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公開番号2025151199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024052505
出願日2024-03-27
発明の名称車両用シートの操作アシスト構造
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/20 20060101AFI20251002BHJP(車両一般)
要約【課題】車両用シートの着座可能状態と着座不能状態との切換え操作をばねの付勢力でアシストする構成において、ばねの配置の自由度を向上させる。
【解決手段】車両用シートの操作アシスト構造は、長孔52が形成されたヒンジブラケット44と、ヒンジブラケット44に対して相対的に回転するシートバックフレーム24Rと、シートバックフレーム24Rに基端部が固定され、長孔52に先端部54Cが挿入されたトーションバー54とを備えている。車両用シートが着座不能状態から着座可能状態に切換え操作される際には、トーションバー54は、先端部54Cが長孔52の一端部に係合して軸線回り一方に捩られる。車両用シートが着座可能状態から着座不能状態に切換え操作される際には、トーションバー54は、先端部54Cが長孔52の他端部に係合して軸線回り他方に捩られる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
乗員が着座可能な着座可能状態と乗員が着座不能な着座不能状態とに切換え操作可能な車両用シートに設けられる車両用シートの操作アシスト構造であって、
長孔が形成された第1部材と、
前記切換え操作によって前記第1部材に対して相対的に回転する第2部材と、
前記第2部材に基端部が固定され、前記長孔に先端部が挿入され、前記着座不能状態から前記着座可能状態への切換え操作の際に前記先端部が前記長孔の一端部に係合して軸線回り一方に捩られ、前記着座可能状態から前記着座不能状態への切換え操作の際に前記先端部が前記長孔の他端部に係合して軸線回り他方に捩られるトーションバーと、
を備えた車両用シートの操作アシスト構造。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記第1部材及び前記第2部材の一方は、前記車両用シートのシートクッションフレーム又は車体に取り付けられるヒンジブラケットであり、
前記第1部材及び前記第2部材の他方は、前記車両用シートのシートバックフレームである請求項1に記載の車両用シートの操作アシスト構造。
【請求項3】
前記第2部材は、前記トーションバーにおける前記基端部と前記先端部との間の中間部を捩り変形可能に支持する支持部を有する請求項1又は請求項2に記載の車両用シートの操作アシスト構造。
【請求項4】
前記長孔の前記一端部及び前記他端部には、前記切換え操作の際に前記トーションバーの先端部が当たる樹脂製の樹脂部材が設けられている請求項1又は請求項2に記載の車両用シートの操作アシスト構造。
【請求項5】
前記トーションバーの前記先端部が挿入された孔が形成され、前記長孔に沿ってスライド可能に前記第1部材に取り付けられた抜止部材を有する請求項1又は請求項2に記載の車両用シートの操作アシスト構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関し、特に着座可能状態と着座不能状態との車両用シートの切換え操作をアシストする操作アシスト構造に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示された車両用シートは、シートを着座可能状態あるいは着座不能状態の一方から他方に切換え操作するときの操作方向に応じて正逆両方向へ相対的に回転する二部材(クッションフレームとリンク)に対し、その回転方向へ弾性力を作用させるトーションスプリング(捩りコイルばね)を備えている。この捩りコイルばねは、シートの着座可能状態あるいは着座不能状態においては、二部材の相対的な回転を補助する方向の復元弾力を蓄えた状態に保持され、シートの切換え操作に伴う二部材の相対的な回転の途中において、捩りコイルばねに蓄えられる復元弾力の方向が切換わるように設定されている。これにより、コストや質量の増加を招くことなく、シートを着座可能状態あるいは着座不能状態に切換えときの両方向の操作力それぞれ補助し、操作フィーリングの向上を図るようにしている。
【0003】
