボデーに係合することにより前記シートバックの前方への回動を規制可能なロック部、及び前記ロック部による規制を解除するための操作部を有し、前記操作部が操作されることにより前記ロック部による規制が解除されるロック装置と、を有する車両のリアシート構造であって、前記シートバックは、前記ブラケットに取り付けられるとともに、前記前後方向において前記支持ベースと並ぶ又は重なるよう位置することにより前記シートバックの前方への回動を規制可能な規制部材を有し、前記ロック装置は、接続部材によって前記規制部材に接続されており、前記操作部が操作されると、前記規制部材が前記前後方向において前記支持ベースと並ぶ又は重なるよう位置する規制位置から前記支持ベースと並ばない又は重ならない非規制位置に移動することにより、前記規制部材による規制が解除されることを要旨とする。
【0009】
上記構成によれば、ロック装置の操作部が操作されていない状態において、規制部材は、前後方向において支持ベースと並ぶ又は重なるよう位置している。このため、シートバックが前方に回動しようとすると、規制部材が支持ベースに接触することにより、シートバックの前方への回動が規制される。すなわち、シートバックの第1サイドシート側の部分では、規制部材によりシートバックの前方への回動が規制される。また、従来と同様、シートバックの第2サイドシート側の部分では、ロック部によりシートバックの前方への回動が規制される。したがって、バックフレームがねじられるように変形することが抑制されるため、バックフレームの変形量を低減できる。
【0010】
ロック装置の操作部が操作されると、規制部材は、前後方向において支持ベースと並ぶ又は重なるよう位置する規制位置から支持ベースと並ばない又は重ならない非規制位置に移動する。これにより、シートバックが前方に回動しようとした際に規制部材が支持ベースに接触することが回避されるため、シートバックは前方に回動することができる。すなわち、操作部が操作されると、ロック部による規制だけでなく、規制部材による規制も解除される。したがって、ユーザは、シートバックを格納する場合には、従来通り操作部を操作することにより、シートバックを前方に倒すことができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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