下記特許文献2に開示された車両用シートの反転操作構造は、シートをその支軸周りに使用位置と格納位置とに亘って反転揺動可能に装備した車両用シートにおいて、支軸とは別体の予備軸を支軸と同軸心上に配設し、予備軸に捩りコイルばねを外嵌装着して、シートの使用位置への揺動操作に伴ってシートを格納位置に向けて揺動付勢する付勢力を蓄積し、シートの格納位置への揺動操作に伴ってシートを使用位置に向けて揺動付勢する付勢力を蓄積する蓄力機構を構成している。これにより、シートを使用位置と格納位置とに亘って反転揺動操作する際の操作性の向上を、捩りコイルばねの耐久性の向上を図りながら、その操作方向に関係なく効果的に図るようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-80935号公報
特開2002-19505号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に開示された先行技術では、クッションフレームとリンクとの相対回転の中心となるヒンジピンに捩りコイルばねが外嵌装着される。同様に、上記特許文献2に開示された先行技術では、シートの回転中心となる支軸と同軸上に配設された予備軸に捩りコイルばねが外嵌装着される。このように、付勢する対象物の回転中心に捩りコイルばねを配置する必要があるため、ばねの配置の自由度を向上させる観点で改善の余地がある。
【0006】
本発明は、車両用シートの着座可能状態と着座不能状態との切換え操作をばねの付勢力でアシストする構成において、ばねの配置の自由度を向上させることができる車両用シートの操作アシスト構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様の車両用シートの操作アシスト構造は、乗員が着座可能な着座可能状態と乗員が着座不能な着座不能状態とに切換え操作可能な車両用シートに設けられる車両用シートの操作アシスト構造であって、長孔が形成された第1部材と、前記切換え操作によって前記第1部材に対して相対的に回転する第2部材と、前記第2部材に基端部が固定され、前記長孔に先端部が挿入され、前記着座不能状態から前記着座可能状態への切換え操作の際に前記先端部が前記長孔の一端部に係合して軸線回り一方に捩られ、前記着座可能状態から前記着座不能状態への切換え操作の際に前記先端部が前記長孔の他端部に係合して軸線回り他方に捩られるトーションバーと、を備えている。
【0008】
第1の態様によれば、乗員が着座可能な着座可能状態と乗員が着座不能な着座不能状態とに切換え操作可能な車両用シートは、切換え操作によって第1部材と第2部材とが相対的に回転する。第1部材には長孔が形成されており、第2部材にはトーションバーの基端部が固定されている。トーションバーの先端部は、第1部材の長孔に先端部が挿入されている。このトーションバーは、着座不能状態から着座可能状態への車両用シートの切換え操作の際に先端部が長孔の一端部に係合して軸線回り一方に捩られる。これにより、着座可能状態から着座不能状態への車両用シートの切換え操作をトーションバーの付勢力によってアシストすることができる。また、このトーションバーは、着座可能状態から着座不能状態への切換え操作の際に先端部が長孔の他端部に係合して軸線回り他方に捩られる。これにより、着座不能状態から着座可能状態への車両用シートの切換え操作をトーションバーの付勢力によってアシストすることができる。しかも、第1部材と第2部材との相対的な回転の中心にトーションバー(すなわち捩り棒ばね)を配置する必要がないため、ばねの配置の自由度を向上させることができる。
【0009】
第2の態様の車両用シートの操作アシスト構造は、第1の態様において、前記第1部材及び前記第2部材の一方は、前記車両用シートのシートクッションフレーム又は車体に取り付けられるヒンジブラケットであり、前記第1部材及び前記第2部材の他方は、前記車両用シートのシートバックフレームである。
【0010】
第2の態様の車両用シートの操作アシスト構造では、車両用シートのシートクッションフレーム又は車体に取り付けられるヒンジブラケットに対してシートバックフレームが相対的に回転される。これにより、例えばシートバックが起立した着座可能状態とシートバックが前倒しされた着座不能状態とに切換えられる。このシートバックを前倒しさせる操作や引起す操作を、トーションバーの付勢力によってアシストすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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